日本の世界デジタル競争力ランキング2022が63ヵ国中29位へ

 スイスのビジネススクールIMDの世界競争力センター(IMD World Competitiveness Center)が公表した世界デジタル競争力ランキング2022にて、日本は昨年の28位から29位となりました。
https://www.imd.org/centers/world-competitiveness-center/rankings/world-digital-competitiveness/
 
 日本の総合的なパフォーマンス(OVERALL PERFORMANCE)は、以下の通りです。
○知識: 25位 -> 22位 -> 25位 -> 28位
 - 人材: 46位 -> 46位 -> 47位 -> 50位
 - 研修と教育; 19位 -> 18位 -> 21位 -> 21位
 - 科学に対する重点的な取組み: 11位 -> 11位 -> 13位 -> 14位
○技術: 24位 -> 26位 -> 30位 -> 30位
 - 規制の枠組み: 42位 -> 44位 -> 48位 -> 47位
 - 資本: 37位 -> 33位 -> 37位 -> 32位
 - 技術の枠組み: 2位 -> 5位 -> 8位 -> 8位
○将来への備え: 24位 -> 26位 -> 27位 -> 28位
 - 適応する姿勢: 15位 -> 19位 -> 18位 -> 20位
 - ビジネスアジリティ: 41位 -> 56位 -> 53位 -> 62位
 - ITインテグレーション; 18位 -> 23位 -> 23位 -> 18位

 人材に関する項目では、以下尺度が悪影響を及ぼしています。
 - 国際経験: 63位 -> 63位 -> 64位(最下位) -> 63位(最下位)
 - 高度外国人材の起用: 51位 -> 54位 -> 49位 -> 54位
 - デジタル技術スキル: 60位 -> 62位 -> 62位 -> 62位
  ビジネスアジリティに関する項目では、以下尺度が悪影響を及ぼしています。
 - 機会と脅威(の対応): 63位 -> 63位 -> 62位 -> 63位(最下位)
 - 企業の機敏性: 63位 -> 63位 -> 64位(最下位) -> 63位(最下位)
 - ビッグデータの活用と分析: 63位 -> 63位 -> 63位 -> 63位(最下位)

 日本は、デジタル技術知識に関して、過去の技術の踏襲を重視し続けている状況が見受けられるため、年々ランキングが下がっていくのは致し方ないのかもしれません。

よろしければサポートお願いします!いただいたサポートは様々な活動費につかわせていただきます!