つながりと健康長寿 vol.2

ひとは影響されやすい!?

米国の研究で、5,000人以上の人がもつ、つながりを分析した例を今回はご紹介します。

なんと、肥満は「伝染」していたのです。

もちろん、肥満は感染症ではありませんので、実際には伝染はしません。しかし、まるで「伝染」しているかのような様子が観察されています。


実は、ここにはつながりが大きく関係しているのです。人間は、関係が近い人の考えや行動様式に影響されやすいことが知られています(「行動の模倣」)。

これは、ミラーニューロンという脳内神経細胞が関与していることが、脳科学で証明されています。

肥満になるような食生活をしている友人が近くにいると、それだけで自分も同じような食生活になりやすくなるのです。

また、周囲に太った人がいると、肥満に対する認識や態度が寛容になりやすい傾向があります(「規範の広がり」)。

そのため、周囲の人は肥満を許容しやすく、結果として肥満になりやすかったわけです。

この伝染は、肥満に限らず、笑いや幸福感といったポジテイブな側面でも観察されています。


幸せそうな人の近くにいると、自分まで幸せな気分になってきたという経験がある方も多いのではないでしょうか。


このように、私たちの健康は、自身の行動や意志のみで決まるわけではなく、知らず知らずのうちに周囲の人々の振る舞いや考え方に影響されているのです。


どんどん、地域でポジティブな伝染、していきたいですね!!

多世代でポジティブ伝染が拡大すればワクワクする未来が待っています。


株式会社J.H.Wellnessはそんな伝染を促進するしくみ、作って行きます!!

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