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1人旅をして自分を元気にしてきた

 仕事も辞め、子供も去年結婚し自由な時間がやっとできたところで、人生の後半どうやって自分を幸せにしていこうかと考え中の50代後半です。
ま、とにかく動け、動けということで今年は好きな旅行になるべく行く、ということを目標にあげてみました。
第一弾として1月末二泊三日で徳島県の大塚国際美術館に1人旅に行ってきました。

目的地を美術館に選んだ理由はきれいなものをゆっくり眺めれば無意識の、自分でも気づいていない何かがひらめくのではと思ったからです。
 当日はこの10年に1度と言われる寒波になってしまい寒かったのですが風はなく、天気に恵まれ、気持ちの良い旅となりました。

初日は徳島城跡に行きました。
お城はもうなくて、門構えだけ残された公園があり、そこに博物館がありました。
博物館を見学して、参勤交代は船で大阪まで行きそれから、江戸を目指し、莫大なお金が掛かったこと、海べの町なので捕鯨が盛んだったこと、緑色の青い石がここでしかとれないことなどを知りました。


徳島城跡中央公園

二日目は大塚国際美術館に行きました。
徳島駅から路線バスで一時間ほどのところにあります。
この大塚国際美術館は、大塚製薬の記念美術館で陶板名画美術館です。
食器、お皿と同じように焼き物の大きな板に世界中の名画を原寸大で転写して1000点余り展示している美術館です。そのタイルの元の砂は美術館の近くの海岸の砂浜の砂を使っているそうです。
 私は最初に聞いた時に、名画を写しとったものを集めた美術館に価値があるのかと意味がよくわからなかったのですが、
焼き物は永遠に変色しないという特性を活かした世界の名画保存のための美術館とのことでした。
焼き物は永遠に変色しないことに初めて気付きました。今まで博物館に何度も行っているのに。
そういえば、縄文土器など土の色や焦げた跡、奈良時代の古い器など焼き物は色が変わってないなあということを思い出して、そうか!と美術館の趣旨と技術に感動しました。
大塚国際美術館では布地に書かれた絵や、壁画などもそのまま布地の風合い、岩のザラザラ感などうまく転写されていて、しかも原寸大なので迫力も伝わるように展示されていました。色もとても綺麗に再現されていて、焼き物の技術に驚きました。
美術館側もここで見て感動したら実物を観に行ってくれたら幸いです、と提案していて何かのきっかけの一つにもなりそうだと思いました。
有名な作品はほとんどありました。ダビンチの最後の晩餐もモナリザもピカソのゲルニカも。
入口入って直ぐに原寸大のバチカンのシステイーナ礼拝堂のミケランジェロの天井画は迫力満点でした。

美術館の立地も素晴らしくて海辺の静かなところに立っているのです。
海が見渡せる屋上にモネの睡蓮があり、夏になると本物の睡蓮が作品の周りに咲いてとてもきれいなんだそうです。陶板に写しとったモネの睡蓮、紫外線にあたっても、あの淡い感じが全然失われていなくて陶板の色彩技術に改めて驚きました。




今回の旅でちょっとした気付きが3つありました。今後の生活に役立てようと思います。
1つめは、ピーリングジェルを手の手入れの一つに加える、です。
ホテルで化粧水や乳液などアメニティグッズを一通りもらったのですが、その中にピーリングジェルがあり、誤ってハンドクリームだと思って手に付けたら角質がポロポロとれてびっくり。その後ハンドクリームを付けたら成分が染み込んでしっとりしたのです。ピーリングジェルで時々手の角質を取ることを今後お手入れに加えたいと思います。

二つめはホテル室内の乾燥には霧吹き!ホテル内は暖かくて良かったのですが、乾燥が酷くて苦しかったのです。そこで、100均で霧吹きを現地調達しました。効果抜群でした。今後の旅には必需品となりました。

三つ目は路線バスの旅がちょうど良いということです。旅行ではせっかく来たのだから無理なスケジュールを組みがちですが、路線バスだと時刻表に沿って行動範囲が決まってきますので無理ができない。そこが安全に旅ができると気づきました。まだ疲れていないと思っているうちにホテルに帰り着くくらいがちょうどいいのです。疲れてくると判断力が低下したり、落し物をしたりいいことはないですよね。私の年齢には強制的にゆとりを生み出す仕組みにしておくことは大切だと思いました。

来月は冬の終わりの沖縄に行きます。


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