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「善人がうまく行くとは限らないが」

この前面白いエッセイを読んだ

善人が必ずしも報われないというもの
特に中国の歴史に学んだものであった

司馬遷は顕著な人であるが、彼は非常に優秀で、善人で知られた人材だったが、時の権力者にありもしないことを原因に断罪されてしまう

そこで、宦官になるか死ぬかを問われて、彼は宦官になることを選び
その後史記を書き上げる

その中でも数々の話を書いているが、中国史ではとんでもない善人がどうしようもない人生を送ったり殺されたりしている

まさに報われないと言う形だ

もう1つはアメリカの大学の研究で善人は成功するかと言うもの
これはかなり長期にわたる研究で面白い結果が出ている

まず善人の定義だが

・人を裏切ったりはしごを外すことはしない
・嘘をなるべくつかない
・ズルをしない
・人の足を引っ張ることで成功を目指そうとしない
・親切することを喜びとする

のようなもの

さて、結果はどうだったかというと

トップクラスに成功した人

成功しない人

この2パターンは善人だったそうだ

中間層にいる人が、普通でありずるい人というもの
これは納得できる

そして、トップにいる人と最下層にいる人の違いを探ったところ
1つの法則が出たという

それは何か

トップの方は、ひどいことをされたら、その人には近づかない、あるいはもう二度と信用しない
という行動が見られた
しかし、最下層にいる人はそれでも善人を貫いたというもの

うーん、すごくないですか、、、
ちょっと唸ってしまいますが、まあこの指標は努力が入っていないからなんとも言えないけども、でもそういう結果らしい

言いたいことは、良い教育を受けてきた人ほど善人であることを学んでいくことが多い、そして、社会に出るとあまりにそうでない人とのやりとりで疲弊してしまう

しかし、そこで諦めずに、基礎は善人を貫き、しかし、ひどい相手には報復を恐れない、無視を決め込めるという強い信念が必要だというもの

非常に勉強になった

この話はもう少し掘り下げる必要があると思うのでまたお話ししたい

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