見出し画像

タバコは手術前にやめた方が良いのか?

手術前後でやってはいけないこと、やって欲しいことがあります。
出血予防だったり、矯正のためだったり。禁煙もその一つです。

タバコは様々な有害成分が入っているのですが、原因としては血管の収縮が最も嫌われる要因です。傷口含め血流が悪くなってしまい、治りが悪くなります。全身麻酔の場合、気道にダメージを与えているのも嫌われる原因です。百害あって一利なし。タイトルに対する回答はやめた方が良いに決まってる、です。

先生によっては禁煙できないなら手術しませんという方もいます。私もタバコ吸わないし、歩きタバコ、煙、臭いも嫌いですが、それを理由で断ることはありません。リスクの説明をきっちりして本人に委ねます。
しかしこれはタバコに関わらず、いくつかの問題を含んでいます。

・身体に良いことしかしていない人なんていない
・医師が関われる部分はしれている

タバコは害でしかありませんが、メンタル面で助けられている人もいます。まぁ依存なんですけど。またアルコールもメリットはありませんが、なぜかこれはしょうがないよねみたいな目で見られることが多いです。食事、生活習慣含め全て程度の差はあれ手術や健康に全振りしていないとダメなのか?そもそもノーリスクでメリットしか無い食べ物、事柄なんてあるのか?

また、手術がうまくいかないことを望まない方はいませんが、自分が患者になった時にそれに向けて頑張れるかは提供側が把握、強要できないところがあります。

我々ができるのは情報と技術の提供です。
しかし、全てのマイナス面をリカバリーしていく程の技術も存在しません。
お互いの協力が必要です。


あ、でも臭い、副流煙は他の患者さんにもかなり迷惑です。
そういう点では断って行く方向が良いのかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?