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優等生の逆襲

前回のnoteから2週間お休みをいただいていました。


理由はこちら。

SUNABACO のDX人材育成講座、卒業制作として
2週間、チームでアプリを作り、プレゼンの準備をして
発表会はプレゼンピッチ。
なんと、北海道から、プレゼン会場の愛媛県今治市まで行ってきました。

乗り継ぎ含む10時間近い移動。現地で迎えてくれたかわいい友達と合流!

DX人材育成講座を一言で説明するの、難しい。
「DX」と名がついているので、アナログな職場のデジタル化とか、アプリや機器の導入とか…?イラストレーターが受けるものなん?ってイメージがある気がするけど、そうではなくて。

私は最近、自分の仕事の限界を感じていた。

イラストレーターの域を超えて手がける仕事が一気に増えた。
WEBデザイン、マーケティング、事業の立ち上げ、ファシリテーション
そのどれもが「かなり背伸びが必要」で
全部が新しいから、新しい提案書を作り、スケジュールを組み、見積もりを作り、同時進行で勉強して…自分だけでは手が回らないから、周りのデザイナーさんやイラストレーターさんにお願いし、ディレクションし。
新しい環境に出向き、あちこちの社長さんと話しすぎて、1週間で誰と話したか記憶がない。

これを、自分の既存のイラストや漫画の仕事にプラスして行っている。

ってか、私、5歳児と9歳児の母よ。
毎日のごはんも送り迎えも、習い事の付き添いも、全部私。

なまらわや。(北海道弁:すごいヤベー)

こうなった時に、お客さんの期待に応える力も足りなければ
業務の要領が悪すぎて作業が回ってない状況も
限界だった。

DX人材講座には、私のこんな状況を打破するために必要な学びが全て詰まっていた。

SUNABACOは、プログラミングやデザイン、AIの学習などを入り口に
「この不確実な時代に、生き抜く力」をつけてくれるスクールだ。

私は、イラストやデザインの仕事をして6年目ほどでSUNABACOに出会ったけれど、それから受講したプログラミングコースも、WordPressコースも
今まで「わかっている」と思ってやってきた制作の仕事の概念を変えてくれた。

それらのスクールはまだ「勉強しているぞ!」という充実感が大きかった気がする。

でも、DX人材育成講座は、すごく形容し難い…

なぜか毎日、後悔していた。
自分の勉強も努力もあまりにも足りないことを。


授業の内容は、プログラミングのように
何かを覚えなければいけないことがないのに
聞いても聞いても、どうやったら実践に活かせるのかわからなかった。
でも「ずっと知りたかったことだ」というのはわかった。

ちなみにこんなことを学びました。HPより

卒業制作も、難しかった。
ただ、学んだことを活かしてアプリやホームページを作るのではない。
実際のユーザーと対話して

「本当に必要なこと(真因)を見つけ出し」
「使われるもの を作る」

これがこんなにも難しいとは思わなかった。
連日インタビューと考察を繰り返し
メンバーが作ってくれたアプリを現場の人に使ってもらうも
「絶対にこれが使われる便利なものだろう」
という確証は得られなかった。

「やるだけやったけど、まだまだユーザーの観察と改善が必要」
「そもそもテーマがこれで良かったのか」
「もっと頑張れたのではないか」

そんな気持ちが残った。

チームメンバーのてっこう太郎さんも、同じように「もっとやれたのでは」と話されていた。

ビジネスピッチ、なんてものに参加するのも初めてだった。
そもそも「ピッチ」という言葉を知ったのもSUNABACOに出会ってから…
8分で作ったアプリの説明をする。
8分、練習なしに喋るのも時間内に収めるのも無理だ。
スライドの枚数と原稿の文字数を何度も調整し、メンバーで読み合わせをして、どうしてもオーバーしてしまう時間を削っていった。
8分で綺麗に説明できた時には、一緒にホテルに泊まっていた友達が
「すごいね!!!!!」と歓声をあげてくれた。

8分で収めれば、すらすら原稿が読めれば優秀ってわけじゃない。
でも、せめてそこはしっかりしないと、と
面白さも出せない、アドリブも笑いも出せないプレゼンだったけど
そこが、今回の私たちのやれる精一杯だ、と思った。

そう、我々のチームは優等生だった。
しかも、一昔前の。

時間が合わなくても、参加できなかった人はzoomの録画を見て
明確に作業分担をしなくても、自主的に仕上げてくる。
みんなを気遣いながら意見する。
マジで、超まじめな優等生だった。
みんな最高で大好きだと思った。

でも、、わかるのだ。
これだけでは生き残っていくことはできない。
ぜんぜん勝てない。

ピッチでは予選を通過し、決勝に進んだものの
優勝には到底及ばず。
ここまでやったので、決勝に進めた嬉しさと
やはりここまで、という悔しさを噛み締めた。

でも、何か、 自分の中に詰まっていた栓が抜けた。

本当に、野心を持つこと、見せること、苦手だった。
勝ちたい!と勝負に出ることも
自分のやりたいことを全面に出すことも。 

「これくらいまで大丈夫かな?(なにが?)」と遠慮して
できない、ほしくないフリをして
恥をかくことやがっかりすることから逃げていた。
人と比べられることも苦手だった。

それを、打ち上げの席で
今回のピッチで優勝されたフランケン先生とつちたにさんにポツリと話したら

「自分のやりたいこと、堂々とやっていいんだよ!フランケン先生は、卒制でやりたいことをはっきり提示してくれたから、自分はそれを実現しようとコミットしたよ」
「人なんて、比べられてなんぼでしょ」
「いいんだよ、挑戦しようよ」


と、熱い言葉を返してくださった。(覚えてますか…ww 勇気をたくさんいただきました、ありがとうございます!!!)

ここからやったろうじゃん。
「怒られないための努力」をやってきた
優等生の逆襲よ。
自分の人生への逆襲。
もっとやれるよ、って。


栓が抜けて、あんなに苦手だった
「比べられることに挑戦すること」
に抵抗がなくなって
先日、地元で募集開始したビジネスコンテストにエントリーした。

なんと、今治でもあるようだ…!!


コンテストに出ることが目的ではないけれど
やってみたいことを、時間やお金で諦めて
大事なことほど後回しになって
作業に溺れるのをやめようと思った。

それで、周りに迷惑がかかるなら、かけよう。
頼ろう。そして、感謝して、結果で返そう。
(すでにたくさんのありがとう、、相方
なかじまさん

SUNABACOの講座を受け続けることを
あんまりよく思っていなくて、懐疑的だった夫も
今治に送り出して、最終的には応援してくれた。

子(なかまこさん)曰く、成長は螺旋階段。
すぐにはうまくいかないことばっかりだ。

育児しながら、寝不足で回らん頭で
挫けそうになる日の方が多い。

でも、頑張りたくてここに来たんだ。



ありがとうございました。
ここからがスタート。
アプリの事業化に取り組み、仕事を成長させ
次は、地元市役所の人たちと一緒に2周目受けます


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