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気付いてきたこと

前回、こんな記事を書きましたが

その続きのようなことになります。

↑のnoteでは、働く、というか勤めると一言で言っても、通勤や週5回8時間勤務に耐えられる体力、通勤できる体力、ひとりで公共交通機関を使って移動できること、など、結構いろんな力が必要だよな〜と思ったことを書きました。

わたしが勤める放課後等デイサービスでは、どちらかというと、障がいを持っているとパッと見た目ではわかりづらい子が多いです。いわゆるグレーゾーンと言われるような。

見た目で,特性があることがパッとわからない子は、それはそれで大変なんです。特性があるからこその行動をしちゃったとしても、パッと見ためでその障がいを分かってもらいにくいから。

「なんでできないの」「なんでそんなに怒るの」と思われたり、単にだらしないとか、変わってるとか…

はっきり言ってどこまでが障がいでどこからが性格なのかとか、それも目に見えて線引きできるわけではありません。

でも、やろうとしてもどうしてもできないことってあって。誰でもまぁ、ありますけどね。

それが、いわゆる普通の日常生活をおくるのに困るようでは、困るんですよね。誰でもあるっていってもそれがまぁ目をつぶれる範囲なのかどうかってことですよね。

だから、やっぱり自立を目指すとなると、生活力がめちゃくちゃ大事だと思うわけです!!

ひとりで買い物に行ける。適切にお金をだせる(まぁ、最近はキャッシュレスでかなりいけるけど、それでも例えば360円のモノを買うのに、どの小銭を出していいかわからんから、毎回1000円札を出しておつりじゃらじゃらとかもなぁ…という感じ)のも大事。

買いに行って、欲しいモノを自分でみつけ、選び、買う。なければ店員さんに聞く。見つけられず、買えずに帰ってきたりということがあります。

バスや電車を乗り継いで目的地にいける。行きたいとこに自分の足で行こう!

自分で朝ちゃんと起きて身支度ができる。毎朝きちんと起きるのって大変だよねー。

困ったら信頼できる人に相談できる。信頼できる人、でないとだめよねー。

身だしなみを整えて清潔を保つ。身だしなみ苦手な子も多いよねー。直すのも人前で平気でするのも、ちよと違うしねー。

異性と適度な距離を理解して、いい関係性をつくれる。これめちゃ難しい。

距離感や関係性を理解しにくく、思い込みで接してしまい、ちょっとしたトラブルになることも…

なので、最近は、具体例をだして、子どもたち自身で考えてもらうワーク的なことに取り組んだりしています。

中学生、高校生にはなるべく現実的に起こりそうな場面をシミレーションしてもらって、そのとき相手はどう言うつもりでそう言ったのか、や、そのときこちらはどう対応するのが適切か、といったことを一緒に考えたりしてます。

「こんなときどうする?」「こんなときどう言う?」と問いかけます。その「こんなとき」は、ネットや本から事例を拾ってきたりもしますが、自分たちで案を出し合ったりもします。


また、進路に関してはそもそも自分がどうしたい、とかいうこともなかなかわからなかったり、言えなかったりすることもあります。何でもお母さんに聞かないとわかんない、というところから、なるべく自分で考え、決めるという意識を持つことも大事。


勉強も大事だけど、自立を考えると大事なことがいっぱい。

そういう、学校でも家庭でも難しい、こぼれそうだけどめちゃ大事なところを支援できると、わたしたちがいる意義があるね…と

今日は(あ、きのうだ)会社の人と話をし、いいはなししたなぁと思った1日でした。

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