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【ピンクダイヤモンド】現役宝石バイヤーがレクチャー。購入前にこれだけは知っておきたい。 ~⑦本物のダイヤモンドだけど、天然ではないピンクダイヤモンド~
現役宝石バイヤー兼カラーセラピストの桃stoneです。 今回のテーマは「本物のダイヤモンドだけど、天然ではないピンクダイヤモンド」です。 ピンクダイヤモンドに限らず、カラーダイヤモンドは放射線照射されているものが多く流通しています。 知っている方からすれば拍子抜けするくらい基本的なことなのですが、知らない方が多い点でもあるので、あえて書きました。 本物の無色のダイヤモンドに、放射線照射することで、あらゆる色に変化させることができるのです。 写真は、放射線照射されたブル
【ピンクダイヤモンド】現役宝石バイヤーがレクチャー。購入前にこれだけは知っておきたい。 ~⑥ピンクダイヤモンドのインクルージョン~
現役宝石バイヤー兼カラーセラピストの桃stoneです。 今回のテーマは「ピンクダイヤモンドのインクルージョン」です。 まず無色のダイヤモンドであれば、インクルージョン(キズ)はないほうが確実に美しく、価値が上がります。 ダイヤモンドのクラリティについて説明したこんな表を見たことあるかもしれません。 一番上のFL(フローレス)が名前の通り、インクルージョン(キズ)がない、と評価されたもので、下に行くほど内包物が増えていきます。 ルーペ、肉眼両方で確認した結論(経験)とし
【ピンクダイヤモンド】現役宝石バイヤーがレクチャー。購入前にこれだけは知っておきたい。 ~⑤ブラウンがはいったピンクダイヤモンド~
現役宝石バイヤー兼カラーセラピストの桃stoneです。 今回のテーマは「ブラウンが入ったピンクダイヤモンド」です。 ピンクダイヤモンドと一言で言っても、その色は様々です。 はっきりとしたピンク、パープルが入ったピンク・・・ 詳しくは、こちら(クリック)をご覧ください。 その中でも、「ブラウンが入ったピンクダイヤモンド」は評価に迷うところだと思います。 まず、ブランが入っているピンクダイヤモンドは入っていないものと比べると、評価が低くなり、価格もその分低くなります。
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【ピンクダイヤモンド】現役宝石バイヤーがレクチャー。購入前にこれだけは知っておきたい。 ~④ピンクダイヤモンドの色の評価 fancy pinkっていいの悪いの?~
現役宝石バイヤー兼カラーセラピストの桃stoneです。 今回のテーマは前回に引き続きピンクダイヤモンドの色の評価です。 (前回の記事「③ピンクダイヤモンドの色の評価」) 前回もお見せしたこちらの表 (GIAより) 「どれを選べばいいの?」 と、思われるかもしれません。 以下は、私たちが買い付けの際などに基準にしている点です。 最初の基準となるのが「FANCY(ファンシー)」がつくかどうかです。 ファンシーがつくと、「一定以上の美しさがある」と判断しています。
【ピンクダイヤモンド】現役宝石バイヤーがレクチャー。購入前にこれだけは知っておきたい。 ~②ピンクダイヤモンドは無色ダイヤモンドより高価~
今回のテーマは「ピンクダイヤモンドは高価」です。 (前回の記事は「①ピンクダイヤモンドはこれだけ人気」) どれくらい高いかといいますと・・・ 約10倍!! (※無色ダイヤモンドも質によって価格が違いますが、当店の0.01ctのもので比較しました。) なぜ、そんなに高いのかというと・・・ 理由は産出量と需要です。 そもそも無色のダイヤモンド自体、宝石の中でも非常に高額なのです。 何百種類とある宝石の中で世界中の人が知っていますし、 婚約指輪の定番であり、 カラ