見出し画像

オイル発掘日誌Day10 乃編

乃です。今公演で役者をしています。
2回目の通し稽古が終わりました。自分の未熟さから無力感に包まれています。



今回の企画ではこだわりを求められていますが新人公演以来の役者と美術作業人員の経験しかないので深いことは書けません。ここでは美術として、役者として意識していることを書いていきます。

まず美術人員として意識していることは細かいところまでへの気配りです。
私は観劇する際に感じるあの不思議な空気感が好きです。開演までの高揚。クライマックスでの熱狂。終演後の余韻。劇場から出ても不思議な感覚に包まれます。

劇場が雰囲気ある場所になるように構造物の製作から劇場の掃除、塗り残しなど細かい部分まで完璧にすることを意識しています。


こうして開場すると普段は感じないのに当日制作や照明、舞台美術が合わさって劇場って感じがするんです。
また、美術人員として成長する為にも他団体さんの公演を観に行っています。団体によって舞台美術はもちろん劇場の大きさや椅子など個性があってとても面白いです。自分の視点を持つためにも普段から色々な物に触れて美術としての感覚を養うようにしています。

役者では表現したいことを観客に伝えるために量を積むことを意識しています。似た作品を観て時代背景を知り台本の解像度を上げたり、空きコマで台詞の練習をしたりと。


その上で自分が伝えたいことが表現としてうまく伝わっているかを客観的に確認しています。練習映像を観たり先輩からの意見を聞いてみたりして修正を加えていきます。
特に今回の公演では私と年が離れた人も演じるので街中で役に似た年齢の人を観察しています。日常から演劇に繋がることもあるんですね。つい最近も演劇をしている神戸大生の人と何故かコントをしたのですがコントで笑いを生むためのテンション感やテンポ感、わかりやすいキャラ付けは演劇にも通じるものがあると感じました。ここから得た知見も今回の公演に役立たせたいです。

色々語りましたが最後まで読んでくださりありがとうございます。
今公演は4回生の卒業公演となっています。
1年前に出会った先輩達とジゲキで作る最後の舞台です。
どの部署も悔いが残らないように全力を尽くしています。私はまだまだ下手くそですが足を引っ張らないようテンションを上げて頑張っていきたいです。
皆様のご来場を心よりお待ちしています。


神戸大学演劇部自由劇場vol.226 卒業公演
『オイル』
作:野田秀樹
演出 : 葵衣咲里彩

▼日時
2024年
3月2日(土)13:00〜/17:00〜
3月3日(日)13:00〜

▼場所
シアター300

▼料金
無料カンパ制

▼ご予約はこちらから

https://ticket.corich.jp/apply/298712/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?