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自分の感情を捉え手にした「しなやかさ」と「強さ」

こんにちは。
自分軸手帳部部員&ライターの美穂です。

自分軸手帳部では、部員さん同士で手帳の使い方をシェアし合ったり、自分の手帳ライフに取り入れたりしています。
部員さんの手帳の使い方をインタビュー形式でお届けします。

▼過去のインタビューはこちらをご覧ください


今回お話を伺ったのは自分軸手帳部員歴2年目を迎えたはるかぜさんです。

プロフィール:はるかぜ
会社員。スッキリした部屋で暮らすことを目指す3歳男児の母。手帳・シール・花が好き。2023の漢字は「試」。
2022自分軸手帳公式アンバサダーとしても活躍。

Twitter:https://twitter.com/harunocaori86

何かがうまくいかないと、”〇〇がない””〇〇できない”など、「ない」という一括りで捉えがちだったというはるかぜさん。自分軸手帳で自分の感情や現状を見つめることを通じて、自己肯定感を高めながら行動を積み上げていったこの1年の様子を伺いました。
ぜひご覧ください!

「ない」より「ある」を感じる自分になりたい

美穂:
自分軸手帳を使おうと思ったきっかけを教えてください。

はるかぜさん(以下、はるかぜ):
自分軸手帳との出合いはSNSだったのですが、その後、もともと拝聴していたVoicyのパーソナリティー・尾石晴さんがハブとなるコミュニティの方々がその制作に関わっていると知り、俄然興味がわきました。
さらに魅力的に映ったのが、自分軸手帳部の存在です。学生時代から様々な手帳を使っていたこともあり、「手帳という趣味でつながれるコミュニティ」にも参加してみたいな、と。

美穂:
自分軸手帳に出合う前は、どんな風に手帳を使っていましたか?

はるかぜ:
コレ!と決めた手帳はなく、その時々で気に入ったものを、家計簿やタスク管理などに使っていました。「やったこと」も記録していましたが、感情など「自分の内面」を見つめたことはありませんでした。

美穂:
それは意外!SNSなどではるかぜさんの自分軸手帳を拝見すると、小さな気づきや感情のかけらを拾うのがとてもお上手だと感じていたので、その道のベテランかと思っていました!

はるかぜ:
とんでもない!(笑)
自分軸手帳を手に取るまでは、そもそも自分の感情が掴めていなかったんです。何がうれしいのか悲しいのかもわからないばかりか、「あれができていない」「時間がない」「どうして自分ばっかり?」と、「ない」ということにばかり目が向いていました。
そんな自分を変えたいと思ったのも、自分軸手帳を選んだ理由の一つです。あれもこれも「ない」と思っている自分から、「できている自分」にフォーカスできる自分になりたいと思ったんです。

自分軸手帳を使い始めた直後に掲げた目標

「朝活が叶わない現実」で見えてきた自分の本音

美穂:
自分軸手帳を使い始めて、そんな変化を実際に感じた出来事はありますか?

はるかぜ:
例えば、簿記の試験に関するエピソードですかね。

美穂:
確か、2022の手帳部がスタートする2021年末には、既に簿記の勉強をスタートしていたんですよね?

はるかぜ:
はい。わたしが携わる業務で簿記の知識が必要だったこともあり、会社からも受検のための補助金を頂きながら、夏の試験に向けて勉強を進めていました。
勤務時間や小さな子供がいることなどを踏まえ、「朝時間=簿記の勉強」と決めて、自分軸手帳で取り組みをチェックしていました。

予定していた「簿記」がなかなか実行できていないという現実が手帳に……

ところが……掲げた通りに朝時間を勉強に使えない。
なかなか起きられなかったり、せっかく早起きしても勉強そっちのけで手帳タイムを優先してしまったり……自分の時間をあえて逃がしてしまうような行動を重ねる自分に気づきました。
そこで、その事実をもとに深掘りしてみることにしたんです。

手帳での深掘りを通して、簿記の勉強をできなくなるように仕向けている自分に気づく

美穂:
〇✕という結果ではなく、その裏側に隠れたものを見に行った――。

はるかぜ:
以前の自分なら「あぁ、今日もできなかった」と、安易に「ない」に収束させてしまったのが、その向こう側を見つめられるようになったのは大きな変化でした。
そうして見えてきたのが――「心からこの勉強をやりたい!」と思っていない自分でした。

自分軸の目標設定

美穂:
それに気づいてしまうと、モチベーションは下がりますよね。勉強を続けることはできたんですか?

はるかぜ:
まさに。気持ちは確かに落ちました。
けれど、この勉強を通して業務に必要であることが身に付くこともわかっている。そこで、目標を「試験合格」から「必要なことを確実に身に着ける」という風に再設定し直しました。試験範囲全体を底上げするのではなく、業務に影響する部分を完璧にしようと。

目標の再設定に至る様子も手帳に残る

美穂:
本質的な発想の転換!!結果はどうでしたか?

はるかぜ:
試験自体は残念ながら不合格でしたが、自分が決めた範囲は好成績だったので満足しています。そして、その結果をもって一旦勉強を辞めることにしました。
再挑戦して合格を目指せば人事評価的なメリットもあるとは思いましたが、わたしには優先度が低いと判断しました。

美穂:
目標の再設定に、勉強の中断……手帳をきっかけにご自身の本心に向き合ったからこそできた決断ですね。――とはいえ、続けてきたことを辞める、というのはやはり勇気がいりますよね?

