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8.7横浜市長選、公示前

混乱しつつある市長選という感じがする状況になっている横浜市長選挙。
自民党は小此木さんなのか林さんなのかは自由裁量の様ですし、他の政党も離党した人や今回初選挙な人、野党が希望にする人なんて色々といる状況です。

とは言え、市民にとってはこの選挙において判断するのは市民生活をどうしてくれるのかい?てなところが大きい訳でしてそれを放り出してカジノ、カジノの一本槍な林市政への批判がどうでるか、という事が注目する部分の一つとも言えます状況です。

自民党、二分する。

自民党は小此木八郎が市長選挙に出るとなって、かなり揉めたようですが菅総理が小此木候補を認める的な発言をした事から、5区の頭領たる酒井学は小此木支援で決定している模様。

ところが市会では泉区選出の横山勇太郎が林支援となっていて同じ自民党でも市政と国政では正反対という図式になっています。
また、動きが不明な県会になってくるとどう動くのか、という感じで横浜市のみならず神奈川県の自民党の勢力バランスが変わるかもしれないのが今回の選挙という事になるのですね。

地方選挙でも国政議員の応援はありますし、他地域からくる事も普通にあります。
これは市長選挙であっても同様ですが、他地域の市会議員や町会議員も動員される事は想定される状況とは言えるのですよね。
この状況で他市や多町の議員がやってくるとなるとどちらにどう応援に着くかでその人のいる地域の自民党の地方行政の方策が見えてくるというものです。

観光を目玉にしたい秦野市や伊勢原市の自民党議員はどう見ているのか?
小田原や箱根等はどうなのか?というのも判断の基準にする必要はあると思いますし、横浜市でカジノ一本槍の林文子市長が再選となると神奈川県のIR行政は大きく影響を受けるのではないか?と目されるのですね。

野党公認?山中竹春はどう動くのか?

すでに選挙に備えての動きをしている山中竹春はここ暫く精力的に動いていました。
市内の駅や広場、人の集まるところへの露出や演説等を増やすことで知名度、認知度を上げている動きをしていました。

ある意味では自民党が得意としていたどぶ板選挙のような形になりますが、戸塚、泉、瀬谷のみならず緑、神奈川、都筑等も含む全域をカバーするかの様に動く事で、自身の今後の市政への取り組みをアピールしていた訳ですね。
だからと言って必ずしも良い結果だけとは言えません。
例えば共産党も支援する一つですが、共産党は支持者や協力者、ボランティアのほとんど、いや全てと言っても過言ではないれべるで高齢者しかいません。
若いってのも恐らく知る限りでは五十路後半。

この高齢者ばかりの共産党が動く事でのマイナス効果ってのは街宣車に顕著にあらわれてしまいます。
高齢者の運転の問題、道交法をあまり守らない、危険な侵入をする、人をはねてしまいそうになるなる等のマイナスの行動、また録音した音声も老人のようなハリのない喋り方では若い世代に対して好印象とはならない現実もあります。

応援し、市長選挙で勝つために連携するのであればまずは惜しんではいけない金の使い方があるはずですが、共産党自体が支持者に若者が居ないこと、年金生活者も増えている事、また自腹を切った支援活動が多く、活力が見られないこと等の問題があり、候補としての山中竹春さんを応援するにはあまりにも印象を悪くしているというのはあるのですね。

特に野党連合としての応援だとすると、野党の持つネガティブイメージを払拭して横浜市に活気を、市民生活を改善する等をいう必要があるのにそれができていないのですね。

立憲民主党がメインで動く時にも、困ったことが発生してる状況はあるのですよねえ。

ラディカルフェミニズムの意図せぬ妨害

自民党に対してはほぼ、そういう行動に出ないラディカルフェミニズムになってしまっているフェミニスト界隈ですが、立憲民主党や共産党、あとはギリギリで国民民主等の政党が居る時には必ずそこに居ます。

いわゆるサクラとしての機能をもたないといけないのですが、立憲の議員や共産党、また市民ネットワーク系の人に対しても攻撃的に文句をいう姿が目立つのです。

実際、なんどか目撃する状況としましてはなぜか市政の話をメインで行わないといけない状況下で、某議員の14歳との恋愛関係での反対はしないのか?ですとか女性に対して冒涜的な事をいった議員に対してなぜ何も言わないのか?という横浜市長選挙とは直接関係なことを聞きまくり、言いまくる姿を多々目撃しました

