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宮台真司氏襲撃事件のその後、生命を軽んじる左翼たちへの不安

宮台事件のその後


「宮台真司遭難」
11月29日夕方、東京都立大学南大沢キャンパス内で宮台真司教授が30~40代とみられる男性に切りつけられる事件が発生しました。命に別状はなかったことが幸いですが、一日でも早く犯人が逮捕されることを祈ります。

今年は安倍元首相の暗殺が発生しました。宮台氏の事件は暗殺事件の影響も指摘されています。

安倍氏の暗殺事件の際は野党議員、左派文化人、著名人そしてその支持者から聞くに堪えない罵詈雑言が浴びせられました。

ところが宮台教授の襲撃事件はさも「民主主義への挑戦」といったニュアンスで語られています。

宮台真司さんへの襲撃を許さない!2022/12/22(木)

明日、東京・高円寺で「宮台真司さんへの襲撃を許さない!」というライブイベントが開催されるそうです。

以前もこのnoteで書きましたが、高円寺はサブカルチャーの聖地と言われてきました。それがなぜか今、高円寺は政治パフォーマンスの街と化しています。とりあえず野党議員や支持者がパフォーマンスやトークライブは高円寺に向かう。

山本太郎さん「高円寺ウェイ系」を誇大視してはいけない!

こういう町です。

イベントの案内文を読んで違和感を覚えました。

宮台真司さんへの襲撃は、左派言論全体の萎縮効果を狙った極めて悪質なものであり絶対に許すわけにはいかない。日々日々窮屈になっていく自粛と忖度の表現規制の中でそれを突破する方向性を考えていきたい。出演は太陽肛門スパパーン・突然段ボール・中尾勘二ソロ・北村早樹子。続々音楽家/識者達が結集をはじめている。ネトウヨ系hiphop愛好家若者に嘲笑され唾を吐きかけられる高円寺北口広場。そこから満身創痍 高円寺クラブルーツにたどりついた奴らのリベンジが今はじまる。

そもそも宮台氏の襲撃は政治的、思想的な意味があったのかは判明していません。それ以前に現在の宮台氏は「左派」なのか? それはともかくとして「左派言論全体の委縮効果」を狙った犯行だから許してはいけないのでしょうか?

どんな人にも銃や刃物で襲撃してはいけませんよね。安倍だから宮台だからという話ではありません。

逆にこの文言からは右派言論全体の委縮効果なら許されるということでしょうか。もし事件が保守派の学者が対象であったならばこうしたイベントは開催されなかったでしょう。

政治的立ち位置の違いで「生命の価値」を変えるのが不思議でなりません。

左派の人たちはこの危険性に気付けるのか?

立場を等しくする者の生命財産は尊重し、そうではない者は軽視する。今の左派にはこういう風潮や傾向を感じます。

こうしたあり方は非常に強い結束とあちら流に言えば「連帯」になります。ただそれは共通の敵があってのこと。安倍晋三という巨大な存在は結束しやすく、野党共闘が生まれた背景には安倍元首相の存在が大きかったと思います。

ただでさえ厳格にポリティカルコレクトスを求める左派。ほんの僅かの立場の違いも許さない傾向が強いです。

立場が同じ者の生命は尊重し、そうではない者は軽視する――。

宮台真司さんへの襲撃は、左派言論全体の萎縮効果

という表現にそんな風潮を感じました。仮に左派というポジションに居心地の良さを感じていたとしても一枚めくればアナタも排除の対象になることを老婆心ながらお伝えしておきます。


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