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朝日新聞社長「デジタル・イベント・不動産が収益3本柱」と明言!

いよいよ朝日エステートですかぁ

このところSNS上で退職を表明する朝日新聞記者が散見されます。ジャーナリズムだとか大層なことをおっしゃるが記事を見る限り「お気持ち」の範囲を出ないです。泥船から逃げ出すという評もありますが、会社的には厄介な活動家記者を追い出せてしめしめ程度ではないでしょうか。

ただ活動家記者が減少しても、記事の質が向上するとは限りません。むしろ若い世代によるキラキラ記事がどうも鼻について。

以前、YOUTUBE動画で毎日新聞出身の佐々木俊尚さんが語っていたことを思い出しました。

部数激減でも新聞社が潰れない理由とは?【佐々木俊尚×堀江貴文】

2分17秒頃から。

佐々木さんが「変な世論の影響力を持ったまま質が落ちていく」と分析しています。不動産収入という安定した収益源によって記事の質とは無関係で会社は存続し、一定量の影響力を残すという。特に朝日が好む人権、環境、反戦、こういった分野を扱うこと自体が「社会派」の如く振る舞えますしね。

新聞以外の稼ぐ力が本社の課題

不動産事業で安定しているから好き勝手に記事を書けっていうこともありえます。こうなってしまうと一体、何の会社なのか分かりません。しかも朝日社長自ら「不動産会社」宣言しています。

朝日新聞出身の伊藤千尋氏のFBに旧友会会報誌が投稿されていました。

それによると朝日新聞・中村史郎社長は今後の経営方針として

紙の新聞に頼る事業構造を早く脱却する、新聞意義あの「稼ぐ力」をしっかり獲得することが本社経営の最大の課題です。私たちは中計二〇二三でデジタル、イベント、不動産を「収益の三本柱」と位置づけ、複数の事業にバランス良く支えられる会社を目指すことにします。

と述べています。デジタルはWEB記事でしょうか。もはや事件にしても現場から一般人がSNSへ投稿する時代にあって速報性以上の記事を作成しないと読者は掴めないと思います。また今はまだ「朝日新聞ありがたや」という層がいるかもしれませんが、もうそんな信者は減少の一途でしょう。

それにデジタル強化ならTwitterの背景情報を食らっているようではダメですね。だから時代の波に負けない記事を作成する、という気概を見せてほしいですが、この記事から熱意は感じません。

早期退職制度で活動家記者が離れていますしむしろ今がチャンス。お気持ち以上の記事が書ける記者を育成することが何よりも回復策だと思いますよ。


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