ジョブホッパーのプチ小説
みなさん、こんにちは。ジョブホッパー宮崎です。
今回は素人ながら、ジョブホッパー観点での
プチ小説を作ってみました。
この小説は「私の実体験とは関係なく」、
完全なフィクションになります。
普段はジョブホッパーのノンフィクションを
発信していますが、今回はフィクションに挑戦してみました!
ジョブホッパー宮崎について気になる方は、
ぜひ下記note記事をご覧いただけると嬉しいです!
それでは早速、小説の世界へどうぞ!
▼小説スタート
大学を卒業してから15年、
太一は転職を繰り返してきた。
ある日、彼は最新のオフィスに到着し、
これが14社目の職場だと思い出す。
彼の名刺には、
「マーケティング・スペシャリスト」と
印刷されていたが、
その裏には無数の肩書きが見え隠れしていた。
最初の職場は広告代理店だった。
クリエイティブな環境に惹かれたが、
毎晩の残業と過度なプレッシャーに耐えられず、
わずか一年で退職した。
その後は、出版社、IT企業、飲食業界、
さらには人材派遣会社まで、多種多様な職種を経験した。
どの仕事も最初は新鮮で刺激的だったが、
数ヶ月もすると飽きが来てしまう。
「君は本当に多才だな」と言われることもあったが、
心の中では自分が何者か分からないまま
過ごしている感覚が消えなかった。
結婚生活もその不安定さの影響を受け、
離婚してしまった。
唯一の慰めは、息子の亮太と過ごす時間だけだった。
週末になると、亮太と一緒に公園で遊び、
様々な話をした。
ある日、亮太が言った。
「パパ、どうしてそんなにたくさん仕事を変えるの?」
太一は一瞬言葉を失ったが、正直に答えた。
「自分に合う仕事を探してるんだよ、亮太。
でも、まだ見つかってないんだ。」
その夜、太一は自分のキャリアについて深く考えた。
これまでの経験が無駄ではなかったことを認識したが、
それが彼にとって本当の意味での「成功」や
「幸せ」には繋がっていないことも痛感した。
新しい職場でも、
太一はいつものように仕事に没頭したが、
心の中では一つの疑問が渦巻いていた。
「このままでいいのか?」ある日、
同僚の美咲がランチに誘ってくれた。
彼女は太一よりも数歳若いが、
非常にプロフェッショナルで、自信に満ち溢れていた。
「どうしてこんなに転職を繰り返すんですか?」と
彼女が尋ねた。
太一は一瞬戸惑ったが、正直に答えた。
「自分に合う仕事を見つけたいと思って。
でも、まだ見つからないんだ。」
美咲は少し考えてから言った。
「もしかしたら、自分に合う仕事を探すんじゃなくて、
自分がその仕事に合うように変わることも大切かもしれませんね。」
その言葉が太一の心に深く響いた。
その夜、彼は自分の過去の職歴を見直し、
どの仕事でも得られたスキルや知識が、
自分を成長させてくれたことに気付いた。
そして、次の転職は「自分を見つける旅」ではなく、
「自分を成長させる挑戦」として捉えることを決意した。
翌日、太一は美咲に感謝の言葉を伝え、
新しい目標に向かって一歩を踏み出した。
彼のジョブホッピングは終わりを迎えたわけではなかったが、
その意味は大きく変わったのだ。
彼の目には新しい光が宿り、自分自身を見つめ直すことで、
これまでの旅路に対する新たな価値を見出した。
そして、太一は亮太にも教えた。
「どんなにたくさんの道を歩んでも、その全てが君を強くするんだよ。」
亮太はその言葉を心に刻み、太一の新たな姿を誇りに思った。
これからの太一の旅路は、自分自身との対話を続ける旅だった。
その旅は終わることなく、彼にとっての「本当の幸せ」を
見つける日が来るまで続くのだろう。
今回は以上になります。
試験的にジョブホッパーならではのプチ小説を書いてみました。
今後も気が向いたらプチ小説を書いてみよかな、
と思います!
最後に一言、
小説作るのって難しいっす!
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