もう1回うたプリの感想
もう少しだけ語りたい・・・
驚きました。
もちろん、円盤を購入はしましたが、これはプロジェクターで見たいと。
いいのはシアターなんですが、自分ひとりなら、プロジェクターとヘッドフォン。
自分がその映像の中にいて、観客となってみたい。
アングルがね・・・3次元のライブでは決して出来ないアングルだったりするので、間近でみるというか、その視点はライブに居るっていう感覚になるアングル。
あぁ、宝くじがあたったら、シアタールームを作りたい。
あとは、声のリアル感。
口パクでもいいの。アイドルだから(甘やかす・・・)
でもね、そのアイドルの声で歌っている。
声のリアル感も良く、口パクではなく、本来の声優技術と作画のクオリティの高さではないかと思うのです。
そこに18人が居て、話して、踊って、唄う。
ドームでの演出を見ているようで、ライブのようでもあり、今の時代に合ってるなあとも感じました。
歌っていると、自分の地声が出てしまうことがあると思うのですが、スタリやカルナイはそれがない。
本当にそのキャラが歌っているということを決して外さない。
それだからこそ、キャラを好きになって、声を好きになって、すべてを好きになる。
なんていうのかな、ファンミーティングはうれしい。
でも、中の人が出て来すぎるのも、私の中では無しなわけで。
中の人を否定するわけではなく、その人が前に出てくる仕事をするのであれば、それは応援対象ですが。
キャラクターが唄う場面を、ドームライブという見せ方でシアター化する。
ドームを借り切ったような演出とスクリーンで見ることによって、ライブビューイングが完成されている、今のリアルなやり方なのかもしれません。
まずは、イントロからすでに3つのグループの共通イメージなのか、英国風。
そこで納得したのは、上品さなのかと。
他にもアイドルアニメはあるけれど、私がうたプリにはまった理由が分かった気がしました。
個人的意見ですが、他のアイドルグループは、どちらかといえばラスベガス。
アメリカの様な派手さがある。
でも、うたプリには、派手さよりも、どこか上品さがある。
ガツガツしてるのに、そう見えない。
ヘヴだって、最初は分かりやすいヒールだったのに、家族的だったり属性がありすぎて、かわいく見えてくる。
うたプリマジック。
18人が1人ずつ、分かりやすい表情でアピールしてくるところもいい。
唄が始まる前から、すでにドキドキして祈る気持ちになります。
1曲目から、鳥肌ものでした。
映画館で、一番上の位置(どうしても真ん中で見たかったので・・・)で、同じ目線になるようにしてみたのですが、これがまだいい。
本当にステージにいるメンバーを見ているようなアングルで、とあるアイドルのライブを思い出しました。
1曲目の1音目を発生する前の呼吸音。
リアルアイドルでもそれを感じるのですが、うた☆プリにもそれを感じました。
音取りもきっとそのような感じで撮られたのではないかと思うのです。
マジLoveキングダムではそれを体感することが出来ました。
それぞれの持ち歌を歌うんだけど、それがまたいい。
3つの個性が出ている。
それは、表向きの色でもわかりやすい。
アイドルカラーがあり、このアイドルの設定はこんな感じ・・という歌をもってきているのだけど、今回はそれだけじゃない。
「次はどんな曲なの?」 そんなことを思わせる楽曲でもありました。
MCも台本通りのはずなのだろうけど、なんか、アニメ撮りの台本じゃなくて、ライブMCの段取り・・的な。
MCをするならこんな感じでお願いします・・・画像はこんな感じです・・・って。
わざとらしくもあり、あざとく、そしてキャラクターを崩さないMCの流れ。
キャラクターなんだからという納得感。
衣装もあるあるで。
あの衣装はアイドルコンで絶対に着るヤツのアニメ版みたい。
スタイルはいいし、ほんの少しずつキャラに合わせて変えてある演出なんて、最初のアニメからしたら進化しすぎ。
そして、このごろのアニメで何に驚くかというと、立ち位置とか、立ち方、姿勢、走り方などの人間の持つ柔らかさが出ていること。
まぁ、ロボットアニメのようにカクカクしさ、女の子アニメのような歩き方じゃなくて、3次元を取り込んだ動き。
最初にヱヴァンゲリヲンを見たときの衝撃のようなものでしょうか?
