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『国葬』閣議決定撤回! 事務局が新興宗教団体ってどうなの?

いざコトが起きればデモ、集会、署名とかまびすしい左界隈。言うまでもなく安倍元首相の国葬に対しても活況です。

諸宗教者共同声明「安倍元首相の『国葬』閣議決定撤回を求める」賛同者登録シート 

宗教団体からも国葬反対の声を挙げます。「平和をつくり出す宗教者ネット」がネット上でこう呼びかけています。

何よりも、殺害の動機が政治的信条などではなく、カルト教団の広告塔に対する怨恨であったことが明らかになった以上、安倍元首相の生前の政治家としての姿勢が問われることになりました。

カルト教団と称し、統一教会の名を挙げない辺りが可愛らしくもあり。

「カルト教団」。

ところが「平和をつくり出す宗教者ネット」事務局は日本山妙法寺(東京都渋谷区)というそれはそれは典型的な新興宗教なんです。

60年代から成田国際空港建設反対運動に加わっていた法華宗の宗教団体で成田に三里塚平和塔を建設しました。その抗議はなかなか激しい。

塔に設置されたスピーカーからは、僧侶の読経や団扇太鼓の音が大音量で流され、塔が障害となって計器着陸装置が機能停止に陥ったといいます。

新興宗教と信者のトラブルは無縁ではないと思います。先の統一教会問題などはその最大級でしょう。

現在、左派を中心に旧統一教会の政治活動、布教活動を制限せよとの声が強まります。ただしかつてオウム真理教による地下鉄サリン事件の後でも日本に野党、左派は破防法適用を反対しました。ところが統一教会だけに厳格というのは公平性を欠きます。

いつも同じことの繰り返し。自分たちの価値観に合わない人物・団体に対しては異常に厳格な日本の左派。新興宗教自体の政治参加について制限を加えるのか、統一教会だけが特別なのか?

成田闘争以来、反体制活動を続けてきた日本山妙法寺は新興宗教ですが、政府に抗すれば皆兄弟なのか。新興宗教とイデオロギーはなかなか複雑な様相を呈しています。


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