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花火(直径10センチ)

夜の8時半ころ、遠くでどーん、どーん、という音が聞こえてきた。
あ、花火が上がり始めたんだなぁ・・・と思いつつも、どうせ見えないし・・と、しばらくスルーしていた。が、やっぱり見えるかも?と、玄関から外に出てみると、北の方向に花火が上がっているのが見えた!(うちから見えるサイズでは)直径10センチくらいの大輪の花火がパっと開いて、数秒後にどーんと大きな音が鳴った。直径10センチでも全然いい、家から花火が見えるなんて、なんという贅沢。。
10キロほど離れた大きめの公園で今夜夏祭りがあるのは知っていて、花火が上がるのも知っていたけど、家から見えるとは思っていなかった。ここの家に引っ越してから、毎年花火の上がる音だけを聞き続けていたので、どうせここは音だけ花火だよ・・とやや卑屈になっていた。なので、見えたときのうれしさといったら!それがたとえ直径10センチの花火でも。
びわ湖の花火大会で、観覧料金を払っていない人には見せない?ように、壁が作られたというニュースを観た。有料席のある花火大会はあるけど、料金を払ってない人には見せないって、世知辛い世の中だね・・と、アラフィフは思ったのでした。それって、飛んでる鳥に、通行料払ってね、って言ってるようなものでは?(ちょっと違うかもだけど)。まぁ、私たちは今そういう世の中に生きてるってことなのでしょうかね。。明らかに30年前とはまったく違う世の中になってきたな、と最近はひしひし感じるのは、年のせいだろうか。
とはいえ、花火に夏の終わりを感じる風流な夜でした。あぁ。日本の夏。

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