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エンジニアを支える裏側のはなし(1/3) ~ JPTの情シス事情~

どこの会社にも1つはある情報システム部門(以下、情シス)
JPTにももちろんあります、情シス部門。
そんな情シスの中身を、3回に分けてお届けしたいと思います!

今回は、JPTの情シスがどのような体制で動いているかご紹介しましょう。

執筆者:kei.
情報システム責任者。社内の技術的サポートや新規技術の開拓、ルール等の整備を行う。たまに採用のお手伝いも。
プライベートでは野生のインターネット老人として主にVRChatに生息している。


JPTの情シスって?

JPTの情シスは1つの部門ではなく、以下2つのチームにより編成されています。
- テクニカルチーム(意思決定部門)
- 情シスチーム(実行部門)

まるで情シスを因数分解したような分け方で、あらためてよく出来てるなぁと感じてます。

さて、この2つのチームを具体的に紹介していきましょう。

テクニカルチームとは?

テクニカルチームとは、「情報システムにまつわる意思決定を行うチーム」です。情報システムに関わるあらゆる決定を行い、最終的な責任を担うチームとなります。

メンバー

  • 長尾(CTO)

  • kei(情報システム責任者)

意思決定をさらに因数分解すると、「方向を定め」「ルールを定義し」「リソースを確保し」「実装する」となります。JPTのような小さな会社では、この意思決定をいかに早く、小回りを効かせられるかが腕の見せ所でもあります。
また、親会社である日揮の情報システム部門と歩調を合わせながら、いかに「フルリモート・フルフレックス」に合わせルール整備やリソース確保を行うか、といった部分も腕の見せ所です。

情シスチームとは?

情シスチームとは、「情報システムにまつわる実行を担うチーム」です。
テクニカルチームの決定に基づき、実運用を行い、必要なフィードバックを行います。また、社内で必要なツールの開発・運用もここで行います。

メンバー

  • 長尾(兼務)

  • kei(兼務)

  • 社員3名(専属1名、兼務2名)

なんで情シスが2つに分離してるの?

さて、一般的な会社では「情報システム部」としてひとつの部門として動いている事が少なくないかと思いますが、JPTでは上記の通り2つのチームに分離しています。
結論を言えば「意思決定をいかに早く小回りを効かせられるか」、「いかにルール整備やリソース確保を行うか」、「いかに早く正確に実行できるか」に行きつきますが、次から具体的な理由を挙げていきましょう。

意思決定の権限

テクニカルチームでは、PC等のハードウェアや各種ソフトウェア・ライセンスの購買に関する決定や発注処理、および人的・時間的・物的なリソースのコントロールを行っています。
実際の導入手順の作成やライセンスの把握・各種手続きの運用といった部分は、情シスチームに権限を移譲しています。

リソースの最適化と権限の委譲

テクニカルチームは、「いつ、誰に、どれだけのリソースが必要か」という情報を常に把握している必要があります。そして、それを基に必要な決定をしていきます。
その一方、それらの情報は全員に必要なわけではありません。そのため、実行を担う情シスチームを別け、実行に専念して頂いています。
これにより、人的・時間的な意味でのリソースの最適化を行っております。

意思決定の速さ

次に、意思決定の速さです。これは情シスというより、テクニカルチームのお話になります。

JPTのような発展途上の小さな会社の場合、ちょっとした意思決定の遅さが致命傷になる場合があります。これも責任者が必要リソースを十分に確保できなかったという意味で、これもリソースの問題と言えるでしょう。

その一方で、ステークホルダーが増えるほど、方向性がバラバラになり、意思決定に時間が掛かります。また、ステークホルダーが少なすぎるほど意思決定に偏りが出ます。どちらも人的・時間的な意味でリソースの無駄と言うべきでしょうか。これに関しては、今のところ「責任者2人体制」がバランスよく安定しているように感じます。

偶然のめぐりあわせ

実は、私と長尾がオフラインで話すことは年に数時間しかなく、ほとんどの打ち合わせをチャットで済ませています。必要になって会議をセッティングした場合でも、お互い目的意識が非常に強く、「会議が始まる前に、必要な情報を見終わってしまい、結果が出てしまう」という場面があるくらい会議が速いです。 そういう意味では、運というか偶然というか巡り合わせというか、面白いものだと感じています。 笑

情シスチームの特性

最後に、情シスチームについて。
よくある「なんでもかんでも出来る人に任せる」ではなく、適性のある方に合うお仕事をお願いした結果、というのが正しいかも知れません。とてもメンバーに恵まれていると感じます。併せて、テクニカルチームが兼任で入ることで「出来ることは自分でやる」としています。

また、チームとしてフラットであり、気軽に質問したり助けてもらったりという関係性というのも大きいかもしれません。

私としては、徐々に兼務してくださる方が増えたり入れ替わっていくことでJPTそのものの成長にも寄与すると考えていますが、まだまだ先は遠そうです。

おわりに:あらためてJPTの情シスとは?

あらためて考えると、JPTにおける情シス(テクニカルチーム・情シスチーム)は、会社を守る事は当然とした上で、プレイヤーであるエンジニアさんたちに効率よく働いてもらうためのチームだと思います。

その上で、「可能な限り内製化する」、「自分たちで出来ることは自分たちでやる」が大きな特徴かもしれません。
これにより、自分たちを自分たちで理解し、成長させていくことに繋がっていると感じます。

次回予告

第2回目は「JPTの「働きやすさ」の裏側」をお届けしたいと思います。おたのしみに。

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