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シマエナガに続くもの。


丸っこい体からすっと伸びる黒色の尾羽。

真っ白でふわふわな羽毛に包まれた顔。
チョコペンで描いたようなつぶらな瞳。

特に正面から捉えた姿はディズニー作品の小鳥を思わせるかのようなファンタジーな風貌だそう。

北海道にしか分布しておらず、
その愛くるしい姿から「雪の妖精」とも言われている。

一時期。いや、今もなお絶大な人気を誇る「シマエナガ」。
現在、文鳥やインコ、キンカチョウなど多くの鳥類グッズが販売されているが、一世を風靡したシマエナガグッズはその中でも特に目にすることが多くなった。

そんなシマエナガが世間で認知されたきっかけはSNSだったと思う。
Twitterでバズったのはもう数年前の話。
そろそろシマエナガに変わる新しくかわいい生物がこの世に出現するのではないかとわたしは考えている。

今回はわたしの独断と偏見による選別になるが、
シマエナガに続く候補をここで紹介させていただきたい。


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「シロウサギウミウシ」

ウミウシという生物をご存知だろうか。
実はこのウミウシ、すでに一度話題になった過去があり、世間の認知度としてはかなり高い生物である。

生息地は海。
見た目はナメクジに近いが、カラフルでコミカルな体色をしており、その美しさから一般人からもかなり好感度の高い生物となっている。
青色の体に黄色や黒のラインを持ったウミウシの写真は誰しも一度は目にしたことがあるのではないか。
ポケモンにもトリトドンと呼ばれる名前で出演している。

今回ご紹介するのは「シロウサギウミウシ」。
名前にシロウサギとあるため、ウサギなの?ウミウシなの?と疑問を持つ人もいるかも知れないが正真正銘ウミウシである。
シロクマがクマであるようにシロウサギウミウシはウミウシなのである。

この「シロウサギウミウシ」、見たことない人が多いのではないか。
正直なところ、この子の可愛さは説明するより見てもらった方が早い。

ドドン!!…と画像を出せれば良いのだが、
大人の事情(著作権)によりここに貼り付けることはできない。
ただ、やはり皆様のお手を煩わせるのはこちらとしても申し訳なく思う。
そのため、絵を描くのは10年ぶり、美術成績「2」の決してうまくはないわたしが描いたシロウサギウミウシを描かせていただいたのでこちらから想像をしていただければと思う。

…本物はこの数十倍愛くるしい。

特に体が丸まっている時のシロウサギウミウシは可愛さ倍増である。
雪見だいふくのキャラクターとして出ていても良い、といっても過言ではない。
海の生物ならではの曇りのない真っ白な体。
真っ白な体にぽとりぽとりとあるオレンジ色の耳。
哺乳類と異なり体毛がないため、つややかなお肌がもちもち感を連想させる。
また体長が2〜3mmとウミウシの中でもかなり小さい。
本当に愛い生物なのである。

先ほどのわたしの絵でシロウサギウミウシが可愛くないと思われるのも本当に悲しい話だ。
手間を取らせる形にはなってしまうが、是非一度検索してみて欲しい。
ただただ知って欲しいのだ。この可愛さを。

雪の妖精に続く白くてかわいい生物。
この小さく真っ白なシロウサギウミウシは次の妖精に
ふさわしい逸材であることをここに示したい。


終わり。





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