それに対する満足する答えが来なければずーっと粘着質に言い募り、候補に対してもコロナより女性への侮辱が!的になるし、カジノ問題より例の議員への問題を問え!的な言ってしまえばカルト的な狂信的なそれが目立ってしまうのですよね。

そのため、集まっていた人もだいぶ遠巻きになってしまうという問題があるのは否定できない事実なのです。

太田正孝という存在

かなり威勢よくカジノ批判をしている様ですし、菅総理を悪党呼ばわりした等で保守、右派系の人達からも評価は高いようです。

しっかりとした反カジノ対応をしないという理由から立憲民主党を離党し、無所属として出るという事で、さらに右派からの応援が集まりやすくなっているのはありますし、候補としては有力な候補の一人といえるでしょう。

彼の主張は、メインがカジノ反対で次が恐らくコロナ撲滅。
この部分は、先に述べました山中竹春と同様と思いますが、その後は関内駅前の旧市庁舎と横浜スタジアムの市民利用、米軍跡地(根岸地区に言及している)の利用等ですが、横浜市全体というより横浜市の中心部分しか見ていない感じですね。

瀬谷に向けてモノレール開通!なんて言ってますけれど、モノレールを開通うさせるには採算が取れるか等が重要なポイントともなります。

瀬谷米軍跡地へのテーマパーク誘致が絡む?

瀬谷通信隊と言いつつ、旭区にもかかっていますからかなり広い土地ですがここにテーマパークを誘致するという話が降って湧いた事があります。

この土地は交通の利便性がテーマパークを作る時にはひどく悪く、そのために道路の整備、東名横浜町田からの導線の確保のみならず横浜新道や第三京浜等からの導線の確保のために、立ち退きを迫られるところが増えるという話もあり、地域住民の反対で無しになったという話もありました。

その立ち退きのための土地には老人施設や運送会社、店舗や住宅地(最近再開発されたエリアもある)等があり、そりゃあ難しいでしょうという話になります。
学校や、幼稚園等も有ることから交通量が増えることでの事故や、犯罪の問題に加えてゴミのポイ捨て問題なども取りざたされていたなんて話もあるのですね。

特にテーマパークは何を、どこを誘致するのかも判らない状態で誘致をする事だけが進んでいた様ですが、実際には米軍に土地を貸していた地主達が農業ではやりきれない、ということで土地を貸す事に必死になったのだという話も聞き及びました。

だとするとそれは自民党の農業政策の失敗ではないのか?という話にもつながっていき、反自民の風を起こせると踏んでいる人も少なくはないとの事なのだそうです。

因みにIR事態は悪くはない

IRは総合型リゾート開発推進法だかなんだか。
つまり、観光、宿泊、移動等を含めてその地域の観光資産の整備、地域のインフラの整備を行う事等ができる法案でありますし、例えば横浜でいうならみなとみらい地域だけではなく、戸塚区の史跡やシーパラダイスの整備等をして横浜にくる観光客、特に外国人観光客を留めおく為の工事等ができるといったようなモノ。

即ち、横浜の観光資産を活性化する、また宿泊施設を整備する事で横浜港を利用する大型客船等の観光客を、港から都内へと流出する事を避けるために行う施策全般が該当するはずなんですね。

なので、IR自体にはハマのドンと言われた藤木さんも反対はしていなかったとも聞きますし、多く市内で事業を行っている業者は経済状況の改善につながると期待している状況でもありました。
しかしながら、IRではカジノを作る事も許容範囲という事で、林市長はカジノに着目、そのうちIRを利用した・活用した横浜市の活性化等よりもカジノを誘致する事がメインになってしまったのは否定できない現実の認識って感じです。

ただ、IRを全否定する様な状態で反カジノとなってしまうのなら横浜市の観光収入はなくなるも同様。
IRによる、観光資源の活性化、市内宿泊施設の整備、道路交通等のインフラの整備等を行う事が必要なのは、これは横浜市の経済界でも共通の認識ではあるようですね。

そのためには、荒んだ状況にある石川町の一部などを改善する事が必要でそれをできるのがIR、だったはずという裏切られ感も強く影響しているといえるのですよね。

現状、カジノだけが問題である。

バグジーだけがラスベガスを作ることができた、なんてーのはスター・トレックディープスペース9で出てきたフェレンギ人の格言ですね。(金儲けの秘訣という中の一つ)

