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【報道貴族】毎日新聞記者、取材が「尋ね人」化しまった背景を探る!

石川佳純さんと縁のある人募集

マスコミ関係者の取材方法について疑問を持つことが多く、またSNS上でも批判的な意見は散見されます。そも一つが災害、事故の際に当事者、または目撃者と思しき人物に写真、動画の提供を求めることです。

クレクレ取材などと揶揄されています。「突然のご連絡申し訳ありません」で始まる定型文を各社が使っていて、マスコミ関係者のツリーになることもあります。

ところがもっとスゴイ取材スタイルが発見されたのです。ロンドン、リオ、東京五輪卓球で3大会メダリストの石川佳純さんの引退報道について、毎日新聞の福原英信記者の投稿が話題です。

毎日新聞社山口支局、記者2年目 教育・子ども福祉・人権問題を取材したい。 写真にもこだわります。

本人Twitterより。
現在は削除。

Twitterで石川さんに関する情報提供を求めるという。石川さんがこの投稿を見たらどう感じるでしょう。まあもちろんこの手の取材は慣れていると思います。石川さんはアイドル選手扱いだから写真週刊誌のターゲットにされたこともあるでしょう。しかしここまで堂々と「プライベート漁り」を公にするのも珍しい。

出身校も所属クラブも判明しているんだから、自分で聞き込みをして情報収集すればいいのに。

それに毎日新聞の名刺をもっていけば週刊誌よりは関係者の理解を得られるのではないでしょうか。子供の頃の練習風景やエピソード、恩師や友人との逸話だとかそんなハードルが高い取材とは思えないんですよ。

しかも地元支局にいてTwitterで情報クレクレは相当、痛い行為ではないでしょうか。この記者さんは相当の度胸か、単に判断能力がないだけなのか、あるいは…まさかなんですけど…。

もしやこれが新聞記者の仕事と思ったのでは?

ネット上、特にTwitterで『毎日新聞』という報道機関がどういう評価を受けているのか念頭になかったのでしょうか。多くのユーザーたちがハイエナの如くツッコミを狙っているんですよ。

にも関わらずあの投稿は「押すなよ、押すなよ」って熱湯風呂に入るようなもの。まだ経験が浅いとはいえあまりに迂闊です。三行広告で尋ね人をやっているんじゃないだから。

だったらもう毎日新聞は「急募、スクープネタ 情報求む」みたいな産業広告を出してみては?

ところがこの福原記者、確かに行為としては大失態でしたが、彼に責任はありません。おそらく福原記者は先輩記者の仕事をみて、これなら「Twitterでジモティー取材アリじゃね?」ぐらいに思ってしまったのではないでしょうか。

あるいはスタンドプレーが目立つ毎日新聞だからこの先、Twitterで記事ネタ募集というスタイルが確立されるかもしれませんね。


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