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ニュースなスペイン語 2021年2月号

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スペインで報じられているけど、日本ではあまり報じられていないニュースを取り上げます。すでに公開した記事に加筆したり、修正したりしてます。特別記事「ニュースでないスペイン語」も連載…
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#スペイン語

ニュースなスペイン語 PODEMOS:ポデモス党【2月11日 追記版】

ここ数日、ポデモス党(PODEMOS)をめぐって、スペイン国内がざわついている。そのうちのひとつを書き留めておく。 ポデモス党は2014年に創立した若い政党で、政治的な立ち位置としては「左翼(izquierda)」に分類される。現在、スペイン社会労働党(PSOE)と共に連立与党を組んでいる。ポデモスの党首はパブロ・イグレシアス(Pablo Iglesias)で、現在、政府内では第二副首相(el vicepresidente segundo)というポジションにいる。42歳。

ニュースなスペイン語 Sacerdote:司祭

カタルーニャ州総選挙(Elecciones catalanas=14 F(Catorce efe))の結果は日本時間の明日未明に判明するので、稿を改めて書き留める。 スペインでは、ちょうど1年前の2月13日に、バレンシア州で初のコロナ感染による犠牲者が出た。13日現在の感染者数は305万6035人、亡くなった人の数は6万4747人。10万人あたりの感染者数496人(2週間連続で減少中)。 ワクチンの接種率は2.11% (=100万485人)で夏(の終わり)までに70%の接

ニュースなスペイン語 Resultado electoral de Elecciones Catalanas:カタルーニャ総選挙速報

14日に投開票が行われたカタルーニャ総選挙(総議席数135議席)の開票率93.4%時点での獲得議席は、カタルーニャ社会党(PSC)が33議席、カタルーニャ共和主義左翼(ERC)が33議席、ジュンツ党(JxCat)が32議席、ボックス党(Vox)が11議席、人民統一候補(CUP)が9議席。2017年の選挙で36議席を獲得した市民党(Cs)は大幅に議席を減らし、6議席にとどまった。中央政府では野党第一党の国民党(PP)は3議席。中央政府でスペイン社会労働党(PSOE)と連立を組む

ニュースなスペイン語 Bloque:連立

14日に投開票が行われたカタルーニャ総選挙(総議席数135)の最終結果が発表された。昨日、Noteに公開したものと変わらない: ① カタルーニャ社会党(PSC)=33議席

ニュースなスペイン語 Noticias:いくつかのニュース

カタルーニャ選挙の陰に隠れて、気になるニュースを書き留められなかったので、オムニバス形式で記しておく。 1.16日現在のコロナ感染者は1万57人、亡くなった人は530人だった。10万人あたりの感染者数は385人。15日連続で減少している。ワクチンを接種したのは109万6922人、全人口の2.32%にあたる。

ニュースなスペイン語 Apoyo al rapero ラッパーへの支持

昨日報告した通り、パプロ・ハセル(Pablo Hasél)の名で活動しているラッパー(el rapero)、パブロ・リバドゥージャ(Pablo Rivadulla)が16日早朝、立てこもりを続けていたジェイダ大学で逮捕された。SNSで発したメッセージが「王室不敬罪(la injuria a la Corona)」と「テロ賞賛罪(el enaltecimiento fel terrorismo)」の容疑で、禁固9ヶ月が確定していた。

ニュースなスペイン語 PODEMOS(3):ポデモス党(3)

パプロ・ハセル(Pablo Hasél)の名で活動しているラッパー(el rapero)が16日早朝、立てこもり先のジェイダ大学で逮捕されたことを受け、カタルーニャ州、バレンシア州、マドリード州などで、ハセルの解放を求めて、デモ活動に乗じた破壊行為が約3日間連続で発生している。破壊行為によって逮捕者が多数出たが、今日になって釈放された人たちもいる。「自由だ(Libertad)」の声に迎えられ、拘置所から出てきている映像が流れた。 また、現地時間で夜の8時50分くらいのバルセ

ニュースなスペイン語 Movimientos antirrepresivos:抑圧反対運動

16日に逮捕されたラッパー、パブロ・ハセル(Pablo Hasél)の解放という大義名分のもと、暴動(el disturbio, la violencia)がバルセロナ州とマドリード州を中心に続いている。今日で4日目に突入した。 SNS上では「抑圧反対運動(Movimientos antirrepresivos)」とも称されている騒動では、市中のごみ回収のためのコンテナが燃やされ、警察官たちの行く手を阻むバリケード(la barricada)となる。

ニュースなスペイン語 Violencia:暴力

スペインでは、ここ数日間、いろいろな「暴力・暴動(la violencia)」がらみの報道があった。

ニュースなスペイン語 Govern vs Mossos:カタルーニャ政府と警察

16日に逮捕されたラッパー、パブロ・ハセル(Pablo Hasél)の解放を求めるデモとこれに乗じた暴動が今日で6日目に突入した。

ニュースなスペイン語 Tecnología:科学技術

16日に逮捕されたラッパー、パブロ・ハセル(Pablo Hasél)の解放を求めるデモとこれに乗じた暴動のライブ中継は、今日はなかった。どこかの都市で暴動が起きているのかもしれないが、少なくとも、スペイン国営放送(RTVE)のニュースには登場していない。 このハセルの出身地でもあり、彼が逮捕直前まで立てこもりを続けていたのがカタルーニャ州ジェイダ県(Lleida)だ。

ニュースなスペイン語 Felipe, no te duermas:フェリペ、寝てはならぬ

この言葉には次のように続く: 「国王たる者がしなければならないことを、よく見ておくんだよ(mira lo que hay que hacer cuando se es rey)」

ニュースなスペイン語 Pasaporte de vacunación:ワクチン接種済証明

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ニュースなスペイン語 Discrepancia:食い違い

来月8日は「国際女性デー(Día Internacional de las mujeres)」だ。毎年、スペイン各地でデモ(la manifestación)が開催される。 スペインでは、日本と違い、デモが格段に多い。コロナ禍で大打撃を受けた飲食業界(la hostelería)は、官庁前などで、鍋をカンカン鳴らしたり(cacerolada)、皿を無言で割り続けたりする。飲食業界は死んだとばかり、棺桶(el ataud)を用意したり、霊柩車(el coche funébre