ヱヴァンゲリヲンって、初号機と零号機、弐号機で走り方からして違う。
初号機は男の子の走り方で飛び方。
零号機と弐号機は同じ女の子なのに、これまた違う。
碇シンジならこう走る、綾波レイならそうやって飛ぶ、アスカならそうやって戦う。
手の平の動きや、指の動きが乗っている誰かを彷彿させる。
今回はそれが18人。
カルナイの時に顕著に表れていたけれど、たぶんリアルダンサーさんも4人になり切っている。
だからこその動き方だと思う。
ダンサーさんの動きが私たちの思うキャラクターの動きとあっているからこそ、そこに「カルナイ」がいた。
スタリがいた。
ヘブンズがいた。
特に蘭丸とカミュは分かりやすくて、イメージしやすいのかもしれないけれど、蘭丸の足の使い方、マイクへのアプローチ、唄い方、
これは中の人がロッカーだということもあるのだろうけれど、蘭丸そのもの。
絶対に蘭丸なら歌うときにそうするっていう動きがそこにあった。
MCのカミュもそう。
執事のようにふるまい、時々でる貴族感、姿勢で分かる立ち方、後ろ姿。
あぁ、カミュだなってわかる。
ヘブンズもスタリも人数が多いから一人一人を細かく描いていても、何度見ても見逃してしまうのだけれど、
カルナイは人数が少ない分、目に入る情報も多く、感動できる。
まぁ、推しの動きにどうしても目が行ってしまうから、そのせいでスタリはなかなか一人一人を見ることが出来ない・・・
「神宮寺レン」
声を聞けば、「とける・・」
中の人がレンになり切ってくれているからこそ、レンの声に艶が生まれて、色が出る。
ほかの中の人にも言えることだけれど、イコールではないのだけれど、イコールな存在。
同じ声色を持つカテゴリはあるだろうけれど、その人が育てたキャラでもあり、歌っていても、話していてもそのキャラのときはそのキャラの呼吸音とかきくと、
あぁ・・って思う。
私の場合、声優さんが好きだから、その人が声を担当するキャラをすべて好きか・・・と言われると少し違う。
この声、唯一無二の存在。
それが魅力なんだと思っている。
他にもアイドルアニメはあるし、同じようなものはいくつもある。
でも、やっぱり「うた☆プリ」なのだ。
アニメだからとかじゃなくて、3次元で売れている人とコラボすればいいわけでもない。
パイオニアな存在。
でも常に進化してる。
そして、変わらないでいてくれる。
それが、各グループの1曲目でもある。
コラボ曲もいい。
1曲目、オトヤとアイとヴァン。
元気印のオトヤに大人のヴァンと冷静沈着なアイ。
なのに、ヴァンはなぜかオトヤと一緒にアイをリーダーにして、まとまっていく。
ヴァンのバランス感覚とオトヤの計算のないあざとさ。
アイは年下だけど、頼られることで二人に甘えることが出来たんだと思う。
正直、元気印の曲にアイアイがどこまで溶け込めるのか・・・と思ったけれど、元気っていっても子供の元気ではなく、男の子の元気。
ポジティブな人という意味であれば、アイアイはそのデータが不足しているから、いい取り合わせだった気がする。
2曲目、ナツキとランマルとエイイチ。
ロックテイストの楽曲だから、ナツキとランマルにエイイチがどこまで食い下がるかと思っていたけれど、これまたイイ。
エイイチの声は柔らかい印象があったからかもしれないが、負けてない。
タイトルも、キャラ的にも、一番曲とあっている3人。
厨二病的シチュエーションはこの3人でないと出来ない・・・いい意味で。
3曲目、マサトとカミュとエイジ。
マイナーから入って、最後は青空へと。
水を使い、3人のイメージっぽい。
透明感のある3人だからこそ、存分にいいところを堪能できる。
あのステージもすごい。リアルでやるとしたら、まぁ、キンプリあたりかな。
