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キレイの基準は人それぞれ。美女の部屋が麗しいとは限らない。

家事代行人として、1500軒以上のお家を拝見した私の結論。
世間一般に、「独身男性の部屋は汚い」と思われているが、それは正解だし、正解ではない。

独身男性でとんでもなく荒れた部屋に住んでいる人がいれば、無印良品のグッズでセンスよくまとめて、マンションもさぞかし喜んでいるだろうと思うほど、こだわりの詰まったお部屋に住んでいる人もいる。逆に、子育て中のママさんで、床に使用済みオムツがゴロゴロと落ちていたり、キッチンの足元にフライパンが置いてあったり、足の踏み場もないほどモノで溢れ、「おぉ!」と驚愕するほど凄まじい状況の中で、お住いの人もいる。

また、チリ一つなさそうなハイセンスなお宅で「ウチは汚くて……」という人もいれば、埃と日用品と洋服とが入り乱れたお宅で「ウチはそんなにモノは多くないから」という人もいて、もうワケがわからない。こうなると、己の常識を滅して、相手の感覚に寄り添うしかない。

つまり、家がキレイか汚いかというのは、年齢、性別、既婚未婚、居住形態(マンションor戸建て)はまったく関係ない。

キレイの基準は人それぞれであるということが、様々な家を目の当たりにして、はっきりした。

結論、何が言いたいかというと、片付けのできる・できないは個人の資質に関係してくるものだから、整理収納アドバイザーとしては、その辺の細かい垣根を超えて、片付けが苦手な人や暮らしに不自由を感じている人は、エステや病院に行く感覚で、多少お金をかけてでも、専門家に頼ることが普通になる世の中になればいいのになーと思う次第である。

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