見出し画像

そこに何もありません

景気が悪くなってから笑い話じゃあ済まなくなったのが一族の隠し財産ネタですね。

隠し財産と言ってエロ本部屋を作っておくとか、大事な財産ってじいちゃんばあちゃんが耐火金庫にしまっていたのが家族の写真や思い出の品って言う微笑ましいネタや笑話、冗談で通用したのはおそらく2012年くらいまででしょう。

東日本大震災でそれらが本当にお宝と言う事はわかってしまったし(エロ本部屋は違うがw)、綺麗事ではなく金では買えないお宝って言う存在があると言う認知はできちゃったと思います。

ところがそれでも連綿と続くお宝=資産価値のあるものと言う幻想には抗えない人はいるし90年代終わりからこの手の隠し財産に踊りまくる人はいます。
特に父母や祖父母が言う様な我が家の財産や一族の隠し資産と言う話で即、現金や資産価値のある物品と言う事に囚われて、傍迷惑な行動を起こす人は居ないわけじゃあないんですね。

この辺はどうも賃貸住宅関係でも増えているようで、祖父母や父母が財産は隠してあるみたいなことを言って賃借人に対して退去を命じたり嫌がらせで出て行かせるなどが増えていると言う現状を見聞きします。
ビルなどだと隠し金庫でも想像するのか大家親族が店子のメンタルが病むほどの嫌がらせを繰り返すなどがあるそうですが地元プラス外面がいいと言う条件が重なり店子が悪いと周囲が判断する事も。

それで退去しても、実際に財産が無ければ店子や他の親族へ疑いを向ける様ですから、変な連鎖は続く事になります。
特に隠し財産や遺産に血眼になってる者が1人でもいたら大変な事態になるのはあるんですよね。

実際に隠し財産があるとしても、金に困ってる様な人以外には興味が薄い(冗談か別に事と考える)のですが金に困るとそれは目に見えない実在する希望、つまり強迫観念として動く様で、実際の状況を無視して被害を広めます。

ただ貸した建物や土地にそう言うのが有れば工事や掃除などの時に出てきますでしょうし、現金や有価証券なら紙が腐食しない様に注意してしまっているでしょう。
それらがない、報告や怪しい動きがないならば隠し財産が存在してないか別の形を持ってると言う考えは大事なのですね。

それは土地そのものかもしれませんし、別の何かかもしれません。
別の何かだとしたらそれがどう言う価値を持つか考えないと、ただ傍迷惑な土地持ち、賃貸持ちとして破綻していくのであろうな、と言うのはやはりこれも見聞きしてるので思うところだったりします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?