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オイル発掘日誌Day9 あぶりちいず編

こんにちはこんばんは。本日の発掘日誌担当のあぶりちいずです。よろしくお願いします。

私は今公演、音響部署のチーフを担当しているのですが日記の前のページを読んで見ると...ね。音響のことはもう先に書かれちゃってますね。なので今回はちょっと違った視線から私のこだわりを話していきたいと思います。



私、この劇団に入って色んな部署を担当させてもらいました。なのでまずはアバウトにどの部署をするにあたっても共通する【活動中の姿勢】のこだわりから。これは簡単で「とりあえずやってみよう、作ってみよう」です。頭に思い付いたことをとりあえずやってみる。しっくり来なかったらやめる。トライアンドエラーが一番の近道な気がします。あと衝動的に作ったものが案外上手くいくってこともよくあります。

部員に勧められてとりあえずリップパックしている様子


それと何より、提案されたこともとりあえずやってみるのが大事だと感じます。私、この劇団で色々な役職を担当させて頂いて、立場によって見えてる景色も思い付くアイデアも価値基準も何もかも変わるということを身に沁みて感じました。ある人間が一つの立場から思い付くアイデアなどたかが知れてる、別の視座からもっといいアイデアが湧くことなどざらにある。一度受け入れて、やってみて、そこから判断する。最終的な価値基準はお客さんの視点であって自分の視点ではないことを考えると一番客観的に良いものが作れる方法だと思います。

演出を務めた前回公演で構図についてトライアンドエラーを繰り返す様子

次は音響に焦点を絞った【音響の姿勢】のこだわりについて。今公演に限った話ではないんですが私は「分かりやすい劇」作りをモットーにしています。...まぁ当たり前のことなんですが。もっと詳しくいうと「雰囲気作り」を大事にするってことです。台本の流れに沿って曲を入れることももちろん重要ではあるのですが、自分はどちらかと言うと「雰囲気作り」を優先します。なんかここ楽しげなシーンにしたいみたいだし、愉快な曲でもかけるかーって感じで。本当はもうちょっといろんなこと考えながらしてるんですが私の根幹にあるのはこれです。シーンの一瞬一瞬が楽しくないと退屈になっちゃって結局内容が頭に入ってこない。なのでなるべく正しく雰囲気を曲で伝えて、それだけでも台本の起伏が追えるような、そんな「雰囲気作り」を目指しています。

雰囲気に合う曲探し中

と、こだわりを語ると長くなってしまいました。ここまで読んでいただいた方、ありがとうございます。前のページの蝉川さんも音響のこだわりについて語っていたと思うんですが、こだわりポイントは結構違うんですよね。やっぱり人の数だけこだわりってあるものですね。
さてそんな劇団員達のこだわりが詰まった今公演、私もお客様に楽しんで頂けるように最善を尽しますので是非、ご来場下さい。部員一同、心よりお待ちしております。


神戸大学演劇部自由劇場vol.226 卒業公演
『オイル』
作:野田秀樹
演出 : 葵衣咲里彩

▼日時
2024年
3月2日(土)13:00〜/17:00〜
3月3日(日)13:00〜

▼場所
シアター300

▼料金
無料カンパ制

▼ご予約はこちらから

https://ticket.corich.jp/apply/298712/

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