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最近の絵本

本屋に行きました。図書券を頂いたので。
アマゾンや楽天で 気軽に手軽に 注文できる時代だけれど
息子に 本を選ぶ楽しみを感じて欲しくて
本屋に行きました。

息子が生まれて、たくさん絵本を購入しました。
けれど ずっと違和感がありました。
絵本って 昔から こんなに説教くさかったっけ?

子供に何を与えたいのだろう? 昔話も最近は、変化しているみたいです。
桃太郎も鬼と仲良しになったり、猿カニ合戦は 以ての外。
カチカチ山なんて「なにそれ?」って感じらしいのです。

昔話は 時に残酷です。
略奪や 殺人も出てくるし。騙されるし、泣かされるし。
悔しいから仕返しもするし、敵討ちなんてザラです。
だからこそ、読んだ人がスッキリしていたのかも知れない、と思うのです。

「仕返しなんてしちゃダメだよ。誰にだって間違いはあるのだから。」
ハイ、確かに その通りです。
でも でもね、虐められたり虐げられたりしていた人間は
(登場するのは動物かもしれないけど)
許せない気持ちになるのは、当然だと思うんです。
虐めた側、虐げた側は、都合よく忘れて 笑いながら肩を組み
「まぁ許せよ」なんて 平気で言いますけどね。

許せるわけ、無いじゃ無いですか!!!アンタ、なに言ってんの!

って思うわけです。
だから、昔話にして 物語にして 敵討ちしなくちゃ 浮かばれないんです。

それを 物語なのに、物語だからこそ 綺麗事で済ませて
「そんなこと、思ってもいけないよ」なんて言ったら 浮かばれない。
自分の中の どす黒い感情を どこにも吐き出せずに 苦しくなってしまう。
子供にまで それを強いてはいけない気がするんです。
未熟だからこそ、すぐ 他人のせいにして すぐ 怒りをぶつけて
相手を傷つけ、自分も傷つく。
でも それに気がついて 「やっぱり そんな気持ちはいつまでも持ち続けると
苦しいよなぁ」って心から思えたら、卒業できる。そんな気がします。

絵本を手に取って そんな風に思いながらめくっていたら
息子がたくさんの本を抱えていました。
もう絵本って時代は遠のいて 今 ハマっているのは「銭天堂」です。
なかなか どす黒くて 良い感じです。
人気なのも うなずけます。 私も楽しみに読んでみます。


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