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【INTERVIEW02】 B.R.T (Blue Rock Thrush) -TSM PRESENTS-

一緒に楽しもう
これからのリアリティを楽しみにしてください

4月に1stミニアルバム『B.R.T ~ Chapter One ~』をリリース、
日本に住みながら精力的にライブ活動を続ける韓国人5人組バンドB.R.Tにインタビュー


一つひとつ現実に見えるものが出ることで
夢に近づいていると感じて本当に嬉しかった

■2 年ぶりです。当時はコロナ禍で思うように活動できない大変な時期でした。この2 年はどんな時間でしたか。
G1 時間が経つのが本当に早いと思いました。忙しかったし、あの頃はみんな大変な時期だった。最近は韓国のチームも日本に来ているんですけど、その時は全然来られなかったし、ライブなどの活動も難しかったです。最初は僕たちだけで活動していましたが、2 年前は事務所に入ってこれから頑張って行こうという時だったので、本当にあっという間でした。
8K コロナの影響で直接(ライブで)会うのが難しかったから、メディアで発信しようと思って頑張っていました。あの時期があって今があると思います。
IKU その厳しかった2 年間、コロナでやりたい活動が厳しかった2 年間だったからこそ、そういう時期だからこそできることをいっぱいやって、それがYouTube だったりSNS だったり、それを頑張っていたグループです。
GON 最近も頑張っています。
日本の生活にはすっかり慣れましたか?
SAY 結構慣れました。この2 年の間に一人暮らしになって、水道とか電気料金のこととか(笑)、全部自分一人でやらないといけなくなって、これが韓国とちょっと違うなと思うこともあって、日本の生活にもっと慣れてきているところです。
8K 一番変わったのはみんな一人暮らしになったこと。楽になりました(笑)。一人でいる時間ができて、たくさん音楽のことを考えられることもそうだし、自分がどうしていけばいいのかということもたくさん考える時間ができました。
■音楽性の部分での変化はありますか?
IKU あの時は「バンドの色を探していきます」とインタビューで答えた記憶があるんですけど、今は探していくというよりは、僕たちができるもの、僕たちはこうなんだというものをある程度見つけたので、それがどうやっ
たら伝わるかということを考えている時期です。

8K 6 曲の中に同じジャンルがんないです。僕らがこの2 年間、日本で感じたこと。多様なジャンルで、もう全部できるよっていう感じ。完成に合わせてジャンルがバラバラになったんですけど、これがB.R.T ではないかと思っ
ていろんなジャンルを入れました。
■選曲するときにはいろいろ皆さんで話し合って、悩んだりしたんですか。
GON そうですね。どんな曲を入れたらいいのかということを、事務所とも一緒に悩みながら。
8K ちなみに「少年は泣かない」は入れるつもりがなかったんですけれど、僕らがバンドサウンドで楽しく盛り上がる曲も1 曲入れたくて、この6 曲になりました。
初のアルバムですが「アルバムをリリースした」ということについての思いは?
G1 本当に嬉しかったです。日本に来て、目標ではあそこまで行きたいとは思うけれど、現実に目で見ることができるわけではなく、夢は目に見えないのに欲しい欲しいと思っていくもの。だけどその中で一つひとつ現実に見えるものが出ることで、夢に近づいていると感じて本当に嬉しかったです。ずっと夢だけで、言葉だけで、考えるだけではなくて、階段を一段上ったみたいな。それが見えるものなので本当に大事なものだと思っています。
今は充実していますか?
G1 毎日が楽しい。日本に来た理由はそれなので、それがなくなったら帰ることになると思います。
GON 充実しています。充実しすぎてちょっと大変です。気づいたら1 日経って、気づいたら1 週間経って、気づいたら突き当たってという感じですね(笑)。


