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リトルジャパン宮島②

昨日宮島へ行ってまいりました。すごいですね、宮島のにぎわい。お祭り気分。

出店も豊富で食文化も楽しめる。野生の鹿も共存していて、古き良き日本が保存されているんじゃないかな。

宮島の野生の鹿

注意点は1つだけ。参道で食べ歩きを満喫するなら、小銭はもっていったほうがいいかな。牡蠣どて焼きの店主なんか、1万円を出したら「釣りが無い!」と無愛想に一蹴されましたからね。

宮島の態度の悪い、どて焼き屋

人だからねこっちも。イラッとするよ。客だからって偉そうにするわけじゃないけど、呼ばなくても人が集まる場所での商売は態度に気をつけなきゃね。

さて、本題に参りましょう!

今日は、リトルジャパン宮島②と題して、厳島神社について記事を書きますね。


厳島神社入口の鳥居

お店が立ち並ぶ参道を抜けると、ようやく入口の鳥居に。
すぐ右手は浜辺。

厳島神社入口の鳥居

海沿いを歩いて大鳥居へ。

海沿いからの大鳥居

海に浮かぶ大鳥居


迫力の大鳥居。時間帯は11時頃。まだ少し海水は引ききれておらず、近寄るには勇気がいる。

海水引ききらない大鳥居

しかし、ここまで来たら触らなでしょ。
濡れる覚悟でタッチ。

水が引いた一瞬を狙って触るよへいと娘

大鳥居の中央は海水が残る。まるで神様が通るのを人が見守っているようだ。

大鳥居を正面から

ご本殿

厳島神社ご本殿
ご本殿への入り口
ご本殿参拝後、子どもたちと映る家族5人の影

夕方の潮が満ち始めた大鳥居

夕方の大鳥居

厳島神社は神への配慮

ここで一つトリビアを。

海にプカプカと浮かぶ社殿を創建したのは平清盛。
厳島(宮島)は「神に斎く(いつく=仕える)島」ということから、島自体が神聖視されたため(厳島は神の住む島として禁足地でした)、島の上ではおそれ多いということで、海に浮く奇想天外な社殿を建築したのだと考えられています。


平清盛は、瀬戸内の海賊を平定し、瀬戸内の水軍、海運を支配し、日宋貿易によって莫大な財を築きました。
瀬戸内海航路の要衝であった厳島はその拠点にもなっていたのです。
平家一門の隆盛とともに厳島神社も平家の氏神となりましたが、信仰の中心はこの本殿です。

記事元

島は神々のいる神聖な場所。そこに社を作るのは恐れ多いから、海上に作った。美しい話ではないか。そういう話は好物ですぞ。笑。

現代人の感覚で言うと、「こんな海の上に作らなくても」と思うのですが、そもそも陸地が神々の住む地だとすると、そこに立ち入ることはタブー。
福岡にも神宿る島・沖ノ島があるが、かつてはそのような島々が点在したのではないだろうか。

海上の鳥居も、全国に点在するらしい。

そういえば以前訪れた福岡県の芦屋という地にもあった。
厳島神社海中鳥居。

福岡県芦屋町の厳島神社海中鳥居

最後に

ここ宮島には日本の古き良き文化が保存されている。
平清盛の奥ゆかしさ?も感じられる。これこそ日本人の神を尊ぶ心。
そこはさながら、日本の文化をギュッと凝縮したリトルジャパン。

外国人観光客に「日本を知りたい」と言われたら、「TOKYO」や「OSAKA」をおすすめするよりも「MIYAJIMA」をおすすめしたほうがいいだろう。

ここには食もあり、文化もある、秋の紅葉や天然の鹿までいる。
日本を詰め込んだ島なのだ。

リトルジャパン宮島。日本を語る上で貴重な場所だ。



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