ポータブル電源が我が家にやってきた(後編)
この記事は、前編からの続きです。
一晩経ったらどれだけバッテリーは減ったのか
前編では、ノートパソコンとiPhone11を同時充電するまでを書きました。
その後、一晩(8時間)そのままにしておきました。
残量は1%減っていました。ディスプレイ横のオレンジのボタンを切り忘れていましたが、それでも1%程度の影響でした。新品だから当然かもしれませんが。さらに半日、オレンジのボタンを切ったまま、そのままにしてみました。
何も使わなくても、1日に1%程度は減る計算になるので、2~3か月に1回は充電したほうがよさそうです。
持ち歩き用のバッグを買ってみた
これで一通り使えることは確認できたのですが、ふと「どう管理しよう?」と思い至りました。
私は基本的に段ボール箱を取っておく派なのですが、災害時いざ持ち出すとなると、雨に濡れたら大変です。
Jackeryの公式サイトを見ていたら、持ち歩き用のバッグを見つけました。防水設計らしいので、外に持ち出すときにも安心ですね。
Amazonでも売られていたので、私はAmazonで購入しました。
実際にポータブル電源で仕事用のパソコンを動かしながらどこまで使えるか試してみた
3月11日は、東日本大震災が発生した日です。訓練を兼ねて、ポータブル電源で仕事用のノートパソコンを動かしてみて、どれだけ使うことができるのかを検証してみることにしました。
普段自宅では、会社から貸与された業務用のノートパソコンとテレビをHDMIケーブルでつなぎ、2つのディスプレイで仕事をしています。
今回は、業務用のノートパソコンをポータブル電源につなぎ、ノートパソコンのバッテリーに電源を供給しながら仕事をします。ついでに(と言っては何ですが)自宅のインターネット回線が切れたと想定し、私が持っているモバイルWi-Fiルーター(※)経由でインターネットや会社に接続することにします。
本当はテレビもポータブル電源につなぐべきところですが、ポータブル電源にあるAC電源のコンセントは1つだけなので、テレビは従来通り自宅のコンセントにつないで仕事をします。
(※)構成図には「ポータブルWi-Fiルーター」と書かれていますが、本文中では「モバイルWi-Fiルーター」と記述します。
朝7時55分。事前準備開始に合わせて実験を始めました。
私の業務開始時間は、朝ドラが終わる8時15分。「ブギウギ」の余韻とともにスタート。
特に支障もなく午前中の業務は終了。午前中はオンライン会議が2件。
お昼休みは業務用ノートパソコンはスリープ状態にし、ポータブル電源は業務用ノートパソコンへの給電を止めます。
1時間のお昼休みを終えて、13時から業務を再開。午後はオンライン会議が2件。会議の合間に14時46分を迎えたので、黙祷を捧げました。
そうこうしているうちに、会社の同僚から電話が来て、急遽30分ほど作戦会議をすることに。作戦会議後、関係者にメールを送信。
16時45分、業務終了時間となりました。
今回の実験では、業務用ノートパソコンのバッテリーを常に満充電の状態でポータブル電源から電気の供給を受ける、というパターンで試してみました。
この場合、業務用ノートパソコンだけであればギリギリ7時間半の業務ができたことになります。
ただ、今回出てきた数値は新品で使った場合の数値なので、経年劣化したらこの通りいかないでしょう。
また、モバイルWi-Fiルーターについてはポータブル電源で賄えませんでした。
実際、災害時には業務用ノートパソコンやモバイルWi-Fiルーターのバッテリーをメインで使いながら、足りなくなったらポータブル電源で充電するという使い方の方が長時間使えそう、ということはわかりました。
私は基本インドア派なのでこういう使い方をしましたが、インドア派な方でも使いようによっては便利なポータブル電源。試してみてはいかがでしょうか。
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