「マイアミ・ヒートをすこれ」
こんにちはこんばんは。じはんきです。
今回はいつものネタじゃなくてこれを。
昭和のプロ野球、平成のJリーグ、令和のバスケット。1-2年前にマスメディアが流行らそうとした言葉です。八村塁のおかげで一気に注目度が上がったバスケットボールですが、それもあって世界最高峰のリーグであるNBAの露出も一気に増えました。
今日はそんなNBAのチームの一つ、推しである「マイアミ・ヒート」について語ります!
大注目の「予想外」
さて、いきなりですが
今シーズンのヒートめちゃめちゃ強いです。
久々のプレーオフでは、ヤニスのいる最強バックス相手に大立ち回り。対策をがっつりやって見事カンファレンス決勝にコマを進めました。
1988年創設、いわゆるエクスパンションチームの一つであるヒートは、トレードやFAでかき集めていく強豪として君臨した時代を過ぎ、「若手主体」のチームになりました…がこの若手がめちゃんこ素晴らしい。
今年のヒートの大躍進は(いちおうきっかけはあったけど)多くのメディアで「予想外」と言われまくったりしてて、とても嬉しかったりします。
「若い力」で勝て!
話した通り好調ヒートを支えるのが若い力、ここに見参。
まずはこの人、バム・アデバヨ。
身長206cmのPF/C。そこまで大きいほうじゃないですが、この人がすごいのは恵まれた身体能力から魔術師のようなプレーをするところ。それが何度も断続的に続くのでえげつないわけです。
(今年はあんまり見れなくなっちゃったけど)豪快なダンク、苛烈なディフェンスもさることながら、機械のようにアニメの中でジークンドーのようなプレー。スター性と堅実性を備えた次世代のスーパーマン。コーンフレークの栄養バランスのような、マイアミの街の何でも屋です。
お次はケンドリック・ナン。
ドラフト外からやってきたシンデレラボーイ。
怪物ザイオン、注目の八村、モラントに競りまくり、今シーズンの新人王2位にまで上り詰めました。
持ち味はなんといっても得点力。
次に紹介するヒロと並び、シューターとして高い実力を持っています。ステップバックも一級品。
これ以外にも豪快なダンクも決めちゃったりします。まさにナンでもあり。
どんどんいきます、次はタイラー・ヒロ。
198cmの恵まれた体格からバシバシシュートを決めるミレニアム生まれのコンボガード。
八村で注目された昨年のドラフトの、ヒートの1位指名はこの子でした。ちなみに指名された時一部のファンが叩いたとか。今じゃ立派なチームの顔の一人です。
プレイオフではかっこいいノールックパスも決めました。某朝の情報番組で特集されたとか。まじでかっこいいんだよな。
次はこの人、ダンカン・ロビンソン。
ヒートのシューターの中でも人一倍の注目を集めるロビンソン。圧倒的な3Pの決定力で打開してくれます。GOD。
この人がすごいのはただ成功率が高いだけの化け物シューターじゃない、「自分でスペースを見つけて撃てる」ところ。彼の動きが、実はチーム全体がしっかり得点するための道筋を作ってる、なんてこともしばしばです。移動砲台やりたい放題。
最後は新世代代表ダンカー、 デリック・ジョーンズjr。
オールラウンダーが多いヒートの中で、「一芸」にひときわ目立つのがこの選手。今年行われたダンクコンテストで見事優勝をかっさらっていきました。
ベテランだってガンバルんです
ヒートを支えるのは若い力だけではありません。彼らを支えるメンターが、このチームをより高みへ持っていくのです。
まずはキャプテンシーあふれる男、おなじみジミー・バトラー。
自分に厳しく、チームを鼓舞する熱い選手。なんですがバトラーの真骨頂は守備にあると思います。しっかりとスクリーンをかけ相手の動きを防ぐ。こういう時でもハッスルあふれるプレーが、ヒートの勝利を支えているのです。
もちろんインサイドで大暴れするオフェンスも、彼を象徴するものの一つ。優勝までしっかり暴れ切ってほしいものですね。
そして忘れてはいけないのが、われらがゴラン・ドラギッチでしょう。
今シーズンは主にシックスマンとしての活躍が多かったレジェンドですが、脅威の判断力を持ち味に、終盤ではまたスターターに舞い戻ってきました。
ベテランと若い力の融合。今シーズンのヒートは見ていて本当に楽しいのです。
ファンから見るヒートの魅力
マイアミ・ヒートってのはずーっと、とにかくいろいろ言われまくってるチームです。私はレブロン・ウェイド・ボッシュのスリーキングスの頃からファンになったのですが、まぁあの頃の言われようってのは、ね...
圧倒的な個の力、ファイトとガッツあふれるプレー。ファイターが揃うこのチームにナヨナヨしたものなんか、まったく感じない。だけどもそんなヒートはただ「強い」「孤高」だけじゃなくて、それだけじゃ表せない魅力を持っている。それは単なるテレビ的な面白さ、戦術の奥深さ、じゃなくて...人が持つ闘争本能、それをコートの上でこれ以上ないくらい出してくれるから、ずーっと見ていられるのです。
何度も触れましたが今年のヒートは、「若い才能と、それを支えるメンター」という構図になっています。ちょっとビジネスの世界のような感じ。(だからといってバトラーが一兆ドルコーチなのかというと違って、コンテみたいなイメージがあるのでね)でもスタートアップかというとそうではなくて、しっかりと時代に爪痕を残したうえでのリスタート。一度頂点を知ったチームが、どこまでまた戻れるのか。そうした過程を楽しむのもまた面白いのです。
もう失うものは何もありません。
マイアミ・ヒートを、全力ですこれ。
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