バグジーは、自身がギャングであることから、まずギャング等のいわゆる反社を排除する事を念頭に作ったなんて話もあり、カジノという大金が動くところでの反社会組織の存在が利益にならないと言う事を伝えられていたりもします。

また、ある話ではマカオのカジノは雇われディーラーの若い人ほど、カジノにはまる、いわゆるギャンブル依存症になる確率が高いなんて話もあったりします。

カジノによる依存症の問題、ギャンブル依存症等に関しては多く意見が分かれるところと思いますが、パチンコでの犯罪の誘発(言われるほど多くないという話もありますが)等を考えると危険を感じるのは、一般人の性ですね。
また、大金を狙っての犯罪者の跋扈をも不安に感じるでしょう。

実際、整備されていない、あるいは警備や体制がしっかりしていないところのカジノでは犯罪の多さは大きな損失になっている、なんて話も。

林市長の案では、カジノによる税収の増加を見込んでの事で、カジノがあれば市の財政は潤うという事になっている計算です。
ところがカジノエリアを維持するための費用は計算されていない、なんて批判もあるし、カジノを定着させる(外国人観光客に認知させる)ための予算、広告費用はどうするのか、という話もでてくる事から、IR賛成の人もカジノは反対という意見になっていきます。

そのカジノも日本特に横浜市にある企業を使うのではなく「カジノ運営経験のある海外の企業」を優先する等という話が漏れ伝われば、市内の業者や経営者、インフラ関係の会社等は潤う事はないのですね。
寧ろ、造成、建築、運営に関わらないで収入が減る事での市民からの市税の減収が見込まれる、なんて話もあったそうですし、外国企業や外国人労働者を大量に受け入れても、横浜市民の経済状況が好転する訳ではない、という事での反対もあったそうです。

しかしながら、林市長はカジノをするには海外企業の誘致ということでしか頭が回らない状態になっているのか、最終的には中国の企業を呼ぶということで、どうやら中華街関係からも反発があった、とか。
その様な状況での署名だのなんだのの数が20万近くあつまっても「民意は関係ない」と独裁的に切り捨てた等の話がでてきたらもうねえ。

カジノをやるためにいくらもらった?という事が噂されてもしかたない状況で事は推移しているのですね。

さて、恐らく混乱は続く

こんなカオスな状況が延々続いている横浜市政ですし、カジノを受け入れる事が十分できる、大量の外国人観光客に耐えられるを見せるためにダイヤモンド・プリンセス号を受け入れる等をした結果、横浜の医療インフラ弱くねえ?とか市民生活に犠牲を強いる事おおくねえ?なんて状況でコロナの感染を増やすなんて状態になったとも言われていますが、その後暫く姿を見せない状態でした。

選挙が近づいてまた姿を表している感じですが、しかしながら市民に迷惑をかけまくる市長というイメージは消えないのですよねえ。
これは待機児童ゼロという、言葉マジックの頃から延々積み重なっているのでそう簡単に払拭できないネガティブイメージですが、カジノ反対だけで乱立するおよそ8名の対立候補は、反カジノ票を分裂させる事になるので、如何に得票率が少なくても林再選の可能性はある、という慢心もあるかもしれません。

そこに松沢成文の維新を離党しての立候補。
この人もカジノ反対ではありますが、明確な横浜市政への考えが見えなかったりしますし、維新の首長は不安を煽る存在でもあるから一時的に逃げただけじゃないか?なんてのもあります。
特に、大阪でのコロナ感染状況は橋下治世下での医療の削減が原因、なんて話も広まってきている状況で、この感染状況。
神奈川の感染者も増えているという中で、果たして橋下さんがやったという医療削減の恐怖を払拭できるのかなどがでてくるでしょうし、維新を辞めたからと信頼されるとも思えない。

総勢9名の候補者が反カジノと親カジノで戦う上にコロナ対策でも戦う。
のみならず市政や市の財政の再建、市民の生活の改善等を元にどれだけちゃんとやれるのか、というとあまり明確にそういう事を出してない人が多いのですから、カジノ連呼の煩いだけの選挙になりそうで嫌ですね、と。

そしてまた林市政となると最早横浜市の崩壊は加速するだけじゃないのかい?なんて気がするんですが、選べる様な存在はいるのか?という市民の不安がまた増えているのではないかなぁ、と。

特に若い世代には混乱した年寄の椅子取りゲームにしか見えてないと思います。

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