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緊縮財政は、政府機能も駄目にしてるでしょ?

現在、多くの政府や行政のシステムもオンライン化や合理化が進んでいてやりやすくなってるはず、なのですが様々な問題を抱えている、あるいは問題に直面している実感しているなどある方、多いのではないでしょうか?

それは勿論、行政機関内部の人でも同様かと思いますが…。

バグだらけ?

オンライン申請だの電子報告だのなんだのって色々と使う業種は多いですし、一般の事業でも政府や行政が関係する場合にはそれらの問題に直面して対処に苦労する人多いかと思います。

しかし、実際にその様な事態に陥った時には対処できない人がほとんどです。
当然です。
素人なんですから!
素人でも楽にできるようにしているのが電子申請やオンライン申請等のインターフェイスのハズですけれど、それらが見づらい。
または表示がおかしい、壊れてる等は結構あります。

動作が変なのや、入力を受け付けない等多数の被害(?)を見聞きする本職の人も多いと思います。
福祉事業関係ではそれらが最近と言っても良いレベルで整備されているなどがありますから、それこそ動作バグなんかは結構あったりしました。

仕様で片付けてバージョンアップしました!なんてのはザラだったりしますし、インターネットエクスプローラーでないと見れないサイト、入力できないサイトなんてのも結構あったりしますし、まだまだ多いです。

基本バイト、的な?

聞いた話で恐縮ですが、多くこの手の案件を請け負うところは最終的には孫請で済めば良い方だとか。

ひ孫、玄孫、遠い子孫請けみたいな状況も多く有ると聞きますし、アウトソーシングで効率化!合理化!利益率アップ!なんてした所為で、現場で作業するのが大学生のバイトレベルなんて話も。

そうなった場合には、アプレットの組み込みやWordPressのテンプレートやプラグインそのままぶっこむ的な事も多いという話でしたし、それを動作確認する環境も整っていない、なんて場合も。
酷い時は個人のフリーランスを自称するフリーターにやらせるところもあるとか。

行政やらなにやらが全部が全部そういう案件とは言えませんが、例えば横浜市の様に予算を削減して効率化!なんてのを自慢した結果とんでも無い使い勝手が悪い、サーバが特定のブラウザしか反応しない等の問題を抱えたなんて事も。

コスト削減を大正義としてるから

結果的には、必要な経費も削減してなんぼ。
プログラム関係ならネットが使えれば人件費の安い海外に送ってネットでやり取り、サーバ介して組み込みます、もできるんしします。

当然、その精度はたかが知れています。
勿論、海外でも優秀な人は居ますし、当然ですけれど結果は最高てのはあります。
ですが、海外に会社を作って(登記して)そこでバイト的に雇うだけなら誰でもできますから、海外支局的に使う会社も。

そうなると、給料はでるし締め切りさえ守って最初は動いていれば良いとなる状況も多く、過去には映像制作関係でそういう問題等もありました。

また、マルチメディアプレゼンテーションの場合には作成は海外にやらせてってのが有ったりしましたが、コスト削減の為に修正等の契約してないなんて場合も。

そうなると、出来は最低、バグもあり(一部で動作しないなど)それらの修正には金を追加でよこせ!みたいなのが多かったとか。
一部デザイン界隈、クリエイター稼業集団に韓国や中国の評判が悪いのはそういうのの修正を無理やりやらないといけない状態が多々発生したから、なんて話もございますけれど、やすーーーくやらせる事前提の場合には成果物の一回目の受け渡しで金を払わないといけない、という勘違いがあって全額はらってしまったりなんてミスも。

確かに安く早くできますが修正や変更に関しては金を払う=完遂って概念の外国の方には通用しないんですよねえ。

だって払ったんだもん、仕事は終わりです。

緊縮財政下における低賃金クリエイト

結局、海外での下請け作業を求める場合にはこの様な慣習の違いなどで問題がでて全体に安い結果、質も悪いつまり、安かろう悪かろうの連続なんて事も結構あって、その尻拭いをそこそこギャラが高い人が修正だけだからで安くやるって事も。

加えていうならソースが無い場合もw
素データがない、基データが無いなどで修正が部分を組み替えるだけになるからやっぱね、という事に。

で日本でも学生バイトに簡単にできます!等を軸にした人がでてくると勿論安上がりですが技術が育つと高くなるからそこでまた安い人を使う。

この低賃金クリエイト状態を維持していった結果、全体の質が低下してるのはあるんですよね。
信頼の日本製なんて実のところアニメでも工業製品でもなんでもだいぶ減ってるのはその影響なんて事も。

理由はリーダー不在、管理者の消失

パーツごとに組み合わせる、使えるアプレット等でごまかす、プラグインでなんとかなるって事でやっていくと、必然的に問題がどこにあるかを調べる事ができません。

例えばプログラマとSEとデザイナー等が揃っていて各部門にチーフ(リーダー)や管理者がいて、それを統括するプロジェクトリーダーがいれば問題は部品を一つにする段階で有機的に解決できるんですがコストが低ければとりあえず動かすだけ。

修正や、クオリティアップはとりあえずアップデートやバージョンアップした商品でなんてやってるとバグや問題点は潜在したまま。

しかも全体を把握し統括するリーダーが居ない訳ですからプロジェクトの構造面の問題や組み合わせの不備などを指摘できる人もいません。

これらは、大体予算を低くするために高い給与を支払う人を減らした結果です。
イベントでもプログラムでもソフトウェアでも車でも演劇でも高い金を一人にはらってあとは安く使える人で!と言う事でもっと悪い循環、後進が育たないという事に。

こりゃ日本衰退しますよね…。

必要な支出はしよう!

ここまで凋落するとあとはダンクーガノヴァだなwという展開にしかならん気もするはしますが、いま出せる必要な予算は下手なカットはしないと意識を変えないといけないし、政府や行政、官僚は緊縮財政、プライマリーバランスなんて事をかなぐり捨てて、政府の赤字は投資額という基本に立ち返るべきですよね。

政府がプライマリーバランスばかり考え、収入は黒字にしないといけない、なんて製品を売ってないのにありえない幻想だって気づかないといけません。

サービスの提供が利益に繋がると考えるならサービスを惜しんだら対価がでる訳ないです。
納税者が気持ちよくお金を払う(納税する)ためにはカスタマーサービス、顧客満足度が高くなければありえないのですよね。
役人思考のまま、企業的利益追求を行政期間や国、官公庁がやったら、周るべきお金も回らないし、サービスも不十分なまま。

現実に、企業が金を惜しむのも国民が金を使わないのも持っていかれるだけで満足度が皆無だからなんですよねえ。

そして、行政のシステム運用も穴だらけ、バグだらけ、そして機能不全状態。
IT立国だ技術立国だなんだと言いながら、全く機能しないシステムを構築するのも金を惜しんでいるから、というか守銭奴になってるだけだから。

ちゃんと使うべきところに使う様にして、国も企業も国民も三方良し!にしないといけないんじゃないか?と行政関係の電子申請等の不具合に悩まされながら思うのでした。

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