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旧約聖書を読んでみよう 2

今回も前回に引き続き旧約聖書の1章目を見ていきたいと思います

当時はユダヤ人とは呼ばず、ヘブライ人と呼ばれていた彼らですが、彼らの長 アブラハムの物語から見ていきましょう。
アブラハムはクウェートにて生活していましたが、ヤハウェによって「カナン」へ向かうように命令され妻と旅に出ました。しかし道中は飢饉の連続でアブラハムは一度エジプトへ避難することにしました。

エジプトではファラオがエジプト文明を統治していました。アブラハムは自分の妻を娘と偽り、エジプトに入国するのでした。
ファラオはアブラハムの連れている女が妻とは知らず、一目惚れしてしまいます。すると浮気の罪によりエジプトでは疫病が流行してしまいました。これに怒ったファラオはアブラハムと妻を追放してしまいました。

アブラハムは自分のグループの人数が多いことを懸念し、甥 ロトと2つにグループを分けました。ロトはヨルダンの方角にあるソドムとゴモラの街へ、アブラハムは引き続きカナンへと向かいました。

アブラハムを苦しめる問題はグループの人数だけではなく、子宝に恵まれないことでした。妻には一向に子供ができず、代わりにエジプト人の奴隷との間に子供をもうけました。
そんな中、アブラハムのもとに神の使者がやってきます。彼らは「妻には必ず子供が宿る」と予言をし、「これからソドムとゴモラの街を滅ぼしに行くつもりだ」と言いました。アブラハムは大変困惑し、使者たちに思い止まるように頼みました。すると使者は「10人の正しき賢者が街に存在すれば助けてやる」と言葉を残して去っていきました。

使者たちの予言通りアブラハムと妻の間には
イサクという子供が産まれました。アブラハムはエジプト人との子供に少しの水と食料を与えて追い出してしまいました。子供とその母親は何とか生き延びアラブ民族の祖先となったのでした。

イサクを溺愛するアブラハムにヤハウェは「子供を殺せ」と自分への忠誠心を試しますが、アブラハムは忠誠心を見せるために殺そうとします。殺す直前にヤハウェは忠誠心を認め止めさせるのでした。

そんなアブラハムも亡くなると、イサクの部下たちはイサクに似合う妻候補を連れてきました。

一方、ロトはというとソドムとゴモラの街にたどり着き、神の使者たちは迎え入れます。その夜、ならず者によって町は襲われてしまい、使者たちは街を滅ぼすことを決めます。ロトと彼の妻にはその旨を伝え、ロトの家族だけを逃がしました。

逃げる途中、つまは約束を破って振り向いてしまい、塩の柱となってしまいました。

妻を失ったロトには子供ができません。そこで2人の娘たちはロトを酒に酔わせた隙にロトと子供をつくりました。娘たちは古代パレスチナ人を含む民族の祖先となったのでした。

イサクについに子供が産まれました。名はヤコブで大人しいものの大変賢く育ちました。彼にはエサウという兄もおりヤコブは母のお気に入り、エサウはヤコブのお気に入りとなっていました。

ある日狩りから帰ったエサウがヤコブの作った煮物をせがみます。ヤコブは煮物と引替えに「長男になってイサクの後継者になれる権利」を得ました。しかしエサウが大好きなイサクですから当然エサウを世継ぎとして指名してしまいます。それに困った母はヤコブにエサウのような変装をさせたことにより盲目のイサクはヤコブの扮するエサウに世継ぎを行い死去しました。

エサウからの逆襲を恐れた母はヤコブを自分の伯父のもとに逃がすのでした。

伯父のもとで生活していたヤコブには好きな人がいました。伯父の娘 ラケルです。ヤコブは7年間の労働と引替えに娘と結婚させて欲しいと伯父に頼みました。
しかし7年の労働の後、ヤコブは姉より先に妹は結婚できないことを知りました。妹 ラケルと姉の両方を妻にやる代わりにもう1年働いてくれと伯父に頼まれ、ヤコブは仕方なく働くのでした。

結局、ヤコブと姉には7人の子供が産まれましたがラケルとの間に子供は産まれませんでした。しかし程なくしてラケルにも子供 ヨセフができ、子供たちと共にヤコブはカナンへと向かうのでした。

ヨセフとの旅の間、ヤコブはエサウが部下たち共にやって来ていることを知りました。ヤコブはエサウの逆襲を恐れましたが、エサウはヤコブの無事を確認するや抱き合いました。彼らは別々の道を歩無ことを決めたのでした。

そしてヤコブは夢の中で神のお告げを聞き、改名することにしました。イスラエルという名に。

今回は以上です。
イスラエルとはユダヤ人の1人が神によって与えられた名前だったんですね!
次回は有名なモーセの話やファラオの話に焦点を絞りたいと思います。お楽しみに!

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