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いつか夜空で JI1OFOの無線局日誌

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昭和の子供が熱中した“アマチュア無線”。  「少年」は「おじさん」となり、令和の時代を迎えた今も変わる事なく夢中です。
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2021年6月の記事一覧

通信機用スピーカーについて考えてみる

モービル(車載による移動運用)用の無線機で使用している外部スピーカーを入れ替えました。 今までは、第一電波工業(ダイヤモンド)の「P810」という平板形状のスピーカーを繋いでいたのですが、それを音質に定評のあるIcom製「SP35」に替えたわけです。 無線機の電源を入れ実際に聞いてみると、二者の音質は顕著に異なります。 中音域が強調されて硬めな印象を受ける「P810」と比べ、「SP35」は低音域も有り耳に優しい聞き心地。 個人的には、後者に軍配を上げたいかな? 但し、こ

牛たんと海鮮とラジオと

仙台へ行って来ました。 あちらでの自粛要請も解除された様子なので、仕事の休みを利用して、旨い物を堪能するのが目的。 なにせご当地は、「牛タン」「海鮮」と美味なる物に事欠きませんからね。 まだまだコロナ禍が終息しない中ではありますが、優柔不断で玉虫色の政府方針を背景に、週末の仙台市街地は(私も含めて)多くの人出で賑わって居りました。 閑話休題。 今回、無線機は持って行かなかったものの、小さなラジオをバッグの片隅に忍ばせ、NHK仙台放送局は無論、東北放送、エフエム仙台らの各

世界時刻計算器

コンサイスの「世界時刻計算器」を買いました。 二枚の円盤で構成された計算尺の内側の円盤をクルクル回すと、世界の主要地の現在時刻が分かる「あれ」です。 例えば、東京(日本)の現在時刻が午前10時半だとして、円盤を回してその時刻表示に合わせると、テヘランは午前5時という事が一目瞭然で、「あぁ、今頃は朝のお祈りをしているのか・・・(知らんけど)」となるわけです。 どれだけ活用するかの頻度よりも、こうしたガジェットが、唯もう根っから好きなんですね。 by JI1OFO

これで文筆活動へ突入か?

めでたく通巻900号を迎えたアマチュア無線の専門誌「CQ Ham Radio」の記念企画へ駄文を送ったところ、7月号の片隅に載せて頂くことが出来ました。 内容は、ぶ厚かった昔のCQ誌の広告ページを切り除いて、保存の為に「スリム化」した思い出。 出版社サイドにしてみれば、丹精込めて作った我が子同然の雑誌を切り刻まれる話なので、「採用されるかな?」とも考えたのですが、私の同誌に対する一番の思い出というとこの事柄だったので、包み隠さず正直に書いた次第。 さて、これを契機に現職を

八俣送信所の巨大アンテナ群を眺める

関東地方も間もなく梅雨入りしちゃいそうなので、その前にと、ここ最近巷で話題の茨城県古河市に在る「八俣送信所」を観て来ました。 なぜ話題なのかと言うと、今年で運用開始から80周年を迎え、5月には記念式典も催されたからですね。 KDDIが所有するこの送信所は、NHKワールド・ラジオ日本を短波帯で送出している事で有名ですが、広大な敷地に設置された巨大なカーテンアンテナ群は、無線を趣味にする人間に限らず、どなたにとっても一見の価値ありと感じました。 小学生だった頃、小さなトランジ

懐かしいキットを見つけたので、迷わず衝動買い

家の近所のセカンドハンズの店をブラブラと覗いていたら、店の棚にあの懐かしの電子工作キットがあるのを発見しました。 “FCZ寺子屋シリーズ”の再販品。 物は、QRP用のSWRメーター。 もちろん、未組み立ての状態。 思わず手に取り、即購入したのは言うまでもありません。 このシリーズが姿を消してしまってから、もうどれくらいの時間が経つのでしょう? こうした自作体験をお手軽に出来るキットが少なくなって行くのは、ほんとうに残念な事です。 “Do it yourself”こそが、