見出し画像

しごとについての今年の課題は

きょうは、おしごとに関する小ばなしを…

放課後等デイサービスで働いています。

おととし、2021年の夏にパートとして働きはじめ、去年の2月に正社員にしてもらいました。ちょうど、1年くらいになります。

社員としての立場にも慣れて、どういうことをするのか、もだいたいはわかってきました。

すると。するとってこともないのですが、年始にこういうの書いてね、と紙を渡されました。


●2023年の自分の課題


むむ。ささっと書いてすぐ出せるもんではないなあと思って、おうちに持って帰り、休日にじっくり考えつつ、ふたつの課題を書きました。

それについて書いていきたいと、おもいま~す。

①発達障害についての専門的な知識などを、資格はなくても本を読むなどして勉強する必要がある。

わたしはたまたま、大学時代に心理の授業を一般教養としてとっていて、一応は資格アリになっています。

そんな授業のことなど忘れてしまっていたのですが、5年ほど前に、介護の仕事をしていたときに「資格として使えるものがないか見たいから、取り寄せて」と会社に言われ、取り寄せたことがあります。大学に成績表を送ってください、というと、その当時で20数年前の成績表が、500円か1000円か忘れましたが、それくらい払えば送ってもらえるんです。これ、結構おーってなります。

ま、それはさておき。そんな授業を受けたことさえ忘れているくらいだし、昨今の発達障害についてなどを学んだわけではないので、わからないことが多いです。

そもそも、発達障害がこんなに認知されだしたのも、わりと新しい話だし、研究も進むというか、考え方も変化したりするはずだから、いまの時代にあった考え方を知っておかないといけないかなと思っています。

子どもひとりひとりの状況は、その子によって、また時期によって様々なので、例えば「この子はこういう診断名だから、こういう特性」とか、はっきりとみんな一緒というわけでは全然ありません。こういうときもあれば、こういうときもあるし、みたいな。例えば、同じ自閉症と一口にいってもほんとに様々です。

何度も言うけど、その子その子の「困りごと」は様々ですので、その度に「こういうことがあって困った」「こういうことならできそうだよ」などとスタッフ同士で情報を共有して、支援の方法を考えたりします。

だけど、どうしても困ってしまうことがあったりして、みんなで「これはどうしたらいいのだろう…」というようなことがあるときに、助けになるのが本です。って当たり前なんでしょうけど、私は知らないことが多いので、本を読んでああ、そうなんだ、と気づかされることが多々あります。

今までで本を読んで、いちばんああそうか、と思ったことは、「周りの人に困った子、と言われる子は、その子が一番困ってるんです」ということばでした。

これを読んでから、すごく泣きわめいてしまう子や、暴れちゃう子などに接するときに、わたしは少しは心持ちが変わった気がします。

そういう場面ではこちらもその場ではとても困ってしまったりしますが、「この子自身がいちばん困ってるんだ」という意識があると、ふっと冷静になれるというか、俯瞰してみれるような気がするのです。

といってもですね、これは他人だからですよね…これがわが子ならそれもできるかどうかはなはだ疑わしい…とは、スタッフ同士でよく言います。だから本当にお母さん方は大変だと思います。

でも、でもですよ、他人だからこそのできる目線がきっとあると思うので、最近はたっくさんの本がありますから、いろんな本を読んで、「一見、わがままと言われるような行動にもちゃんとその子なりに理由があるんだな」ということを知り、その子にとっても支援する側にとっても、いい方法でいろんなことを解決できるようになれればいいなと思っています。

②子どもがトラブルを起こしたときの対処をうまくできるようになる。

トラブル的なことはよく起こります…

一緒に遊んでいるうちに、何かしらの言い合いが始まり、そのうち室内で追いかけっこが始まったり。

こんなこと言われて腹が立って、つい手が出ちゃったとか。

が、それをどうやって、「それはやったらだめだよ」「こういうときにそういう行動はよくないね」と教え、聞いてもらうか、というのがとても難しいと感じていました。けんかのときは、基本的にみんな自分は正しく、相手が間違っていると思っているわけで、そこをどう折り合いをつけて、平等に成敗?すればいいんだろうか?難しいです。

ルールとして決めていること(例えば室内を走らないとか、まずは宿題をするとか)を、どうしてもしようとしてくれないときや、みんなで外出するときに、直前にどうしても行きたくない、とダダをこねてなかなか出発できないとかも、難しい。

そんなときは、もうみんな頑固になってるから、普通に「みんなと行くと楽しいよ」とか、「これはルールだからやらなきゃだめよ」などと言っても、まあ聞かないわけです。ところが、やっぱり管理者さんや経験豊富なスタッフさんが話したりすると、ちゃんと最終的にできたりする時が多いんです。(できないときももちろんあります)

なので、どういう風に話して、こっちのペースにもっていくんだろう、と常々思っていました。

だけど、社員になってからそういう場面に出会うことも、パートのころより多くなり、すこーしだけ、パターンがわかってきた気がします。

それは、まずは、その子がある程度落ち着いてから、その子の言い分を聞くことです。どういう気持ちでそういうことをしてしまったのか、本当はどうしたいのか、をまず聞く。

で、その思いを認めてあげるそうです。「嫌だったんだね、いやと思う気持ちは全然いいんだよ。誰だってそういう風に言われたらいやだよね」というように。

だけど、そのあと「嫌だからと言って、たたいたりしてはいけないね。もしそれで相手の子にケガをさせたら大変だし、たたかれたら、あなたも嫌だよね。たたかなくても、ことばで嫌っていうことを言えるといいね。もしそれがいえなかったら、先生に言ってね。」という具合です…

すると、だいたいの子は最終的には「たたいたのは悪かった」と反省し、ごめんね、が言えたりします。

まあ、反省できない場合ももちろんあります。だけど、そういうことを日常的に何度も繰り返していると、「このことがだめだったんだな」となんとなくわかってくるようです。

何か月か通所しているうちに、年齢的に大きくなってるのもありますが、最初に比べて、おともだちとのコミュニケーションが上手になったな、とか、自分の感情をコントロールできるようになってきたなとか、けんかにならず、話し合いでなんとか自分たちで遊べるようになってるな、とか、

そういう成長が本当に見られるのです!結構びっくりほどに。そんなことできたんだね!ってスタッフ同士で喜んだりしています。

あとは、やっぱり関係性が大きいかな、と先輩スタッフさんに言われました。こどもにとって、「この人なら話聞いてもらえる」「この人はミカタだ」って思ってもらえるような関係なら、子どもは聞いてくれるはず、ということでした。

なるほど~

こうだからこう、と一筋縄でいかないことは多いですが、そりゃそうだよな、人相手なんだもんな、と思います。

だから、試行錯誤しながら、小さいことを積み重ねつつ、今年一年、また子どもと一緒にいろいろ学べていけるといいなと思っています。

まじめに終わります^^結構長くなっちゃった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?