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自衛隊統合演習で岡山・大分・奄美・徳之島空港を自衛隊機が利用

どうも。
元航空自衛官、現在経営者のアッシュです。
予め、今回の内容は全て報道にあった公開情報を元に記載しています。

本日11月1日の毎日新聞のニュースになっておりましたが、自衛隊統合演習が今月の10日から始まるそうです。

今回の演習では、自衛隊基地からの離発着を伴う飛行訓練ではなく、民間の空港を拠点とした訓練を一部実施するようです。

なぜこんな訓練をするかと言いますと、国が去年改定した安全保障関連3文書に基づいたもので、海洋進出を強める中国を念頭に、離島での運用能力を高める狙いがあるとみられます。

もう少し詳しく話すと、最近だとイスラエルの防空システム、通称「アイアン・ドーム」がハマスに突破されたました。防空システムとは遠方から飛来する飛翔体あるいいは航空機を探知し、インパクト以前に対処するためのものです。
イスラエルの防空システムは世界で最高水準ですが、それでもハマスの飽和攻撃に対応できませんでした。
守る能力をはるかに超える物量で同時飽和攻撃をされると被害が出る可能性があるということです。
日本の防衛力に比べ中国は圧倒的な物量を保持・造成しています。
つまり、被害は免れないと言えます。
ターゲットとなるものは様々ありますが、滑走路もその一つです。
最新鋭の戦闘機等を除き、滑走路が正常に使用できなければ離陸も着陸もできません。
航空戦力の発揮は基地基盤の状態に大きく依存しているということです。
そして、専守防衛である日本は先に被害が出ることがほぼ確実です。

これが少し前に話題になった敵基地攻撃能力(反撃能力)の保持をする理由ですし、それでもやはり被害を出さないことは現実的ではありません。
航空機があるのに離陸することなく、成すすべなく終了することもあり得るということです。

そこで、拠点を複数持ち、自衛隊の基地に被害が出てたとしても防衛を継続できるように、民間空港も使用できるように訓練していこうということだと思います。
自衛隊機の拠点になるということだけではなく、イスラエルから日本人を非難させるために自衛隊機がヨルダンに向かったがごとく、輸送機を用いて危険な地域から住民の方々を退避させるという訓練も行っています。

実効的な訓練が進み、より能力が高まっていると感じる一方で、安心安全な時代は過ぎ去ったのだという事実を受け入れなければならない今日です。

きたる日に備えて個人的に戦闘訓練をしたい方は元自衛官とともに学んで遊べるサバゲーチームDANを運営しておりますので、インスタからご連絡いただければと思います!

では。

個人インスタ
https://instagram.com/fudousan_finance?igshid=OGQ5ZDc2ODk2ZA%3D%3D&utm_source=qr

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