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蝶が飛んで、蜜を吸う理由が知りたい(地球規模で)

やっぱり不思議である。
これだけIT化が進んで、わからないことはgoogle検索ですぐに答えが出る時代にもかかわらず、である。
なんで地球に生命が存在するのかが、解らないのである。

太陽からの距離うんぬんとか、海が発生する条件だったからとか、そんなことが訊きたいのではない。
地球に生命が存在する理由が知りたいのである。
蝶が飛んで、蜜を吸う理由が知りたいのである。

そんなものに理由はない、現象があったから結果があり、蝶は栄養補給して花粉を運び、自他の生命を次世代につなぐために行動しているのだ、といわれればそれまでだが、そもそもそうやって生命活動を維持しようとしていくのはなぜなのだろうか?
別に偶発的に生命が発生するのはわかるが、それを繁殖させていく意味はないのである。
さらにその生態ピラミッドから外れた我々人間が存在する事ももっと不思議である。

だれも教えてくれないので、今回はある仮説を立ててみたいと思う。

まず前提に、
生命="進化しようとするもの" と定義してみる。

進化しようとする仕組みが勝手にインプットされているものが、生命なのである。
つまりは、我々の通常認識以外の物体も、進化しようとしていたら、生命なのである。
進化を、誕生してから死ぬまで、または次世代間で起こるポジティブな変化とするならば、"星"自体も生命である可能性は無いだろうか?
星も永久不変ではない。生まれて、変化して、やがて死ぬ(無に帰す)。
広大な宇宙に文字通り星の数だけ生まれて死んでいく星の中に、進化をしようとしてる星があっても不思議ではない。

"地球"は、その中でも変わった方法で進化を起こそうとしている生命体のひとつなのではないだろうか。

この生命体の思考ステップは以下である。

(1) どうやったらもっと永く存在できるだろう?
(2) 殆どの星は生誕から滅亡まで、そのエネルギーが尽きるまで身を任せている。しかし、そのエネルギー源の生成や修復を自らの範囲で行えないだろうか?
(3)それが行える知的生命体を自らの中に発生させよう
(4)知的生命体が生まれるまで、生命を発生させてみよう

そうして地球には、海が生まれ、生命が誕生したのである。
そもそも生態ピラミッドは、人類がうまれるまでの仕組みをつくるものであったというのは少々傲慢な考えかもしれないが、そう考えると辻褄が合うのである。

つまり我々は将来、星が星たる燃料や環境を生成したり修復したりすることがカルマなのかもしれない。
我々の"何かを知りたい"というプリミティブな欲求も、そこから来ていると考えると自然である。

しかし現在、まだまだ我々の科学力では、逆に資源を消費するだけで、一つの星を修復したり太陽と同等のエネルギーを作り出したりするまでには至っていない。
このまま人間の進化が及ばず、科学力ものびなかったら、地球の進化も失敗である。うまく進化できなかったものは滅びる。それは恐竜とかサーベルタイガーとかと同じである。地球の進化が成功するか否かは、我々人類の進化が及ぶか否かで決定するのかもしれない。

というわけで、地球に生命が存在する理由は、星の進化における一つの実験であるといえるわけだが、そこでまた、一つの疑問が解決していないことにきづく。

上記、生命体が行いたいこと(1)で、どうやったらもっと永く存在できるかを考えているわけだが、どうしてそもそも永く存在したいのであろうか?永く存在すれば、いいことがあるのだろうか?いいことのために、存在するのだろうか?

蝶が飛んで蜜を吸うのは、単にその至高の瞬間の為なんだろうか。


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