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オイル発掘日誌Day15 りきや編

はじめまして、りきやです。
今回でジゲキは卒業になります。僕はそもそもジゲキに参加したのが2回生の終わりで、2年ほどしか在籍していなかったということもあるでしょうが、本当にあっという間でした。

 僕は部活では基本的に音響を担当していましたし、おそらくこの部署が自分に最も向いていると実感しています。音響の仕事にも色々あるのですが、その中でも音作り(編集・SE作成など)にだけはある程度自信を持っています。この自信を持てたのは、音楽や楽器の種類を問わず、様々な音と触れ合える環境に親が僕を置いてくれたからだと思います。あ、自信を持っているだけです。あくまでも。


編集中の様子

 最初この部活に来たのは、ここで書いていいのかわかりませんが、かつて部停を言い渡されていたほどだったので、この部活がきっと面白いところだろうと確信したからでした。決して音響をやろうと思ってきたわけでもなかったですし、そもそも演劇部にそんな部署があることも理解していませんでした。
 演劇部には音響以外にも、照明、美術、衣装など、さまざまな部署があります。どんな人でも、自分の特徴にあった場所を見つけることができるのは、演劇が持っている素晴らしい点だと感じています。つまり、どんな部活であっても、突き詰めれば演劇部なわけですね。

 さて、かくいう僕は今回音響ではなく、役者に挑戦しています。
 僕は基本的に感受性に乏しい人間であることを自覚しています。音作りはその性質上、作る段階においては、それこそ記号的なものしか扱わないためにそれをある程度誤魔化せるのですが、役者をやろうとすると、その疎さを目の当たりにさせられてしまうのです。
 逆にそこが、僕が役者をやってみたい理由でもあります。自分の人生のなかで、自分の範囲外の人生を経験することができれば、もう少しそこを深めることができるのではないのかなあと思うのです。
 僕が感受性に乏しいのはともかくとして、練習のなかで、今はとにかく発声、滑舌、表情作りを頑張っています。感受性豊かになっても、この辺りができていないとどうしようもないですからね。
 この中だと特に滑舌が難しくて、第三者に自分達の会話を聞かせることってこんなに大変なんだなあ、と思います。中高生の頃、気になってる女の子がいる時に、突然会話をでっかい声にしてみんなに聞かせてくる男子いましたよね。あの子達って、結構すごいんですよ。役者の才能アリです。
 それから、ワークショップも大切です。今回は演出の意向で即興劇が多いのですけれども、その場で色々演技をすることが上手くいかず、自分の引き出しの少なさを実感しますね。早いところニトリにいって、引き出しを買わなきゃ。おすすめの家具屋さん教えてください。


練習中の様子


 
 さて、最後に、オイルにちなみ、人間もオイルを体に給油しないとどうしようもないということで、六甲にある人間のガソリンスタンド、通称ラーメン屋について少し紹介します。みなさん、ラーメン屋に行ったらアブラ抜きにしたらいけませんよ。ガソリンスタンドに行って、自販機でジュース買って帰るようなものですからね。
一番いいのは、やっぱり『ラーメン荘 歴史を刻め』でしょうか。


歴史を刻めの丼の写真

 ここは給油できるのはもちろんのこと、野菜もたくさん取れる上、チャーシューでタンパク質、もちろん麺で炭水化物もたっぷり取れます。つまり完全食なわけですね。なので六甲にきたら、ぜひどうぞ。最近体の調子が悪い方などにはさらにおすすめです。
ちょっと量が多いな、という方には、六甲道駅を出てすぐのところにある『ラーメン屋 弍星』のニボ二郎ラーメンもおすすめですよ!

 ということで、ちゃんと劇中でオイルが発見できるよう、定期的にラーメン屋で給油しながら、地道に頑張っていきます。是非是非、自分にとってジゲキ最後の公演になります『オイル』でお会いしましょう。
それでは。


神戸大学演劇部自由劇場vol.226 卒業公演
『オイル』
作:野田秀樹
演出 : 葵衣咲里彩

▼日時
2024年
3月2日(土)13:00〜/17:00〜
3月3日(日)13:00〜

▼場所
シアター300

▼料金
無料カンパ制

▼ご予約はこちらから

https://ticket.corich.jp/apply/298712/

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