はるかぜ:
会社からの支援もあったので、上司に告げるときはさすがにドキドキしました。(笑)
けれど、自分の本音をきちんとつかみ、目標を再設定した時点で結果に対しては吹っ切れていたので。「がんばったけれど不合格だった」という結果とともに、業務に必要な部分はしっかり学んだこと、勉強を中断することを報告しました。

美穂:
人の目や一般論といった他人軸ではなく、ご自身の感情や価値観から紡ぎ出された自分軸で判断したからこそ、迷わず行動を貫くことができたんですね。

部内イベントで手にした行動の種

はるかぜ:
手帳による変化でもう一つ象徴的だったのは、職場での人間関係の改善でしょうか。

美穂:
ぜひ詳しく聞かせてください!

はるかぜ:
5年前に転職した直後から、コミュニケーションがうまく取れない先輩がいました。何かこちらに明確な原因があれば改善のしようもあったのですが、最初から挨拶すら成り立たないような状態で……どんどん構えて顔色をうかがってしまうような悪循環に陥ってしまって。

美穂:
そこにどのような変化が?

はるかぜ:
2022の自分軸手帳部入部直後に、書籍「7つの習慣」の取り組みを自分軸手帳を活用しながら実践するという「7つの習慣イベント」に参加しました。

そこで話されていたのが、第一の習慣「主体的である」について。

「7つの習慣イベント」のメモ

わたしたちの関心ごとは

自分がコントロールできること=影響の輪
・自分がコントロールできないこと=関心の輪

で成り立っており、「影響の輪」にエネルギーを注ぐことで具体的な行動が増え問題解決や目標に向かった前進が増える――その話を聞いたとき、衝撃を受けたんです。

わたしが毎日振り回されている「こういう反応をされた」「今日は機嫌が悪そうだ」といったことは、すべて「関心の輪」の範囲にあるものだった――。まずは関係改善に向けて「影響の輪」に集中して、わたし自身が行動してみよう、と思えたんです。

▼「7つの習慣」に関するイベントはこちら

美穂:
とても前向きですが、強い意志と勇気が必要ですね……。
実際にはどのような行動を?

はるかぜ:
具体的に「手伝えることはないか?」と聞いてみたり、子どもの話を相談してみたり、小さな会話の種を蒔き続けました。
その頃にはわたし自身の中にある「話してみたい」「関係を改善したい」という気持ちに気づけていたので、迎合するのではなく、自分が話してみたい話題を素直に相手に渡してみるようなイメージです。
行動したらその事実と結果や気づきを手帳に残していきました。途中で心が折れてしまうかもしれない……という不安もあったので、いつでもなかったことにできるように(笑)、付箋で巻末のフリーページに貼りつけるスタイルで。

「影響の輪」に集中して積み重ねたアクションが凝縮されたページ

美穂:
その分、気軽に手帳に残せますね。

はるかぜ:
気軽に残せるからどんどん手帳の上にも行動の記録が積み重なって……そして気づきが次のヒントをくれる。むやみやたらに話しかけるのではなく、過去の経験を踏まえて新たな行動を決めることができました。
過去の記録が次への勇気になって、今はその先輩ともスムーズにコミュニケーションがとれるようになりました。

美穂:
5年越しの悩みを、自分自身で1年足らずで解決できた――すさまじい変化のスピードですね!

記録し続けて湧き出てきた「やりたい」という思い

はるかぜ:
2022は「記録を通じて自己理解を深めたい」という思いを込めて、「記」という漢字をテーマに掲げていました。それを実践してこれまでお話したようなエピソードにつながったんですよね。

美穂:
「ない」と一括りにしていたはるかぜさんが確実にかわりましたね。

はるかぜ:
これまで「そんなこと思っちゃダメ・書いちゃダメ」と勝手にフタをしていた感情や思考を手帳の上で素直に解放してあげたことで「今わたしはこう思っている、こういう状態だ」ということを受け止められるようになった。すると現状把握を飛び越えて、「〇〇をやりたい」という希望まで湧き出てくるようになりました。
そんなわけで、2023の漢字は「試」。「できた」と思える回数が増えて「やてみたい!」と思えることが増えたので、良く知る相手や自分軸手帳部という安全圏から一歩外に出てチャレンジを広げていきたい、と思っています。

2023の漢字は「試」

自分らしさがない人はいないはずだから

美穂:
最後に……自分軸手帳はどんな方にオススメしたいですか?

はるかぜ:
なかなか自分に自信が持てない人、でしょうか。
自分がどういう人間なのかが分からないのだとしたら、それは「自分らしさがない」のではなく、「まだ自分自身を知れていない」だけだと思うんです。自分軸手帳を活用することで、まだ気づけていない自分らしさに気づき、自信につながるのではないか、と思います。

インタビューを終えて

手帳やSNS等の文章からにじみ出る、柔らかな雰囲気が魅力的なはるかぜさん。自分軸手帳と共に過ごしたこの一年で、その柔らかさの中に確固たる芯をしっかり育ててきた様子がひしひしと伝わってきました。
自分軸を育てることで、相手に対して必要以上の責任を負うことを手放し、しなやかに自分らしさを持ち続けることができる――それを体現したはるかぜさんの姿から、勇気をしっかり受け取ることができました。

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文責:美穂

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