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住処がない?

このつぶやき読んで、自分もかなり長いこと社宅ぐらしだったことを思い出しました。
父は大手鉄鋼メーカーの営業職で、日本各地の営業所に転勤がありました。私は中学2年のとき転校を経験しています。2歳下の妹は当時小学6年で、卒業まであと半年というところでの転校でした。

時は第2次ベビーブーム。当時4棟計40世帯くらいはあった社宅の半数くらいの世帯が同じくらいの歳の子がいました。
まだ小さかった頃は、家に帰ってランドセルを置いて、外に出たら誰かしら遊ぶ人がいたものでした。学校も1学年7クラス、1クラス50人近いマンモス校です。教室が足りなくて、プレハブの校舎が増築されていました。

社宅暮らしは父が定年退職するまで続きました。
定年退職後、関連企業に再就職しました。再就職先が会社近くのマンションを家賃補助付きで用意してくれました。
(後に、大家がその家のローンを払えないから買ってくれないかというまたとないチャンスに恵まれ、その家は父のものになる)

またまた時は過ぎて、私は5年前子連れで再婚する。相手(2番目夫)は大手電力会社の社員。その会社も2、3年毎に管轄内外問わず転勤があります。各地に社宅や独身寮がある。
2番目夫曰く、入社当時は独身寮を転々とし、最初の結婚をした頃は家族寮に入っていたとのこと。
でも家族寮が閉鎖することになり、急いでアパートを探したそうだ。
急な閉鎖で、寮の家賃と新居の賃料の差額は会社持ちと聞いた気がする。

そしてコロナ禍。
在宅勤務を推奨する企業が増えてきて、出社する必要がなくなった。
企業によっては、出社時の交通費は飛行機代であっても全額補助するというではないか。
独身寮は賄い付きのところもあるらしいし、社宅の管理コストを考えたら、飛行機代を補助するほうが安上がりなのだろうか。

「住むところがなくなるの嫌」と心配する気持ちもわかります。
でもね、社宅があると変に安心して自分の家を持とうって気持ちがなくなるのよ…

子どもには、独立したら早い段階から家を持ちなさいって話すつもり。

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