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オタクは根源をもっと問わなきゃダメなのか?〜勝手に一人で哲学してろ〜

 皆様、以下のツイートをご覧下さい。

 皆様はどう感じたでしょうか。僕は初見で気持ち悪いと思いました。一年ぐらいたった今でも本当に気持ち悪いです。拗らせすぎで、マジに気持ち悪いです。
 なんでこんな肩に力入れてるんでしょうね?彼は哲学者でしょうか?「なぜアニメを見るのか?根源を問わないといけない。」だけでも、個人的にはまあキッツイですが、「差別やイジメに加担し、それを娯楽にしてしまうようになってしまう。」はもう限界ですね。何を根拠に言っているのでしょうか? 
 とりあえず彼の投げかけを考えてみた所、私は以下の様になりました。
Q.なぜ、アニメを見るのか?
A.楽しむため。
Q.楽しむためとして、何が楽しいのか? なぜ楽しいのか?
A.君は哲学者か。
 僕は速攻でサジ投げましたが、フィッターRの投げかけに真摯に答えた上で、フィッターRの問題点を指摘したノートがありますのでオススメします。

 僕は8億氏とは違った視点から、フィッターRのツイートを考えたいと思います。

①オタクの意味の変遷

 まずそもそもですが、「オタク」ってなんでしょうね?
 広辞苑には、「特定の分野・物事にしか関心がなく、その事には異常なほどくわしいが、社会的な常識には欠ける人。仲間内で相手を「御宅」と呼ぶ傾向に着目しての称。」
 とありますが、違和感ありません?「社会的な常識にかける」って部分、おかしいと思いません?
 有名人にはオタクと目されている人が数多くいます。例えば、イーグルスの田中将大であったり、歌手のGACKTです。彼らは常識にかけるのでしょうか?そんなことないですよね。
 
アニメやマンガ、ゲームが普及している現代において、「オタク=常識がない人」はおかしいでしょう。広辞苑は少し古い気がします。
 そう思って別の辞書を見ました。すると、大辞林にはこうありました。「ある分野・物事に異常なまでにくわしい人を俗にいう若者言葉。」。今の感覚だと、こっちがあってるでしょうね。
 で、僕が何を言いたいかと言うと、「オタクの意味が変わってますよ。」って事なんです。昔は「オタク=ヤバい奴」とされていました。別にそんな人達だけではないのに。
 まさに、「オタク=特定の分野・物事にしか関心がなく、その事には異常なほどくわしいが、社会的な常識には欠ける人。」でした。しかし、今は違います。「オタク=ある分野・物事に異常なまでにくわしい人」です。いや、すいません。これも少し不十分でしたね。現在では、ライトオタクという人達が存在します。
 ライトオタクとは、実用日本語表辞典に曰く、「極端にのめり込むことなく比較的軽度といえる範囲内でオタク趣味を楽しんでいる者のこと。軽めのオタク。」です。
 つまり、オタクはかつて「オタク=ある分野・物事に異常なまでにくわしくてヤバい人」だったのが、「オタク=ある分野・物事に異常なまでにくわしい人」になり、そして現在そんな人達だけでなく、「極端にのめり込むことなく比較的軽度といえる範囲内でオタク趣味を楽しんでいる者」もオタクなのです。社会的な常識にかける人達という偏見が薄まり、本当に良い時代だと思います。
 さて、フィッターRはライトオタクにも、「イジメや差別に加担することがないように、根源を考えよ」と言うのでしょうか?もし僕がライトオタクで、そんなこと言われたら、めんどくさいからオタク辞めます。少なくとも、オタクであることを公言する事は辞めますね。別にオタクでなくとも、オタクを公言せずとも、マンガやアニメは楽しめますから。 
 そして、辞めると同時にこう考えます。「オタクは気持ち悪い」と。
 以上より、フィッターRの発言は、ライトオタクの存在を無視した発言だと僕は考えます。

