注文が注文を呼ぶ!木脇産業の成長戦略・上
〝未曽有の不況〞の真っ直中で迎えた平成21年。住宅・木材業界にもかつてない危機感が広がっている。その中で、国産スギ製材のトップ企業である木脇産業(株)(宮崎県都城市、木脇義貴・代表取締役社長)が、一頭地を抜く存在感をみせている。顧客のあらゆる注文に応じながら、年間10万m3を超える製材量を維持し、さらなる規模拡大を目指す勢い。構造材・羽柄材・造作材とすべてを手がけ、「木材のデパート」と形容される同社の成長力の源泉は何か――遠藤日雄・鹿児島大学教授が都城市の本社を訪ね、木脇社長