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パックン炎上で見えた社会病理

日曜日昼のバラエティ番組に怒る人たち


お笑いコンビ、パックンマックンのパトリック・ハーランさんが4日の『ビートたけしのTVタックル』で

「暗殺したのは統一教会の人間じゃなくて、反統一教会の人間です。我々がここで統一教会をたたきっぱなしにしていると、逆に犯人が喜んでいるじゃないですか」

と発言したことについて予想通りと言うのか限界サヨクさんたちのTwitterが“おかんむりよ ”という状況です。メディア関係者、有識者から一般ユーザーまでお怒りなんですけど、社会問題を扱うとは言えバラエティ番組を見てこんなに怒るって…。

怒るのは自由ですが一応普段は「安倍は反知性主義」と言う人たちですよ。バラエティ番組を見て激おこプンプンが知的行為でしょうか。

この発言だけで、CIA認定というのも当世の限界サヨクを物語っています。

これだからマスゴミと呼ばれる

統一教会が非常に問題が多い宗教団体なのは事実です。また自民党に限らず政界全体で改善すべきでその点は分かります。

ただそのことと報道の問題は別です。

やはり統一教会からの支援を受けたと指摘される自民党・北村経夫参議院議員の事務所に選挙スタッフとして参加していた近藤将勝氏によれば先の参院選前に複数のメディアに統一教会問題を扱うよう打診したそうですが全社が「無視」と言います。

偶然、安倍さんの暗殺で統一教会問題がクローズアップされて近藤氏に取材が殺到しました。また教団が記者会見に応じる以前は「宗教団体」と名が伏せられましたが、教団に対する風当たりが強くなると一気にマスコミは「攻勢」になりました。

裏返せば事件が発生しなければ統一教会報道はありえなかったわけです。「政策に影響力がある」「警察との癒着」などの言説がまかり通りますが、それほど大きな問題を放置していたのか? と疑問に思います。

あるいは統一教会傘下団体の行事をマスコミが報じていた点については全くスルーしているのは悪い冗談ですね。

勝手に同じ党派認定され、勝手に幻滅される

こうした問題点は論壇やSNS上でも指摘されています。ただ今回、注目したいのは『パックン現象』と名付けた点についてです。

パックンことパトリック・ハーランさんはお笑い芸人というよりも「文化人」ポジションで時局、社会問題でも発言する機会があります。彼はハーバード大学(比較宗教学専攻)卒という経歴で典型的な米民主党支持者、高学歴リベラルと言ったところでしょう。過去の発言でもリベラル色が強いです。

先の佐藤さんたちはパトリックさんを勝手に「我が陣営」と考えていたから「バカ者」発言につながったと思われます。これは恐ろしいこと。

勝手に「同じ陣営」「同じ側」認定された人が仮に陣営の意思とは異なる発言をした場合、裏切り者扱いされることです。複数の政治案件のうち一つでも主張が異なれば敵認定。「多様性」や「民主主義」はどこに消えましたか。

統一教会の危険性はもちろんですが、統一教会報道自体も非常に不気味に思えます。

ついこの前まで統一教会と言わず「宗教団体」だったんですよ。それが一気に過熱報道に傾くことの異様さは理解できないのでしょうか。

と指摘するとまた“プンプン ”になってあるいは統一教会認定を受けるかもしれませんね。だけどおあいにくさまです。私、アベガーなジャーナリストさんよりもよほど統一教会の追及記事をやっていますよ。もちろん皆さまのように信者に向けたアジテーションではなくて、教団にもあてて(コメントとり)をしております。

ただこれだけはご理解くださいね。

統一教会問題は韓国、民団、朝鮮総連も絡んできます。もちろんその点も指摘していきますが、その時は「嫌韓」とか「排外主義」とは言わないでくださいね。

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