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失業すると地獄だこの国・・・

失業したんですよ。正直。

労働環境が悪すぎて、役所に相談しても無理で、遂に自己都合で辞めたんです。

自己都合。

会社を辞めるときって、基本「自己都合」と「会社都合」があるんですけど、「自己都合」での退職の場合には、失業手当も普通には貰えず、1週間の待機期間後に3か月の給付制限期間があるんです。

つまりはお金がもらえない期間がだいぶ増えるんです。


貯金がなかったら死ねってことですか?

3ヶ月放置とか正気ですか?

そして失業手当は勤続年数にもよりますが、数ヶ月で終了です。

私の場合は3ヶ月で40万円。それが終われば終了。

・・・地獄だこの国。


だから労働者的には自己都合での退職はさけるべきなのですが、会社都合は会社にとってのデメリットが大きく、やりたがりません。

それに、やばい会社なんてさっさと辞めたいじゃないですか。心も体もどんどんボロボロになっていくんですよ?

さて、また歴史的名著の「COMPANY SLAVE──労働をまだ知らない人たちへの労働テキストブック」を紐解きましょうか。

これによると、日本人の失業率は世界でもトップレベルに低いことがわかります。

日本の失業率は3%。他国は大体4~10%なので大して変わらないような気がしなくもないけど、とにかく日本の失業率は低いのです。

素晴らしいことだと思いますか?

でも「自分がもし失業したら」を考えてみてください。

日本において失業の恐怖って半端なくないですか?

次の仕事は見つかるのか、貯金はもつだろうか、世間からどんな目で見られるんだろうか、失業手当て少なくね? …いろんな恐怖がありますよね。

じゃあ海外はどうなのかと言えば、これがもう比較にならないほど失業者へのサポートがあるんです。

まずノルウェーでは、年収5万ドルの人が失業した場合、

収入の60%(3.6万ドル)が5年間支給されます。5年間ですよ!?

そりゃもう仕事辞めて世界に旅立てるわけですよ・・・

フランスでも、2年目までは約3万ドルが支給され、そのあとの3年も約1.5万ドルは支給されます。1.5万ドルを日本円で換算すると160万円ですから、これでも単身だったら1年暮らすことが可能な額ですね。

イギリスは他国に比べて額は低いですが、1.4万ドルが5年間支給されます。

日本はというと、1年目は2.25万ドル、あとの4年は0.15万ドル。日本円で16万円程度しか貰えないということになっています。

(いやいくら安月給とはいえ、私の3ヶ月40万円ってヤバすぎでは?)

紛れもなく地獄だこの国・・・。


つまりね、日本は失業したら死ぬ国なんです。

だから失業しないために意地でも会社にしがみつき、ブラックだろうが勤め続けるわけですね。

それが世界でもトップクラスの失業率の低さを生んでいると。


・・・ああ、地獄だこの国。

生活が苦しいです…サポートをお願いします…。