②オタクへの風当たりの変遷

 さて、フィッターRのツイートに、てつまがこうリプしていました。

 オタクであることで、社会からのプレッシャーを与えられていた。
 
そうなんです。昔はオタクってだけでプレッシャーが与えられていたんです。昔は「オタク=ヤバい奴」とされていたと先述しましたが、どれだけヤバい奴らだと思われていたかと言うと、宮崎勤と同類と見做されていました。
 まさに、オタクは蛇蝎の如く忌み嫌われ、バカにされていたのです。それだけならまだしも、オタク狩りと呼ばれる強盗・恐喝事件も多発しました。それの自衛としてナイフを持ち歩けば銃刀法違反で警察に捕まり、そして今度は警察にも目をつけられるようになります。
警察「あいつ、オタクっぽいな。銃刀法違反してるかもしれない。職質かけたろ。」
 こんな感じで。
 こういう時代でオタクやるには、「アニメや漫画を通して政治や社会、歴史等々の勉強をやる」みたいな感じの理屈付けが必要だったんでしょう。そこは理解できます。
 しかし、今はそんな時代ではありません。呪術廻戦と巨人がコラボできる時代なんです。声優がプロ野球のオーダー発表できる時代なんです。プロ野球選手が球団公式アカで、こういう事できる時代なんです。

 オタクやるために、「何のために見るのか?」みたいな事考えなくていい時代なんです。
 オタクだからという理由でバカにされ、蛇蝎のごとく嫌われた君達の苦悩を、今のオタクに投影するなよ。オタクだからという理由でバカにされ、蛇蝎のごとく嫌われたのは君達だ。今のオタクではない。
 なんのためにアニメを見るのか?そんな1秒考えたらわかるような事を考えるなら、その1秒を、好きなアニメや漫画をみたり、2次創作を読んだり描いたりする事に費やすのが今のオタクなんです。

③フィッターR自身はどうなのか?

 さて、ここまで読まれて、「あれだけ偉そうな事言ってたフィッターR自身はどうなのか?」とお考えになれた方もいらっしゃると思います。
 当時、私もそう思いましたし、他の人達も彼奴に言っていました。「ならば、貴様は何のためにアニメを見るのか?」と。
 しかし、フィッターRはそのリプに答えませんでした。そして、フィッターRと仲の良いルドルフやへぼやまもこの話題に参加してきましたが、「オタクさあ、、、。そういうとこだぞ。」みたいな見下しツイートばかりで、自分は何のために見るのかは誰も言っていませんでした。
 
まあ、所詮はそんなものでしょう。
 大体、漫画やアニメはどこまで行っても趣味です。たかが趣味なのです。たかだか趣味如きに、高尚な根源なんかあるわけがない。先程、「こういう時代でオタクやるには、「アニメや漫画を通して政治や社会、歴史等々の勉強をやる」みたいな感じの理屈付けが必要だった」と書きましたが、たがたがアニメや漫画を見るためだけに、そんな理屈付けをしなくてはいけなかった昔の方がおかしいのです。
 オタクというだけでプレッシャーを与えられ、それに対する自衛として、オタクをやるためだけに高尚な理由を考え、同じ事を今のオタクに対して投げかけ、挙句自分はどうなのかを聞かれても語れない。それがフィッターRです。
 何回でも言いますが、普通にキモイですね。50年ぐらいROMっててほしいです。

④結論

 長々と書いてきましたが、簡単にまとめるとフィッターRはただ単に、時代の変遷についていけてないオタクなんです。
 別の言い方をすると、厄介オタクです。
 
断言しますが、無視して大丈夫です。「なぜアニメを見るのか?楽しむためとして、何が楽しいのか? なぜ楽しいのか?」なんて哲学じみた自問せずとも、差別やイジメに加担し、それを娯楽にしてしまうようになるなんて、そんな訳ありません。
 先述した田中将大やGACKT、そしてこのノートを読んでいるそこの貴方、今まで差別やイジメに加担し、娯楽にしてきましたか?違いますよね?
 関係ないんですよ。
 厄介者の戯言なんざ、シカトしてオタク趣味を全力で楽しみましょう。
 それかネタにして嘲笑ってあげましょう。



https://twitter.com/madawooo/status/1406809262488133635?s=21&t=xUnjVKeJSFj6JqL-56Y_sw 

https://twitter.com/su22m4r/status/1406201464834322434?s=21&t=xUnjVKeJSFj6JqL-56Y_sw 

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https://aplac.net/thisweek/essay315/thisweek070618.html

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