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安倍元首相死去で野党とアベガ―たちは瓦解する!

すでにご承知の通り昨日、安倍首相が凶弾に倒れました。不世出の首相の死に言葉もありません、偉大な指導者を失っても前進するのみです。もちろん支持者にとってショックは計り知れません。一方で野党支持者、左派活動家といった面々からは心のない罵倒、中傷、揶揄がSNSで投稿されています。

おそらくそんなアベガ―さんたち、今は気分が高揚していることでしょう。事実、「あべしね」と言ってきたのだからお望み通りの訃報です。山上徹也容疑者の救援対策に備えてはいかがでしょうか。

気分は最高潮のところ申し訳ありませんが、実は左派の皆さん気の毒ですが、あなた方自身「終わりの始まり」が始まっています。今は高揚で気付かない、気付けないかもしれませんが。

なぜ安倍さんは左派の憎悪を一手に担ったのか

安倍さんは偉大な政治家でした。岸田政権後も左派の攻撃対象は常に安倍さん。この現象は簡単です。安倍さんを最大の敵にしないと左派は結束できません。野党連合という空疎な計画も成功しませんでしたが、選挙協力など一定量の体裁は繕えました。それも「アベ政治を許さない」という燃える支持者の後押しがあったから。反安倍で一致できる野党。それは韓国が世論統一のために反日を続けるのと通じます。

左派が騒ぐほど安倍さんの巨大さが引き立ちますが、それにしてもなぜ左派は安倍さんを敵視したのでしょうか。一つは60年安保闘争でターゲットになった岸信介元首相の孫であることがあげられます。岸元首相もタカ派の政治家で左派の怨嗟が向けられました。

ただ岸信介の孫というのは左派の憎悪のうち約20%程度と推定します。むしろ「拉致問題」に取り組み国民的人気を獲得したこと。これが左派の憎悪が高まった本当の理由ではないでしょうか。

小泉ー竹中よりも安倍

安倍さんを要職に抜擢したのは小泉純一郎元首相でした。小泉元首相は昨今、脱原発活動に関わっています。関係の集会に出席してはなんとかつての敵であろう活動家ら喝采を受けました。会場には精神科医の香山リカ氏もいてそれはそれは舞い上がっていたものです。かつては小泉批判本まで出したのに。しかし仮に安倍さんが脱原発を訴えてもこうはなりません。

あるいは新自由主義経済批判の集会で「小泉ー竹中」路線と題した集会でも矛先は安倍さん。

「またお腹痛たたして」
「ダハハハハハ」

非常に程度が低い集会というのはお察し頂けるでしょう。それ以上に注目してもらいたいのは憎しみの対象は常に安倍さんということです。

北朝鮮拉致についてシンボルになった安倍さんだからがゆえです。

「朝鮮人に何をしたと思っているんだ」を失った

私が若い頃の左翼活動家はまず

「朝鮮人に何をしたと思っているんだ」

この一言でマウントが取れました。だから拉致疑惑が起きた際も慰安婦問題、強制連行といった事象を持ち出し事実を隠蔽してきました。ところが当の北朝鮮・金正日が拉致を認めるに至ります。左派にとってはビッグバンというべき大事件です。つまり拉致問題発覚によって自分たちのマウントポジションを失ってしまいます。

左派活動家だけではなくマスコミも同様です。マスコミの凄惨な安倍叩きの根源は拉致ではないでしょうか。

安倍さんが改憲をライフワークにしておりその点も攻撃理由かもしれません。しかし考えてください。そもそも自民党にとって改憲は党是。だから安倍さんに限ったことではない。また護憲だけではマウントはとれません。朝鮮人マウントこそ左派の最大の武器。それを奪ったのがアベというわけです。

面白いものでその後、左派やマスコミ、野党議員は安倍さんは拉致を利用する、拉致を解決する気がない、こういう趣旨の攻撃にスライドしました。涙ぐましいほどの安倍ストーキングですが。

本当のアベロスは「左派の瓦解」

安倍さんの死を惜しみ「ロス」との声もあります。しかし本当のアベロスは支持者ではなく左派です。いやいやロスどころか安倍さんという巨大な共通敵を失った以上、もう旗頭がありません。民主主義を守れ? 護憲? そんなもので人は集まりません。街頭演説でも見てくださいよ。熱心な割に演説内容なんて言うほど理解してない。

実際のところノー安倍ソング的な? パフォーマンスが一番の楽しみではないでしょうか。これはスピーカーにとってもありがたいもので安倍の一点で集客が見込めるし、党派性を超えて人が集まってきます。

しかしもう安倍さんはいない。

ご自分たちの要求が通らない、支持政党が伸びない、生活上のイライラ、悶々とした活動家人生、こういったものを一手に引き受けてくれた安倍さんを失ったこのロスは計り知れないでしょう。

残念ながら安倍さんの代役など存在しません。老婆心ながらですが、今後左派の団体はモチベーションを失い瓦解していくと思います。そして外に向かっていたエネルギーとフラストレーションが内に向かい始めるなんて「いつか来た道」ってやつですよ。

安倍さん亡き後、次は何に当たり散らしますか。


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