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自由主義がわかる10の原則

こんにちは!藤丸です。

突然ですが、
「自由主義(古典的自由主義)」って、何だと思いますか?

「よくわからないけど、難しそうだな…💦」
と思った方にオススメな、
古典的自由主義(クラシカルリベラリズム)について、
わかりやすく簡潔に説明している動画があります‼


・・・英語ですが😭💦
でも大丈夫(?)です。様々なツールを駆使して翻訳したものを、
今回、私(藤丸)なりに超訳しさらに説明も加えてみました。

※英語がわかる人は動画をご覧ください。でも記事も読んでもらえると嬉しいです。


古典的自由主義(クラシカルリベラリズム)
とは?


古典的自由主義(クラシカルリベラリズム)は、
「個人の自由」を大事にする考え方です。

古典的自由主義者(以下、自由主義者)の中では、
意見が一致しないことも多いですが(笑)、
次の「10の基本原則」はだいたいの自由主義者が同意しています。

今回はこの10個のうちの、5個を簡単に紹介します😊(残りは次回)

1,「自由」が1番の政治的価値である!

私たちは皆、さまざまな価値観を持っています。
しかし「政府は何をすべきか?」と問うとき、
自由主義者の判断には、はっきりとした基準があります。
「その政策は、個人の自由を増やすか?それとも減らすか?」
という基準です。

「自由」が増えることが大事なのです。
政府は、自由を減らすことはすべきではありません。
政府がすべきことは、
「他人への危害(他人の自由を奪う行為)を防ぐ」ことだけです。

2,「個人主義」「個人は大事」

個人主義というと、
自己中心的・利己主義的なイメージを持つ人もいるかもしれませんが、
ここでは「個人は大事」「個人はひとりの人間として尊重されるべき」
という意味です。

個人は全体よりも重要視されるべきなのです。
「公共の善」「全体の利益」のために、
「個人」を犠牲するようなことはあってはならないのです。

ちなみに、
全体のために個を犠牲にすることは、共産主義やファシズムの特徴です。
これら全体主義の体制では、個人の自由や尊厳は容赦無く無視されます。
まさに自由主義と真逆の発想です。


3,「懐疑主義」「権力を疑うこと」

権力とは、なんでしょうか?
それは、他人に「本人が望まないことでも強制できる力」です。

政府は「それがあなたのためです」と言って強制してきます。
なんて恩着せがましいのでしょう💦
でも実際は、政府自身のためであることが、とっても多いです。

自由主義者は「自分の利益は自分が一番わかっている」と考えます。
本人がやりたくないことを、他人が強制してはいけません。

政府が「国民のため」と言っても、
盲信せずに、立ち止まって自分で考えることが大事ですね😊


4,「法の支配」

1~3つ目までは「なるほど、当然だな」と思った方も、
急に馴染みのない言葉が出てきて戸惑ったかもしれません。

法の支配」rule of law

これは、とても大事な考え方です。
いつか「法の支配」だけの記事を書きたいと思いますが、
今回はざっくり書いてみます。

これは「政府の行為や法律よりも、高次元の原則が存在する」、
ということです。

たとえば、民主主義の手続きを経て新たに立法された法律であっても、
特定の層の人を差別するような法律は、
より高次の原則である「基本的人権」に反するため、認められません。

権力者は何をしてもいい、というわけではないのです。
「法の支配」がなくなると、
「権力者が自分勝手にふるまう統治」「恣意的な統治」
になってしまいます。

 
自由主義者は、法の支配の一定の原則は、
世界中のあらゆる政府に適用されるべきだと考えています。

典型的な例は、「法の下の平等」です。
人種や性別などにかかわらず、人々は同じように扱われるべきです。
だからこそ自由主義者は、
「黒人と白人は扱いを分けるべき」という法律に常に反対してきました。

ちなみに、
ナチスは当時のドイツで合憲の手続きを踏んで、
無制限の権力を手に入れました。

ナチスは違憲ではありませんでしたが、
ナチス政権下では「法の支配」は無くなってしまいました。

5、「 市民社会」

これも日本人に馴染みがない概念かと思います💦
「市民社会」とは、
家族親族や、地域コミュニティ、サークル等の自発的なグループのこと。
欧米では、教会や慈善団体が代表例です。

自由主義者は、
政府よりも家族や自発的なコミュニティの方が、
社会問題をずっと効果的に解決できる。
と考えます。

なぜなら、そのグループは政府よりも、
グループの一人一人の個人の事情がよくわかるからです。
政府には、国民一人一人の個別の事情はわかりません。

だから「市民社会」は、政府による福祉よりも、
ずっと当事者にとって良い福祉を行うこともできるのです。

要は「自助・共助・公助」の、「共助」を大事にするということですね。
やはり日本では、あまり馴染みのない価値観かなあと思います💦


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今日はここまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
わかりにくかったこと等がありましたら、コメントお待ちしています😊
「10の原則」の残りは次回に書こうと思います。

「自由主義を学ぶ会」のYouTubeも見ていただけると嬉しいです。
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                             (藤丸)


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