ほうれん草キシキシ歯の不快感
ほうれん草が好きだ。
生でも炒めても煮ても美味しい。
だが、ほうれん草を食べると歯がキシキシする。
歯がキシキシするのはとても気になるので、ほうれん草を食べる時は必ず事前にあく抜きに長く水に浸してから食べるようにしている。
だというのに、先日帰りが遅くなり急いで調理をしたところ、美味しいほうれん草炒めだったが、やはり歯がキシキシして、悲しい気持ちになった。
ほうれん草を食べるとキシキシするのはシュウ酸という成分が咥内のカルシウムと結合してシュウ酸カルシウとなり歯に付着するせいらしく、シュウ酸はアクの一種なのだそうだ。
なにを許可なく人の身体の中で化学反応しているんだ! と文句の一つも垂れたい。
垂れたいがそれは理不尽というものなので私が化学反応に気を付けなければならないのだ。
ちなみにシュウ酸は水に溶けやすいので、下茹でをすると良いらしい。
私は、炒め物の時は下茹ですると必要以上にべちょっとしてしまう気がするので、水につけてあく抜きをする。
しかし、それが足りないとキシキシしてしまうので、しっかり水に浸けるのだ。
面倒でもそれをしないと、キシキシして美味しい食事が残念な気分になってしまう。
キシキシは悲しい気持ちにさせる名人なのだ。
キシキシのせいで他のおかずにまで影響を与えてしまう。
キシキシが気になって十二分に他のおかずを楽しめないのだ。
キシキシはしっかり抹殺しないといけない。
ほうれん草炒めは見た目以上に手間がかかるのだ。
『ほうれん草キシキシ歯の不快感』 鶴群
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