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児発放デイ 2023年度研修・訓練一覧
2023年度ももう後半ですが、本年に必要な研修や訓練の実施計画は順調でしょうか。2022年度から虐待防止・身体拘束等適正化の研修が義務化となり、児発・放デイで年に1回は研修の開催が必要となりました。現在努力義務の研修も含め、研修と訓練を確認していきます。
児童発達支援や放課後等デイサービスの運営情報を中心に配信していきます。
記事前半を読むだけで十分な情報となるように心がけていますが、記事後半の深掘りはコミュニティ限定とさせていただいています。ぜひコミュニティにご参加ください。
研修・訓練一覧
義務研修・訓練
虐待防止(研修年1回+採用時)
身体拘束等適正化(研修年1回+採用時)
防災訓練(消火訓練年2回+α)
努力義務研修(2024年度から義務化)
感染症及び食中毒の予防及びまん延の防止のための研修 (感染症対策)(研修年2回・訓練年2回+採用時)
感染症事業継続計画 (感染症BCP)(研修年1回・訓練年1回+採用時)
自然災害事業継続計画(自然災害BCP) (研修年1回・訓練年1回+採用時)
推奨研修
業務管理体制研修(研修)
ストレスチェック制度(年1回実施)
ハラスメント(研修)
実施時期
採用時研修
職員採用からできるだけ早い時期に実施が望ましいです。
対象者は、管理者・児発管・直接処遇職員(児童指導員・保育士など)の他に、運転手や事務職員などの事業に関わるすべての職員です。また、常勤・非常勤も関係なくすべての職員が対象です。
研修内容は、概要的なことを主に全体像を理解していただくことが中心となります。
2023年度時点でオススメの研修は次の内容です。
事業所理念・案内
業務管理体制研修(法令遵守・人員基準・定員)
虐待防止
身体拘束等適正化
感染症対策(未実施の場合は次年度から)
感染症BCP基本事項の確認(未実施の場合は次年度から)
自然災害BCP基本事項の確認(未実施の場合は次年度から)
ハラスメントの禁止と相談窓口の案内
年間研修計画
計画的に研修が実施されることが求められています。
研修場所、講師、内容の指定はありませんので、事業所内で実施いただいても、都道府県・市町村が実施する研修会に参加していただいても良いです。
年間の研修計画の策定は、「処遇改善加算」を取得している事業所では、キャリアパス要件として「資質向上のための計画を策定して研修の実施又は研修の機会を確保すること」が求められているため、義務です。
一体として実施できる研修
虐待防止+身体拘束等適正化
虐待防止の取組みにおいて、身体拘束等の適正化について取り扱う場合は、まとめて取り組んで良いものとみなされています。
感染症対策+感染症BCP+自然災害BCP
感染症対策において、BCPについての計画実施を確認する内容が含まれているものであれば、まとめて取り組んで良いとされており、研修または訓練をまとめて実施できます。
記録の整備
記録が実地指導などでは確認されますので、必ず整備してください。
次の内容が最低限求められます。追加で詳細があるとなお良いです。
実施日時
開催場所
出席者(訓練で利用児も含まれる場合は記録すること)
内容(講師・資料など)
(訓練・検証結果)
消防訓練においては、消防訓練等実施届(消防訓練事前通知書)控えと消防訓練実施計画報告書をあわせて保管すること。
欠席者への対応
研修・訓練の欠席者に対してなにかすることは求められていませんが、研修であれば内容の確認、訓練であれば概要と結果の確認が望ましいです。
もし可能であれば、研修資料や動画を確認いただき、研修報告書かレポートを記録とあわせて保管すると良いでしょう。
未実施のリスク
身体拘束等適正化の研修を実施していない場合は、身体拘束廃止未実施減算の対象となります。未実施となれば、「過誤」請求により返金が必要となります。
防災訓練(消防訓練)は、法令違反となりますので注意してください。実地指導でも確認されることが多いです。
前半記事おわりとお礼
ここまでを前半の記事とさせていただきます。
お読みいただきありがとうございました。
後半はコミュニティ限定で、もう少し研修内容を深掘りした記事を配信しています。ぜひコミュニティにご参加ください。
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