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事業家集団環境から多角経営できる経営者が多く輩出される理由②

私は、事業家集団環境で経営の基礎を学び、多角経営しています。
以前、その基礎として「お金」と「人間関係」の重要性に触れました。
今回は、さらに結果の原因をいくつかお話しできればと思います。

前回の「お金」と「人間関係」の重要性を読まれてない方はこちらをどうぞ。


1、生存率を上げる経営手法を習得すること

事業家集団で学んだことを活かして戦略的に多角経営をしているビジネスオーナーの男性が練っている戦略のイメージ

私は会社員家系で生まれ、自身も会社員だったため、元々経営の土台というものがありませんでした。
ゼロから起業する上でまず大事だったことが、「勝つ」より先に「負けない」経営手法を習得することでした。
負けないというとネガティブな響きかもしれませんが、それくらい創業後に経営を継続することが難しいのです。

国税庁の数字によると、会社の存続率は、設立して3年で65%、10年で6.3%、20年で0.39%、30年経つと0.025%といわれています。
つまり、創業からわずか10年の間に9割以上の会社が廃業するということです。

このような背景を踏まえても、まず会社員を続けながらコミュニティマーケティングやファンマーケティングを習得することが大事な一歩目でした。
仲間作り、ファン作り、販路作り、資金作りなど、起業後に壁になりやすい点を先に押さえる合理的な手法です。

2、未常識な領域にチャレンジすること

事業家集団環境で学んで挑戦する未常識な領域のイメージ

コミュニティマーケティングやファンマーケティングを、大手企業が採用することは常識になっています。
この手法を実績が無い個人が行う際には、社会的な信用がまだ低いため、誤解や偏見を打ち破り、実績と信用を勝ち得る必要があります。

例えば、大手企業が人を募ると「採用」ですが、実績が無い個人が人を募ると「勧誘」と言われることもあります。
人を集めてモノを売ることが商売の基本ですが、それを実績が無い個人が行うと、ねずみ講やマルチ商法だと誤解されることもあります。

すでに常識となっている分野や領域はレッドオーシャンのため、資金面やリソース面で参入障壁が高いです。
まだ常識となっていない未常識や非常識な領域は、参入障壁は下がりますが、誤解や偏見や不条理と戦う必要があります。
何事もトレードオフなのです。

ただ、準備期間を短縮し未常識な領域にチャレンジすることは、たくさんの経験を積み自分を鍛える点で私には適していました。
その時の経験が業界を変え多角経営する上でも活きています。

まとめ

起業や多角経営をしようと考えている人は、以下の2点をまず実践してみましょう。

  • まず、生存率を上げる経営を学ぶことが大事である。

  • 未常識な領域にチャレンジし、経験と実績と信用を勝ち得ることが、後々の財産になる。

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