L→R: IKU GON G1 SAY 8K

ちょっとずつ変わることがあっても、
芯を持ってまっすぐ進みたい


『B.R.T ~ Chapter One ~』が出て、充実した日の中で一つ進んだと実感しているというお話ですが、ここから第2章、第3章へと進んでいくB.R.T の目標は?
G1 ずっと決めている目標は、東京ドームです。それを達成するために、日本の多くの人に僕たちのことを知ってほしいと思っています。まず、僕たちを見せられる機会があれば全力で。僕たちがファンを選ぶのではなくて、
ファンが僕たちを選ぶと思うので、そのためには僕たちの存在を知らないと難しい。まず知ってもらうことを目標にしています。
8K 全国でツアーもやりたいし、コロナも収まったし、この夏は燃えていきたいと思います。
SAY いつも通り一生懸命やろうと思うんですけど、VISA の問題や生活でもいろいろあります。でも、ツアーに行ったらさらにバンドに集中ができて、マジで本物のバンドマンの人生になるのではないかと思って、ちょっとドキドキしています。心配もあるんですけど、諦めずに最後まで行けるように頑張りたいです。
GON 環境もいろいろ変わっている最中なので、船のハンドル(舵輪)を握って中心を守る船長みたいにまっすぐに、環境に左右されずに頑張りたい。ちょっとずつ変わることがあってもそれに左右されないように、芯を持ってまっすぐ進みたいです。
そのBRT の芯とは何ですか? 
8K 音楽じゃないかな。
G1 仲間。
SAY 楽しみ。
IKU 今の日本もそうだし、世界も、音楽も、コロナ禍が明けていろんな変化があったと思うし、今もあると思います。流行も1 年前は予想できなかった方向へ向いて、韓国でJ-POP が流行っているし。文化が活性化されてきて、いろんなことが変わってく最中だと思います。そこでB.R.T もいろいろ変わると思うんですけど、その中でも僕たちの音楽を一番大事にして、揺らがずにいきたいと思います。
そのB.R.T の音楽は、K-POP とJ-POP、皆さんのベースにある韓国の音楽と日本の音楽を融合させたものと以前聞きました。
IKU そこまで断片的なことではなくて、僕たちが持っている感性とか音楽性、表現を、GON ちゃんが言った通り、波が来ても何があってもそのまま持っていきたいなという意味です。
それを多くの人に届ける、今の一番の目標。
G1 そうです。ちょっと遠回りになったんですけど。
具体的にこれをやりたいということはありますか?
G1 来年Zepp Tokyo でやりたいです。
GON Zepp Shinjuku !
8K ハハハ。
SAY Zepp Tokyo で来年ワンマンができれば。ZeppTokyo が最後ではなく、Zepp Osaka とか、いっぱい呼ばれたい。いろいろ頑張ります。
これからのB.R.T の音楽をもう少し伺えますか?
8K 個人的には、今も日本の生活に慣れていくところですけれども(B.R.T の曲には)初めの頃の感情が多かった。寂しい感じもあったし、韓国が懐かしい感じとかもありました。これからはもっと日本を楽しんでいきながら、その気持ちを曲に込めて、もっと楽しめるようにしていきたいと思います。
GON  もうちょっと気軽に聴ける、もうちょっとポップな感じもあればと。いつでも流せる、いつでも聴けるジャンルというか、そういうバンドとして紹介されたいなと思います。
それも多くの人に聴いてほしいという思いから?
IKU アルバムがたくさんの人に届いてほしいから、そのためにもっと音楽的に表現できることがあると思います。次の第2章に向けて、新しい表現というか僕たちの思い、日本に対して、もしくはファンに対しての思いや感情がもっと伝わる方法があるのかを探して、たくさんの人の、心の奥まで届く曲にしたいです。
最後に読者の皆さんへメッセージをお願いします。
G1 これからのB.R.Tも楽しみしてください。8Kが言った通りに、バンドでやる音楽には自分の生活が全部入ってきます。今までのような日本で頑張ろうとか、疲れたとか、大変だったとか、そういう気持ちが入ったものから、日本に慣れてきたからこれからは明るく、一緒に遊ぼうよ、楽しもうよのイメージで行きたいので、これからのリアリティを楽しみにしてください。一緒に楽しく行きましょう。
GON 最高に楽しいライブをしますので、遊びに来てください。
IKU 一つひとつのライブを楽しみにできる、そんなライブにしますので観に来てください。
SAY これから皆さんと一緒に前に進むと思うので、僕たちの力になってほしいなと思います。
8K 2 年間、お待たせしました。(読者の皆さんに)会えて嬉しいです。これからもっと楽しく行くB.R.T なので、皆さんも楽しく一緒に行きましょう。

ABOUT B.R.T
韓国ミュージカル俳優出身3人、日本の音楽専門学校でも学んだ音楽専門家2人というメンバー、いずれも日本やJ-POP、バンドが好きで、純粋に音楽を愛する韓国人5人組バンド。2022年4月リリースの1stシングルから4thシングルまでを含む6曲を収録した1stミニアルバムを2023年4月26日にリリース。2023年7月に所属事務所を離れメンバー独自で活動開始、また7月5日をもってIKUが脱退。新たな環境の中、4人で活動を継続していく。

Official Instagram:bluerock_thrush

※インタビューは2023年6月初旬に行ったものです。


1st Mini Album 『B.R.T ~ Chapter One ~』
発売中 2,000円(税込)

01. この曲の終わりに
02. MALHALKE (Japanese ver.)
03. 花粉症
04. Through the night
05. Forever
06. 少年は泣かない

PRESENTED BY TOKYO SCHOOL OF MUSIC
東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校 https://www.tsm.ac.jp/

PHOTO:RYOSUKE OSHIKI  INTERVIEW:FUMIYO KAZAMA

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