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お城 庭園の楽しみ方

どうも!ハリーです。今日は観光地としても人気な「お城」と「庭園」を楽しむうえで知っておきたい知識をお伝えします。実はアマチュアですが京都でガイドをしていた経験もありますので、面白おかしく伝えることが出来ればいいなと思います。

お城の歴史

まずはお城の歴史についてご存知でしょうか?
お城のもととなったものは実は弥生時代からあったのです。弥生時代とは稲作が始まった時期なので、人々が農業の活性化を考え、土地の奪い合いを始めた時期でもありました。自分の土地を守るため、彼らは堀や柵を用いた環濠集落をつくりました

その後、朝鮮半島の1国 新羅との小競り合い 白村江の戦いを経て、日本の城は山城 城柵といった技術進化が起きました。防御や攻撃の機能を備えたこれらの城はさらに戦国時代に進化を遂げ、現代人の想像する城へと変わっていきます。また城を所有する武将の威厳やプライドを示すため、大きく豪華なつくりになったとされています。

お城の要素

お城を楽しむために知っておきたい部分が9つあります。

まずは「天守閣」。城の顔ともいえます。防御や威厳の象徴を示します。
次に「シャチホコ」です。屋根に2匹ずつある事が多いこの魚は架空の魚を模しています。これは魚ということで水を象徴し、火災の防止を祈って設置されています。
そして仕事場となる「御殿」、見張りに用いられた「物見やぐら」、使う人によって大きさが異なる「城門」、環濠技術が発展した「土塁 石垣」などが有名です。

また土塁や石垣と共に防御の要となったのが「堀 塀」です。ちなみに城の種類によってこれらの利用法は異なりました。山にあるような山城は侵入者をできるだけ中心から遠ざけるような、迂回させるような迷路式 空堀が主流で、平地の城は敵を陥れる攻撃的な堀 小堀が主流です。さらに敵を阻むものは堀や塀だけでなく、壊れやすい「橋」もあります。

そして城の中心として有名なものが「本丸」です。中心から離れれば離れるほど「二の丸 三の丸」などといった呼称になります。

庭の種類 借景式

次に日本庭園について見ていきます。日本庭園には大きく3種類に分けられます。

1つ目が「借景式」で、字のごとく「景色を借りる」ところが面白いところです。
人工的な景観×自然の風景なわけです。
例えば、山の景色×人工的な庭園景色などが有名です。この技法はかなりの庭園に応用されているので基本的な様式といえます。円覚寺の庭園がこの様式を用いており、大変綺麗です。

庭の種類 回遊式

2つ目は「回遊式」です。これも字のごとく「歩いて回れる」タイプの庭園です。日本三大庭園のひとつ 後楽園がこの様式を用いており、観光地としても有名ですね。この様式は庭園の中心に池をおき、池の周囲を歩きながら自然を楽しむことが醍醐味です。この様式と借景を掛け合わせた庭園が日本庭園の主流でもあり、大体の庭園に使われています。

庭の種類 「枯山水式」

最後は「枯山水式」です。これは大変独特ではないでしょうか?龍安寺の石庭で一躍有名となったこの形式は「禅」の考え方を庭園を用いて表しています。禅に関しては別で記事にしていますので、ぜひご覧ください!

この枯山水式はできるだけ植物や水を用いずに自然の風景を砂 砂利 岩を用いて表そうとしています。これが禅におけるシンプルさを表現しているわけです。

今回は以上です。コロナが収まり、皆さんが楽しい旅行を出来ますように!
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