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戦力外通告の分析

上司Y女史から拒否された原因を考えた。
「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」
とはよく言ったもので、
上司が拒否するのは
「私が自分の言うように動いてくれない」
→私が何をやっても鼻につく
→あくび1つでさえも許したくない
→もう何もかもが嫌になる。一刻も早くいなくなって欲しい

ということらしい。

システムへの入力が多い業務内容で、
生身の人間だから疲れもするしあくびも出る。
だからといって緊張していないわけではない。

例えば、
勤怠情報と実際の売上からみた人件費率を近づけるという仕事があった。
別店舗からヘルプに来てもらったとか逆にヘルプに行ったという場合。
本来なら店長がそのデータを上げてくれればよいのだが、
店長もなかなか忙しく、実態が売上に反映できていないことも多い。
それを修正し、誤差を近づけるということ。
その仕事で私のやり方がY女史の要望に沿っていなかったらしい。

この仕事以外にも全体的に大雑把で怠け者とみなされてしまった。
そしてこのレッテルは後の2か月間どんなに頑張ったとしても修正されることはないと断言された。

家族企業によくありがちなことと思うが、
社長の家族が細かい数字の修正や仕事の流れの構築をする。
そしてそのやり方は構築者の考え方の癖や仕事のやり方が反映される。
それを受け継ぐ他人は、
構築者の考え方の癖まで引き継がなければならない。
マニュアルがあればよいが、
「これは些細なことだし、この方法が最良だから、
マニュアルなんて必要ない」と思われたら、
後任の他人は数週間でシステム構築者の頭の中を熟知しなければならない。

「私」は「あなた」ではない。
「私」は「神」でもない。

「アルバイトでも良いから引き続き雇ってくれませんか?」
との問いには
「以前はアルバイトを入れていたのだが、
最近は正社員でやっていこうと方向転換した」
(→だから、アルバイトとして雇うことはない)との答え。
私の中で正社員は「時間をかけてゆっくり育てていく」人という認識。
最初はデータ入力仕事だけなど少しずつ仕事を任せていき、
徐々に複雑な仕事を引き継いでいく
そのための「試用期間」なのではないか。

試用期間は、雇主だけのものではなくて、
雇われる側との双方のコミュニケーションが必要なのではないか。
間違える方が悪いのかもしれないが、
どうして間違えるのかを私から聞き出して、
より良い方法を考えることも上司の役割ではないのか。
間違えは修正し、次から間違えないようにしているが、
その態度は評価されていない。
このやり方では「正社員を」育てていくことはできない。

向かいに座っているO女史(半年先輩)に
戦力外通告を受けた話をしたら
「私と同じ時期に私を含めて3人入ってきたのだけどね…」
残ったのはO女史だけだったらしい。
二人とも、職場の仕事量と時間の流れの速さに耐え切れず
辞めていったらしい。

二人のうち一人は「母の介護」理由で離職したらしいが…。

私は多分嘘だと思う。

試用期間は3ヶ月。
Y女史からの通告をうけた今は入社1か月目。
正確には3週間が過ぎたところ。
入社3日目くらいから電話も取っているし、
営業の電話もうまく断っている。
これがどんなにすごいことかは、
会社勤め経験がある人はわかってくれるだろう。
全ての仕事は1回目。でもあと2回「しか」ない。
まだ2回「も」あるとは見てもらえない。

まあいいよ。
明後日別の会社の面接がある。
私を切ったことを後悔させる働きをすることが今の私の目標(笑)


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