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オイル発掘日誌Day3 桜木みわ編

衣装チーフの桜木みわです!
最近の活動では着物やモンペ、軍服などの衣装が何着か完成しました!先輩方の作業スピードの速さに圧倒されつつ、服を作る楽しさを感じている今日この頃です。今回はデザインも担当させていただきました!参考資料をたくさん調べながら試行錯誤してデザイン画を作成しましたので、ぜひ観劇にお越しいただいた際に見ていただけると嬉しいです!!



今回このSNS企画でジゲキでのこだわりについて語っていいとのことでしたので、いっぱい語っていきたいと思います!

先程も書きましたように今回デザイン画も書かせていただいたのですが、1番こだわった点はキャラクター同士で差異を出すことですね。主人公は他のキャラに比べて目にとまりやすいデザインにしつつ、キャラ同士に差異を出しながら設定や個性も出したくて。たとえば軍服、というように同じポジションの人達のデザインを考える時も、色を揃えつつ形を少しづつかえるようにしました。なるべく序列をつけつつ差異化が図れるように全員分のデザイン画を並べて何回も考えました(笑)

今公演のために製作されている衣装の一部(製作途中)


あとは実際舞台に立ったときにどう見えるか考えながら描くのが難しかったですね。私服感覚だと舞台に立った時に舞台の雰囲気に衣装が負けてしまうし、豪奢にしすぎると衣装が悪目立ちしてしまうので、そこの塩梅をはかるのが難しかったです。動きやすさとかもですね。さらに照明や美術との兼ね合いで衣装が背景に溶け込んだり、照明が反射しすぎたり、ということがないように配色にも気を使いました。

今回の衣装は、史実とかリアルに忠実にすると言うよりかは、ベースを資料とかを参考にして考えつつ、装飾でいかに個性や差異を出していくか考えながら描きました!結構参考画像とかを調べたりするのですが、私はアニメやゲームのキャラクターや他の劇団の衣装を調べることも多いですね。現実にないようなデザインが多いので、個性を出す時の参考になります。


話は変わりますが、今回で衣装部署として活動するのは3回目で、初めてチーフを務めさせていただいているのですが、チーフをやるようになって、演出に妥協をさせない人員になりたいなと感じるようになりました。やっぱり演劇っていろんなジャンル、雰囲気、演じ方があって、その時その時の演出ごとにやりたいことというか、プランとか、何を伝えたいかとかが結構明確にあると思うんですよ。演出が熱量をもって一つの舞台を作ろうとしている以上、どの部署をやるにしても自分の能力とか技量不足のせいで演出が妥協をしなきゃいけない、っていうのが本当に嫌なので、誰が演出をするにしても舞台でやりたいことを最大限実現できるように自分が提供できるものを増やしていきたいですね。そのためにももっともっと貪欲に知識を吸収していきたいです!

今公演での衣装づくりの様子


結構対内的なことを話してきましたが、対外的なことを言うとお客さんに少しでも何かを思ってもらえるような公演を作っていきたいですね。

少し話がずれるんですけど、この前国文橋前のベンチに座っていた時に、通りすがりの、犬の散歩してる男の子二人がジゲキの立て看板を見て「絶対見にいきたい!!」「ジゲキの公演すごく面白いから好き!」っていう会話をしてくれてて。それ聞いてすごく嬉しかったです!あとは公演ごとのアンケートとかを読んでいても、役者はもちろんなんですけど、衣装とか美術とか音響、照明をほめてくださっているコメントも結構あって、すごくモチベーションにつながりますし、全体としてお客さまに楽しんでいただける、ほめてもらえるような舞台を作れたんだ、と思うと嬉しくなりました!自分が小さい頃から観劇がすごい好きで、見ているだけで心躍ったり、鳥肌が立つほど引き込まれたり、涙が出るほど感動するような経験が何度もあったので、今度は自分が誰かにそのような経験を少しでも届けられたらな、と思います。目を奪われるように綺麗な衣装とか、転換がすごく面白い衣装とか、それだけでお客さまを楽しませることができるような衣装を作ってみたいですね!

長々と綴りましたがお付き合いいただきありがとうございます。
皆様のご来場心よりお待ちしております!


神戸大学演劇部自由劇場vol.226 卒業公演
『オイル』
作:野田秀樹
演出 : 葵衣咲里彩

▼日時
2024年
3月2日(土)13:00〜/17:00〜
3月3日(日)13:00〜

▼場所
シアター300

▼料金
無料カンパ制

▼ご予約はこちらから

https://ticket.corich.jp/apply/298712/

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