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絵から分かる世界史①

どうも!ハリーです。今回から2回にわたって「西洋画」を見ていきます。クラシック音楽のときと同じく世界史を復習できる内容となっているので、学生さんや興味のある方は覗いていってくれると嬉しいです。では参りましょう!

舞台はいつものごとく古代ギリシャ

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美術の始まりは諸説ありますが、古代ギリシャからみるといいのではないでしょうか。古代ギリシャでは彫刻が数多く製造され、そのほとんどが宗教に関連するものでした。彫刻の特徴は「微笑」(アルカイックスマイル)「ムキムキ」な男性版と「優雅」「直立」な女性版がいました。ギリシャといえば神話というように神話の登場人物が多く彫られました。ちなみにこのアルカイックスマイルは日本の飛鳥時代の仏像にも見ることができます。彫刻だけではなく建築物もあり、パルテノン神殿などは現在も観光地として人気です。

ギリシャからローマへ

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時代は流れ、世界の中心はギリシャからローマへと変わります。ローマ帝国ですね。彫刻もそれに伴い進化し、動物も彫られるようになりました。コロッセウムという闘技場は人気な観光地で、当時はローマ皇帝 ネロが猛獣に人を殺させるショーでにぎわっていました。恐ろしいです。

ローマに進出した美術は勉強材料となりました。人は彫刻を見て歴史を学び、宗教画を見てキリスト教を学び、信仰しました。聖書や歴史書が読めない人にとっては目で見て分かる最高の教科書だったといえます。

ビザンツ帝国では

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そしてビザンツ帝国が隆盛したころは「ギリシャ風」「ローマ風」「ペルシア風」といった今までの集大成と呼ばれる美術が誕生しました。ビザンツ帝国で発展した美術はここからヨーロッパ全域に進出していくこととなります。

十字軍と美術

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キリスト教がヨーロッパで大成している中で、十字軍によって中東からも信者が集まるようになります。ちなみに十字軍はキリスト教信者で構成された多国籍軍でイスラム教勢力と聖地 エルサレムを取り合っていました。結局失敗するのですが・・・。

そんなころの美術は彫刻が建築物の装飾として用いられるようになります。中でも「ロマネスク」といった「動きが落ち着いた像」「石天井」「地味」なものもあり、「ゴシック」といった「派手」「ステンドグラス」「動きが激しい像」なものもありました。ロマネスクとゴシックは正反対の美術様式であるといえます。

ルネサンスとは?

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宗教革命や大航海時代、美術界では「ルネサンス」とよばれる革命が起きました。ルネサンスとは「再生」を意味しており、簡単に言うと「科学×ギリシャ・ローマ風」な美術が流行りました。絵画は聖書の内容を綺麗に描き、彫刻は科学によって判明した人体構造を忠実に再現しました。

ルネサンス期の美術家は有名な人ばかりです。ミケランジェロやダヴィンチ、彼らから学んだラファエロなどが有名です。

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宗教改革によって絵画も多様化しました。まず宗教改革とは何かというとキリスト教内の派閥化です。派手な装飾・教会で信者を集めたカトリック、地味で聖書こそすべてだと考えたプロテスタントの2種です。詳しくは解説しているので参考にしてみてください。

絵画もこの2種の派閥に影響され、カトリックっぽい派手な絵画と地味に人らしさを重視したプロテスタントの絵画が混在しました。また時代が大航海時代という不安定な時代だったため不自然に浮いていたり、体が伸びた絵もありました。庶民の不安を色濃く表現していたと言えます。

ルネサンス期の絵画を載せます。お好きな絵はありますか?

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今回は以上です。省略した部分もあるので詳細が気になった人は僕のインスタへ↓↓↓
http://Instagram.com/jiao_qing.hai

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