ただ、高さは下げてくると思うけど。
最初は怖がってなかったかな、エイジ。メンバーに心配されてなかったかな、エイジ。
でも「これが一番きれいに見える」というカミュの一言で決まった気がする。
4曲目、レンとレイジとキラ。
三曲目は3人のイメージ通りだったこともあり、この3人は作りこんできているのが分かる。
器用なメンバーでもある。
自分を持っているのに、その場に合わせることも出来る。
だからこその歌なのかもしれない。
レンとキラはイメージ通りでもあり、立ち位置がそんな感じでもあるけれど、レイジは少し違う。
でも、レイジも本来はこっちの人間だったなぁと実感。
マラカスを持たなくても、笑顔でなくても、レイジはレイジ。
この3人はキャラが確立していて、それでいて器用なメンバーだからこそできた楽曲。
5曲目、ショウとナギとシオン。
これはもう完成されてた。何も言うことがないほどのクオリティの高さ。
演出のキャラクターとパステルポップなカクテルグラスの上で歌うシチュエーション。
完璧でした。
ショウの可愛さが前面に出ているのだけれど、それを引き出したのはナギで、シオンがパワーアップさせている。
全力の「キュンキュン」。
キャラを全うしている。
その潔さがいい。
6曲目、トキヤとセシルとヤマト。
アニメであることを思いきり活用した演出。
曲はしっかりしていて、トキヤがこの演出を楽しんでいるのがよく分かった。
楽しいだけではないチャレンジと達成感。
セシルはなんでもやってみる方に見えるけれど、オトヤやショウ、ナツキが「すごいすごい」と言ってくれる。
マサトとレンが「大丈夫」と言ってくれる。
それだけで頑張れるのではないかと思う。
ヤマドは二人に対して、やはりアニキの存在が見え隠れするかもしれないが、トキヤもセシルもショウと同じグループだけあって、
あきらめない、粘り強い。
ヤマトはそんな二人だから、筋トレも一緒にやれたんじゃないかって思う。
そして、各グループの2曲目。
ムービングステージやプロジェクションマッピング、そして特効。
リアルでも出来ないことはないけれど、アングルなどはやっぱりアニメならではだった気がする。
ヘブンズのムービングステージ。
下からのアングルもあり、上からのアングルもあり、透けて見えるあたりがリアルでもあり。
つるして動く。
これはアニメだからこそ。リアルでは少し事故率を気にしてしまう。
自分たちだけではなく、下にいるエンジェルのことも考えるとね・・・
そんな上だからこそ、大きなアクションはなく、7人がシンメトリーの動きをフルに使う。
それが下から見てもきれいに見えるのだと思う。
カルナイのプロジェクションマッピング。
これが一番驚いた。
リアルでもあるし、そのあとのステージへのドッキングはリアルでは難しいし。
でも、これがリアルで出来たら気持ちいいだろうなぁ・って。
技術さんの腕の見せ所でもある。
4人が掛け合うような曲調は今までになくて、今までだったら難しかったかもしれないが、今だからこそ唄える曲。
そして、スタリの特効。
ダンスパフォーマンスがすごい。
それはステージの上で動くからということもあるが、曲調的に一番ダンサブルでもあるから。
圧巻。
この言葉しかない。
ちょっとだけ某解散したグループのメンバー紹介の曲を思い出してしまった(全然関係ないのに)
何だろう。空気かな。
もう一回いうけど、圧巻。
決して老舗じゃない。でも、この7人のパフォーマンスは安心できるし、ドキドキ感もある。
それでいて、かわいいのだ。
来年のライブまで生きる!!
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